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夏の終わりの1週間 & ラグビー祭について

2010/08/31

 

 富士登山や菅平合宿の充実など、刺激と収穫に満ち溢れた夏休みもいよいよ最後の1週間。「夏の終わり」言葉の響きからすると、何ともセンチメンタル。が、今年の夏は最後の最後まで刺激に満ち溢れたものとなった。今回は少々軽いタッチで。

 

8月24日(火)

 この日は県内(横須賀外)のラグビースクールの選手2人が参加してくれました。二人とも今回で2回目。横高ラグビーの真剣ながらも明るく軽快な雰囲気を気に入ってくれているようです。みんな君たちと一緒にやりたがっているよ!受験勉強がんばれ!!

参加選手「今日もまた横須賀高校に入りたい気持ちが強くなりました。勉強がんばります!これからもよろしくお願いします!」

 と、これでこの日は終わるかと思いきや、急遽プールで遊べることに!(塩素を循環させるために)ラグビー部貸切で大水球大会。ちょっとはしゃぎ過ぎて…。でもまぁしっかり心身がリフレッシュされました。

 

 

 

8月25日(水)

 この日は住吉高校と練習試合。相手は1年生の大量加入により数年ぶりに単独チームを編成することができ、これから勢いに乗ってくる旬なチーム。迎え撃つは横高1年生チーム。ただし司令塔ケンタと大黒柱コボちゃん抜き。どれだけ高校からスタートした選手たちが夏合宿の成長を証明し活躍できるか、大切な試合となりました。

 結果はというと、オリンピックの残忍なビッグヒットなど目立つ場面もありましたが、偏りなく全員が活躍・機能して「68-7」で完勝。横高で一生懸命先輩に着いていくと、このくらいの結果は自然と出るんだという自信を得ることができました。住吉の皆さん、遠いところありがとうございました!お互い成長して、またやりましょう!

いっちー

「チームとしてはケンタもコボちゃんも抜いた状態でよく戦えたと思います。しかし自分のフィットネス不足を痛感しました。SHとして仕事を果たせるように頑張っていきたいです。」

オリンピック(ゲームキャプテン)

「主軸抜きの1年生だけのチームでしたが、みんな夏前より成長して、とても良い試合ができて楽しかったです。」

 

 

8月26日(木)

 いよいよ夏の本格的な練習も大詰め。この日は横高の戦術を支える基礎の部分をとにかく徹底復習しました。連日の猛暑日で気力を振り絞っている中でしたが、この日はゲストとしてタマリバクラブの大岡選手が参加してくれました。タマリバは過去6年で5度日本一になっているまさに日本のトップクラブ。将来的に指導者を目指している大岡選手の方から希望して参加してくださいました。セブンス経験も豊富な大岡選手らしく、抜き合いの駆け引きなどを中心に熱のこもったコーチング。BKはたくさんの刺激をいただきました。

タマリバ大岡選手

「選手の皆さんのひたむきでまじめな姿勢が素晴らしかったです。皆すごく意識が高くて、いい目をしていて、何かを学ぼうとする姿勢が伝わってきました。今後も失敗を怖れず、妥協せずに頑張ってください!これから始まる花園予選。チームの目標をクリアできるように頑張ってください!

 3年生は悔いが残らないように、いっぱい考えていっぱい悩んでいっぱい練習してほしいと思います。ダイスケ、このチームがどうなるかは君の意識が鍵だよ。本日は本当にありがとうございました。私自身もすごくいい刺激を受けることができました。また練習や試合も応援に行かせていただきたいと思います。」

 

 

8月27日(金)

 いやー良く頑張った2010夏!ということで、一度は7月に計画したものの雨天中止となっていた「海」へGO! 場所は三崎口の三戸海水浴場。想定よりも小さかったために、予定していたビーチタッチラグビーなどはできませんでしたが、見事なほどに貸切プライベートビーチ状態!童心に帰り?いつもどおり?ハイテンションで、とことん海遊びを満喫しました。

