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三浦国際市民マラソン参戦!

2011/03/08

 第29回三浦国際市民マラソン。学年末試験明けの3月6日、横高ラグビー部は全員でこの有名な大会に参加した。基本はハーフ(21㎞)の部、ただし体重90kgオーバーのフロントのみ10㎞の部にエントリー。そもそもなぜ参加したかというと、「面白そうだから」。これだけ。富士登山と同じ動機かもしれない。「フィットネス強化」や「チームワーク育成」は、後から結果としてついてくるもの。面白そうなものはまずやってみる。今回はあまり堅いことや小難しいことは抜きにして、楽しむつもりで会場となる三浦海岸に集合した。

  マラソン名物・ランナー満員電車を降りると、三浦海岸駅前はすでにお祭りモードで露店がひしめく。コースの起伏が激しいため、この大会ではタイムは期待できない。しかし絶景や変化に富むコースがこのレースの人気を高めているのだろう。
 
 ハーフの部召集の20分前、「よし、みんなで試合前風に円陣でも組んで気合い入れてスタート地点に向かおうか」と構えているが、ウォームアップに出かけたはずの1年生が、なぜか全員帰ってこない。ストレッチをしながらバカな話をして盛り上がる2年生。このとき、1年生がしたたかにも2年生(と私)を置き去りにして前方の優位なスタート位置をとっくに確保しているとは、全く知る由もなかった…。召集5分前「もしかして1年、俺ら置いて前の方にスタンバってんじゃね…?」と、ようやく現実に気づき慌てて召集位置に。時すでに遅し。2年生は1年生より遥か後方の最後尾からスタートすることとなってしまった。
  
 マラソン名物・コスプレランナー。 これがまた速いんです・・・。

 スタートからは、それぞれが自分のペースで完走を目指した。この三浦マラソン。意外と制限時間が厳しい。この起伏の激しいコースで、制限時間は2時間20分。これを越えると、完走とはみなされない。試験休み明け、しかも3月は厳しい個別体重ノルマと戦っているところだ。もともと20㎞走ること自体に不安を持つ者もいたが、誰しもが制限時間への不安を抱きながら走った。 

 結果はというと、4名が無念の制限時間オーバー(収容車は何とか振り切り、自力でゴール到達)。ちばちんといっちーの僅か2名を除く全員が、この1年間で一度だって10分と走ったことのない私に敗れてしまった。3月末まで我慢して体重と筋肉量を増やしたら、3月末からはみっちり走ってもらいましょう…。
  
ちばちん(1時間33分)
『後期試験が終わって直後のハーフマラソンは体力的にとても辛いものでした。あまりの辛さに何度も立ち止まりそうになりました。けれど、ラグビーの練習に比べたら辛くなんてないと思えてきて最終的には完走することが出来ました。このハーフマラソンは僕の心身を成長させてくれました。』

 
きゃべつ
『今日については、3ヵ月前にはとても楽しみにしていました。いつも走り込みしていたのが、このマラソンのコースだったからです。しかし、ここ数ヶ月は体重を増やしたため、不安でたまりませんでした。9時37分のスタートの合図から2時間20分のタイムリミット。これをクリアするのを今日の目標としました。
 
富士山も綺麗に見えました。
 13Kmまでは三浦の美しい景色(地元ですが)を楽しみながら走ることができました。バルタン星人や大根のコスプレをした人の速さには驚かされました(笑)ところが、前半飛ばし過ぎたせいでピタリと足が止まってしまい、ラグビー部に背中を叩かれながら抜かれまくる羽目に…。あと1Kmのところで残りが6分になってしまい、完走が危ぶまれましたが、残り41秒でなんとかゴールできました。達成感と疲労でいっぱいです…。来年はマイペースに、もう少し余裕を持って完走したいです。』

ヒロシ
『駅に着いた時には余りにも人が多くて驚きました。初めの10キロは割と余裕を持って走れたので周りの景色を見たり出来たのですが、後半10キロは前半から続いた起伏の激しいコースに足をやられ、結果は惨敗してしまいました。しかしレースではコスプレランナーがいたり、コース横で応援してくれる方が沢山いたりと、とても賑やかであたたかい雰囲気だったのでとても楽しく走りきることが出来よかったです。…でもまた参加したいかと聞かれたら今は素直に首を縦には振れないかもしれません(笑)』

  

 沿道の人からの声援が響く。「ガンバレー!!」「あと少しだよ!ファイトー!」21㎞のコース上のほとんどの箇所で、無数の老若男女が心から応援している。頑張って溌剌と走っている姿を見ると、自分も気持ちがいいのかもしない。それでも、他に見返りなどあるわけもないし、相手はそもそもあかの他人たちだ。それでも心の底から純粋に応援の声を張り上げる。その姿を目にし、その気持ちを想像すると、心の底から嬉しくなる。
 かつて湘南国際マラソンに出場した際に目にして真似させてもらっているのだが、私は沿道の人から拍手をされると、「そちらも」と沿道の人たちを称える拍手で応えている。自然と笑みも溢れてくる。今回のレース中もほとんどの時間で笑顔で手を叩きながら気持ちよく走らせてもらった。
 
 数か所攣りかけながらのゴール。ご褒美の景品は、「Tシャツ」「三浦大根」「温かい気持ち」「達成感」。称え合う仲間がいれば、後ろの二つは倍増する(もしビールがあれば酔いしれて3倍増だ)。マラソンはラグビーの次に好きだ。この幸せな感覚、走ってみなきゃ分からない。来年は保護者の方も是非!
  


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