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富士登山2010 『いざ日本の頂へ!』

2010/08/01

 ついにこの日がやってきた!楽しみにしつつも怖れていたイベント。7月27日、横高ラグビー部としては第1回目となる富士登山が快晴の夏空のもと行われた。引率人数の関係で参加者は1年生のみ。私自身、昨年まで柏陽高校ラグビー部を連れて登っていたが、一昨年はTシャツ1枚で大汗をかきながらの登頂。かと思えば昨年は真っ白な雪道を防寒着を貫く凄まじい寒風に逆らいながらの登頂。富士山が天国か地獄か、それは8合目より上に行って見なけりゃ分からない!期待と不安と「状況次第で引き返す」勇気を胸に、日本の頂を目指した。

須走口5合目から登山開始

 結果はというと、やっぱり今年も面白かった。気候は「晴れ時々曇り」、というより「雲の上時々中」。なんと登りやすい快適なコンディション。しかし待ち受けていたのは、思わぬアクシデントの連続だった。以下、SPの登山日記。

 

7月27日(火) 天候 晴れ

予定通り7時40分に御殿場駅に集合(*^▽^)/  小澤コーチと林先生にも引率して頂き半日に及ぶ長い闘いがスタートしました。ほとんどが初の富士登山ということでワク×2ドキ×2という感じで、これから大変なことになるとは誰も考えていませんでした・・。

バスの中では朝がダメで寝ていたり、ぶっちゃけトークを展開していたり、iPodで映画を見ていたりなど遠足気分で各々が楽しく過ごしていました。

5合目に到着するとあまりの涼しさにびっくりw(゜o゜)w 少し値段が張りましたが杖を買いいよいよ登山スタート!というところで、いっちーがう〇ちを踏んでしまいみんなからは大ブーイング(笑) JPとりょーちんはビーサンで登山にチャレンジΣ(゜ロ゜ノ)ノ ベジータを先頭にテンション↑↑で合間に見える絶景に感動しながら歩きました。

6合目に着くと、大人組二人が集団から離れつつありましたが(笑)、まだまだみんな余裕な様子★ すれ違う登山客の方たちはじゅんぺーとりょーいちのビーサン姿にとても驚いていました(★_★) 

7合目では、ファミマでは62円の"ガリガリ君"が予想外の高額で売られていました¥ 高いところまで運んできている人のことを考えると納得の値段です♪

 

次第に緑がなくなっていく6~7合目

 さすがに8合目になると、高山病の一歩手前になりかけている人がでてきて酸素缶をひたすら吸っていました。高山病なのか?わかりませんがおのちゃんは無駄に下ネタを連発! りょーちんが大切に持ってきていたポテチは限界で破裂!! ※小澤コーチはここ(実は7合目)でリタイアし下山(ノ_・。)

9合目に着くと、最後のひと踏ん張りのために休憩を取りいよいよラストアタック!!!

会話も途絶え、下を向くばかりの9合目付近

そして・・・ついに・・・ 富士山頂に登頂!!!o(^-^o)(o^-^)o

ヘロヘロだったベジータもみんなに励まされながらゴールしました。もちろんJP&りょーちんはビーサンで!←拍手!! 少し雲がかかっていましたが日本最高峰からの景色はサイコーでした。山頂の山小屋で一休みし円陣を組んで坂東武者をうたい♪下山に向けて心を一つにしました!!

そしてここから5合目まではほとんど全力疾走!!o(><)o 途中、タクミの靴が大変なことになるハプニングもありましたが無事全員揃って下山★

家に帰るまでが富士登山!?(←"家に帰るまでが遠足"のノリで。バス,電車の中ではみんなクタクタでした(´ε`)

今回の富士登山、とても長く辛い道のりでしたがみんなの結束がより固くなったとおもいます!!ホントに楽しかったです!!!

須走口名物・砂走り  スケーティングを覚えれば楽々

スケーティングを失敗するとヘッドスライディング・・・

無事に須走口5合目まで帰還

タクミの登山靴が木っ端微塵 恐るべし富士山・・・

一緒に引率してくださった吹奏楽部顧問の林先生

『初めての富士山、正直不安だったので走り込みをして臨みました。が、予想を遥かに上回る過酷さで・・・。7合目からは気力だけでした。登頂のときも、達成感というより衰弱感で・・・。でも自分の限界を超えることができました。部員の皆さん、この経験をラグビーに生かしてくださいね!おつかれさまでした。』

根性の登頂 べジータ

『日本一高い山、富士山の山頂まで登りました。登山自体初めてだったので、登れるかどうか不安でした。実際登ってみるととてもきつく、七合目あたりでバテてしまいました。けれど、なんとか山頂までたどり着くと、雲より高い位置に自分がいるという驚きが溢れてきました。下山も一苦労で、終わったら足が痛くなりました。今の気持ちはもう登りたくないという気持ちとまた登りたいという気持ちの半々です。けれど、今回の登山は、いい思い出になりました。』

JPとちょーちんはビーサンで登頂達成。すれ違う登山客は皆口々に「・・・クレイジー!」。小澤コーチが引き返したバスの中でも、「ビーサンのヤツら見た?」と話題を独占していたとか。

JP(右)

『富士山からの眺めは最高で、本当に来てよかったです。道は険しくてめっちゃ大変だったけど結局ビーサンで登頂できたし、また一段とみんなとの仲を深めることもできて、素晴らしい一日でした。』

 

 

 

 富士登山はやはり有意義だ。何度となくネガティブな自分と遭遇する。弱音が体の底から沸き起こる。しかし仲間に励まされ、ときに荷物を持ってもらい、「あとちょっとだ!意地はれ俺!」と20回ほど自分に言い聞かせて重い足を気力で動かす。ときに妄想や歌で無理やり笑ってごまかそうと努力しても、あっと間に無言と自問自答。自分の意志や体力とは悲しいかな無関係の「高山病(頭痛)」に、突如苦しめられる。「もしこれが一人だったら、8合目くらいで諦めて折り返すだろうな」の状況を、仲間に対する責任感と意地だけで諦めずに頂を目指す。

「富士山に登ったら嬉しいだろうな」でなんとなく企画した富士登山。しかし4度目の登頂にして、あらためて痛感したことがある。「万全の準備でもアクシデントに遭遇」「己との闘い」「仲間がいるから意地を張り通す」「重く過酷な道を、前へ、前へ」「『もう限界。二度とやらない』が、喉元過ぎればまたやりたくなる不思議な感覚」、そのほか、いくらでも頭に浮かぶ二つの共通点。そう、富士登山は絶対にラグビーに似た行いだ。弱い己との対峙、己に対する連戦連勝。その過程で自然発生するチームワーク。7月27日、日本一の頂で坂東武者を歌った横高ラグビー部1年生は、確実に強くなった。

 

日本の頂で歌う「坂東武者」

 

 

 

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