ボビー(パッションリーダー) 写真は開会宣言

「3年ぶりくらいに久々の海。めっちゃ楽しかった!!日焼けで背中がヒリヒリするけど…。きつかった夏の練習も終わったし。今日の海での息抜き区切りとし、秋の大会に向けて気持ちを戦闘モードに切り替えていきたい。これからの練習をいっそう大切にしていきたい。海、楽しかったーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 実はこの日から29日まで2泊3日で、U16関東選抜候補合宿が埼玉県で行われ、神奈川県を代表してケンタとコボちゃんが参加しました。参加者は関東8県から約80名。久我山や茗渓、日川や流通経済大柏などの超強豪校ばかり。2人にとっては魅惑のビッグチャレンジとなりました。

ケンタ

「この合宿では‘JAPAN’という単語が頻繁に出ていました。自分では遠い話だと思っていたけど、JAPANの測定をやり、練習をやり、元日本代表の方々の話を聞いて、現実的な目標へと変わっていきました。日本が海外のチームを倒すために掲げているテーマ『低く、速く、激しく』は、自分たちが各上の私立を倒すために欠かせないことだと思いました。最終日のセレクションマッチではタックルやずらしなど、自分の出したいプレーを萎縮せずに出せたので良かったです。いい経験ができたで終わらせずに、自分の足りないところ、伸ばすところをしっかりして、U17にまた参加できるよう、意識の高い生活を送って生きたいです。」

コボちゃん

「この合宿は高校日本代表の第一次選考会も兼ねていて、また2016年のオリンピックや2019年の日本開催のワールドカップに向けての選手の育成も目的とされたものでした。この合宿に呼ばれたことを知ったときはとても嬉しく思いましたが、その日が近づくにつれてプレッシャーや不安な気持ちが大きくなって、しまいには家族に『行きたくない…』なんて言い出す始末。しかし『どんなことをやらせてもらえるのか?どんなにすごいやつ等が来るのか?』と期待も大きくなっていきました。そんな期待や不安を抱いたまま、1日目が始まりました。

 1日目は計測を中心に行われました。この計測は現在日本代表が行っているものと同じ『JAPANスタンダード』の計測だそうです。内容は柔軟性のテストやシャトルラン、経ち幅跳び、60m走、コア(姿勢)、7ミニッツテストなどをやりました。とても暑いコンディションでしたが(会場は日本一暑いといわれている熊谷市)、こんな機会もめったにないと思い、すべての種目を全力でこなしました。しかし次の日に発表された結果では、自分より上の人が複数いて、悔しい思いをし、上には上がいるということを実感しました。

 2日目はセッションを中心としてメニューでした。日本代表のキャップを31も持つ梶原さんを中心に豪華なコーチ陣がタックルやブレイクダウンなどについて教えてくれました。前日のミーティングであった、日本代表が2019年のワールドカップでベスト4に入るためのキーワード『低く、速く、激しく、走り勝つ』の4Hを意識した内容になっており、基礎的なことでしたがとてもためになるセッションでした。

 そして3日目はセレクションマッチ。関東各県の強豪校からやってきた選手たちの多い中で、公立校の自分たちがどこまで通用するのかを試す絶好の機会。俺とケンタは同じチームで頑張りました。自分は得意のランでゲインをしたり、ケンタもずらしを決めてみせたり。それぞれ自分のできるプレーをできるだけ見せました。自分は自分のチームの担当コーチに褒めてもらうことができ、とても嬉しかったです。

 終わってみると、とても良い体験だったなと思います。今回学んだことを忘れずに、チームで頑張って勝利に貢献したいと思います。」

 

 

8月28日(土)

 この日は保土ヶ谷ラグビー場で「横浜ラグビースクール」「鎌倉ラグビースクール」との合同練習。横浜さんからも鎌倉さんからも、ありがたいことに横高が依頼される形での実現。中学生向きのメニューと考えず、リクエスト通りに普段の横高メニューを一緒に行いました。全体練習後はポジションごとにSHのパスやコンバージョンキックなど一緒に練習。とてもいい雰囲気ができました。この日で夏の全体練習は終了!

