神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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山口真理恵、リオ五輪から横高へ 『感じて刻め』
2016/09/23
日本女子ラグビーの一大スターであり、パイオニア(開拓者)と言って間違いない。そして、「JAPANの中で唯一海外に通用している」という表現も、Jスポーツの解説者から出たほどの日本のエース。9月23日、リオオリンピックから帰ってきたばかりの山口真理恵がはるばる横須賀高校まで来てくれた。
彼女と知り合ったのはもう10年前。まだ女子ラグビーという言葉すら耳にすることがなかった時代。もちろん、オリンピック種目になることなど誰も想像もしていない頃だった。当時私が勤めていた柏陽高校に、縁あって近くの別の公立校に通う一人の女子高生が「練習に参加させてほしい」と飛び込んできたのだ。
当時高校2年生!
自分で決めた高い夢を抱き、ほぼ孤独の努力をずっと重ねてきたのだろう。そんな魅力的な人間を柏陽の生徒たちにも感じて欲しかった。その後は練習に参加しただけでなく、柏陽のファーストジャージを着せて文化祭招待試合に出場させたこともあった。
それから程なく、彼女は自分が思い描いていた軌跡のとおり、世界に羽ばたき、日本女子ラグビー界のエースとなり、今やラグビー関係者でなくとも知っているほどのスター選手となった。
果てしなく大きな夢を堂々とみる勇気、幾度の苦難や挫折からも立ち上がる根性、全てを実現していく実行力、関わる全ての人が支援者となってしまう魅力。そんな山口真理恵という人間を、横高ラグビー部の選手たちにも是非感じて欲しいと思い、リオオリンピックから帰国後に来校のオファーをした。
その日の午前は、関東学院との合同練習だった。大雨警報の中だったが、何しろ訪れたゲストがあの今泉清さん(私が小中学生の頃のラグビー界NO1スター)と早稲田大学ラグビー部の前監督・後藤禎和さんだったので、迷わずグランドでの練習を強行した。1時間強を一気にやって終わる予定だったが、関東学院さんにとっても横高にとっても大会前の貴重な実践経験。結局約3時間近い練習となった。
さすがに泥んこ祭り状態だったので、山口真理恵が来てくれた午後はフィジカルトレーニングに変更。ウェイトなどの「フィジカルトレーニング」と「ラグビーの実際のプレー」の中間となる動き作りにフォーカスしたトレーニングセッションを行ってもらった。
アジリティーやスプリントトレーニングでは、何よりも彼女が示す見本に全員が見惚れた。とても真似できないほど高速なのに美しい動き。グランドで見せるステップやランは、この運動機能に支えられているのか。自分たちとの違いすぎる違いに驚いた。
後半はウェイトルームでフィジカルトレーニング。お互いも徐々に馴染み、追い込んでいる最中に「アップは終わり、さぁいこう!」「ほら!勝手に止めない!」と、彼女の明るく溌剌とした声に背中を押されながらいい雰囲気でトレーニングに打ち込んだ。
練習後の挨拶のとき、これは私が最も聞いてみたかった質問なのだが「サクラセブンスでNZなどの超強豪国と戦うときに、チームは、そして自分は何を考えて臨んでいるのか。どう気持ちの準備をしているのか」について話をしてもらうこともできた。
山口真理恵
『なかなか高校生の男の子と接する機会がなく、はじめは少し緊張しました。しかしみなさんの真剣な姿勢に感動し、短い時間でしたが学ぶことがたくさんありました。ありがとうございます。これから、大会も続くと思いますが悔いのないように1日1日を大切にしてぜひ、良い準備をして大会を迎えてほしいと思います。陰ながら応戦させて頂きます。また機会があれば、宜しくお願いします。』 彼女のツイッターにアップされてます↑
https://mobile.twitter.com/SoOkymarie/status/779314340180529154/photo/1
彼女のツイッターにアップされてます↑
ツバサ
『僕は山口真理恵選手のことを名前だけを知っている状態で、どういう方なのかあまり分からないまま当日を迎えました。練習が始まると優しく丁寧にわかりやすいように教えてくれてとても楽しかったです。ですが、ウェイトになった途端にとんでもなくストイックになり、驚きました。一人一人の事をよく見ていて、頑張っている選手には「いいよ!」と声をかけていてすごいなと思いました。
一番印象に残っているのはウェイトでみんながきついところに差し掛かると「みんな頑張ってるから頑張ろう!」と周りに声をかけていたところです。
周りがよく見えていて、一言でチームの雰囲気を変える。とてもすごいことだと思います。僕は生まれて初めて女性のことをかっこいいと感じました。同時に僕もこんな人になりたいと強く思いました。
今日のことを忘れず少しでも憧れの山口選手に近づけるように毎日頑張ります。本当にありがとうございました。』
若者を強く動かしてくれる原動力に、憧れとライバルの存在がある。「一流」と「真にカッコいい人間」に触れることで、その後の自分を大きく変えることができる。人間として、ラグビー選手として、横高の選手たちの心に山口真理恵をしっかりと刻んでおいて欲しい。
個別の相談にも本気で付き合ってくれました。
マネージャーももちろん大ファンに。
山口真理恵、今泉清さん、後藤前早大監督が、我らが喜よし食堂に!!