スミケン(熱心にアフターで指導)

「とてもよいグランドで練習ができてよかったです。中学生に教える立場になって、自分でも基礎が確認できました。」

T I(鎌倉RS卒業生)

「2年ぶりにスクールを見たら、みんな上手くなっていたびっくりしました。是非横高に来てくださいね!」

JUN(横浜RS卒業生)

「今回、横浜ラグビースクールと合同練習をして、こっちが体格で勝っていてもパスなどのスキルの高さには自分たちも学ぶところがありました。これから力をつけて、また自分たちを見たときにみんなが目を輝かせて『横須賀高校に行きたい』と思えるようなチームになりたいです。

 横須賀高校は公立ですが、私立に負けないぐらい環境に恵まれています。松山先生は練習だけでなく、効率の良い筋肉のつけ方や栄養指導など、たくさんの必要なことを教えてくれる他にはいない先生です。さらに今年は富士山へ登ったり、自分たちで映画を作って文化祭で上映したり、何でもありの部活です。ラグビーは本当に真剣に打ち込んでいますが、他にあるたくさんの学校行事や日々の生活もかなり充実しています。一人でも多く横須賀高校に来てください!最後に、今年こそ横ラグに優勝を!」

 

 

8月29日(日)                                 

 夏休み最終日。この日は神奈川県2年生選抜と東京都2年選抜の交流試合が行われました。相手は久我山・東京・本郷など、全国クラスの強豪校の選手がたくさん。実は近年、神奈川は東京に全く歯が立たない状況でした。参加選手は約50名。横高からはバンブー、さむらい、T I、ポンヒロ、まっすー(選抜試合初参加!)の5名が参戦。それぞれの思いを秘めて強豪・東京に立ち向かいました。結果はというと、見事に数年ぶり?の優勢で終えました(20分×4本)。

バンブー(Aチームプロップとして活躍)

「今回の東京都の試合は、集中力との戦いでした。熱い人工芝の上に立っているだけでも疲れそうでした。序盤はFWで近場をつきまくって2トライを取りましたが、その後ミスをしてあっという間に2トライ取られ、追いつかれました。ついに終盤、相手陣相手ボールスクラム、ここでボールを取らなきゃ勝てないと重い、いつも以上にパックを強めにし、神奈川FW一つとなって組みました。初めは相手のアーリーエンゲージで組みなおし。次はペナルティーが気になって相手のつっかけが遅くなるので『よし、これは勝った』と思いました。そして思ったとおり相手の出は遅かったです。その隙をつき、首を取り、押し込みました。そのおかげか相手BKにプレッシャーがかかってミス。こぼれ球を味方が拾ってトライ。1本目の試合を勝利することができました。今回の試合、初めは緊張しましたが、楽しかったです。」

T I

「東京のFWは体格が大きく、なかなか1回のタックルで倒すことができませんでした。もっと体を作って強いタックルをできるようにしたいです。」

さむらい

「東京のFWは大きく、タックルに入るのにビビってしまいました。そんな情けない自分を鍛えなおしていきたいです。」

まっすー

「選抜の試合は初めてだったので、とても不安でした。FWはみんな大きくて正直ビビりました。自分もそうですが、低いタックルをできる人があまりいなかったので、自分は低くてスピードのあるタックルができるよう、タックルを極めていきたいです。」

ポンヒロ

「東京のBKラインのツメは、今まで見たどのチームよりも速くてとても驚きました。あのツメよりも速くて強いラインアタックができるようになりたいです。」

 

 充実と収穫の夏。大きなケガもなく、花園予選に向けて大きく大きくステップアップすることできました。確実に強くなりました。抽選会は9月1日。心の底から楽しみです。

 

 

ラグビー祭について

 さて、最後に2010年度のラグビー祭についてご案内させていただきます。日時は9月11日土曜の午後、会場は大津グランド。今年はラグビー祭の内容をガラリと一新させていただきます。

 メインは例年のとおり、現役試合(vs少年工科)やOB戦(OB同士。できたら年齢別に2~3試合行いたいです。試合時間や強度は年齢別で優しく?調整しますので、すべての年代の皆様のご参加を期待しております!)。それに加え、ゴールキック大会(誰でも参加可)やタグラグビー大会(5歳~15歳)、パスコンテスト(○○限定)、クイズ大会(父母会企画)などを予定しています。つまり、現役やOBの皆様だけでなく、現役OB問わずすべてのご家族の皆様、横高ファンの皆様、横高ラグビーに興味のある方、通りすがりの方…など、ありとあらゆる方が参加し、楽しめるフェスタにしたいと思っております。「横高ラグビーファミリー」としての愛着を強める幸せな一日にしましょう!ご協力よろしくお願いいたします!

イメージの参考として、柏陽で作り上げたスタイルを紹介しておきます。ご覧ください。

http://hrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=119

 

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