夜は佐倉慧フィジカルアドバイザーと一緒にわが家へ!!
彼女が柏陽に来ていたときのキャプテンが佐倉でした。
彼女と知り合ったのはもう10年前。まだ女子ラグビーという言葉すら耳にすることがなかった時代。もちろん、オリンピック種目になることなど誰も想像もしていない頃だった。当時私が勤めていた柏陽高校に、縁あって近くの別の公立校に通う一人の女子高生が「練習に参加させてほしい」と飛び込んできたのだ。
当時高校2年生!
自分で決めた高い夢を抱き、ほぼ孤独の努力をずっと重ねてきたのだろう。そんな魅力的な人間を柏陽の生徒たちにも感じて欲しかった。その後は練習に参加しただけでなく、柏陽のファーストジャージを着せて文化祭招待試合に出場させたこともあった。
それから程なく、彼女は自分が思い描いていた軌跡のとおり、世界に羽ばたき、日本女子ラグビー界のエースとなり、今やラグビー関係者でなくとも知っているほどのスター選手となった。
果てしなく大きな夢を堂々とみる勇気、幾度の苦難や挫折からも立ち上がる根性、全てを実現していく実行力、関わる全ての人が支援者となってしまう魅力。そんな山口真理恵という人間を、横高ラグビー部の選手たちにも是非感じて欲しいと思い、リオオリンピックから帰国後に来校のオファーをした。
その日の午前は、関東学院との合同練習だった。大雨警報の中だったが、何しろ訪れたゲストがあの今泉清さん(私が小中学生の頃のラグビー界NO1スター)と早稲田大学ラグビー部の前監督・後藤禎和さんだったので、迷わずグランドでの練習を強行した。1時間強を一気にやって終わる予定だったが、関東学院さんにとっても横高にとっても大会前の貴重な実践経験。結局約3時間近い練習となった。
さすがに泥んこ祭り状態だったので、山口真理恵が来てくれた午後はフィジカルトレーニングに変更。ウェイトなどの「フィジカルトレーニング」と「ラグビーの実際のプレー」の中間となる動き作りにフォーカスしたトレーニングセッションを行ってもらった。
アジリティーやスプリントトレーニングでは、何よりも彼女が示す見本に全員が見惚れた。とても真似できないほど高速なのに美しい動き。グランドで見せるステップやランは、この運動機能に支えられているのか。自分たちとの違いすぎる違いに驚いた。
後半はウェイトルームでフィジカルトレーニング。お互いも徐々に馴染み、追い込んでいる最中に「アップは終わり、さぁいこう!」「ほら!勝手に止めない!」と、彼女の明るく溌剌とした声に背中を押されながらいい雰囲気でトレーニングに打ち込んだ。
練習後の挨拶のとき、これは私が最も聞いてみたかった質問なのだが「サクラセブンスでNZなどの超強豪国と戦うときに、チームは、そして自分は何を考えて臨んでいるのか。どう気持ちの準備をしているのか」について話をしてもらうこともできた。
山口真理恵
『なかなか高校生の男の子と接する機会がなく、はじめは少し緊張しました。しかしみなさんの真剣な姿勢に感動し、短い時間でしたが学ぶことがたくさんありました。ありがとうございます。これから、大会も続くと思いますが悔いのないように1日1日を大切にしてぜひ、良い準備をして大会を迎えてほしいと思います。陰ながら応戦させて頂きます。また機会があれば、宜しくお願いします。』 彼女のツイッターにアップされてます↑
https://mobile.twitter.com/SoOkymarie/status/779314340180529154/photo/1
彼女のツイッターにアップされてます↑
ツバサ
『僕は山口真理恵選手のことを名前だけを知っている状態で、どういう方なのかあまり分からないまま当日を迎えました。練習が始まると優しく丁寧にわかりやすいように教えてくれてとても楽しかったです。ですが、ウェイトになった途端にとんでもなくストイックになり、驚きました。一人一人の事をよく見ていて、頑張っている選手には「いいよ!」と声をかけていてすごいなと思いました。
一番印象に残っているのはウェイトでみんながきついところに差し掛かると「みんな頑張ってるから頑張ろう!」と周りに声をかけていたところです。
周りがよく見えていて、一言でチームの雰囲気を変える。とてもすごいことだと思います。僕は生まれて初めて女性のことをかっこいいと感じました。同時に僕もこんな人になりたいと強く思いました。
今日のことを忘れず少しでも憧れの山口選手に近づけるように毎日頑張ります。本当にありがとうございました。』
若者を強く動かしてくれる原動力に、憧れとライバルの存在がある。「一流」と「真にカッコいい人間」に触れることで、その後の自分を大きく変えることができる。人間として、ラグビー選手として、横高の選手たちの心に山口真理恵をしっかりと刻んでおいて欲しい。
個別の相談にも本気で付き合ってくれました。
マネージャーももちろん大ファンに。
山口真理恵、今泉清さん、後藤前早大監督が、我らが喜よし食堂に!!
夜は佐倉慧フィジカルアドバイザーと一緒にわが家へ!!
彼女が柏陽に来ていたときのキャプテンが佐倉でした。
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