神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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あの日以来の『対抗戦』 vs柏陽高校
2011/10/09
両校にとって忘れられない歴史的な試合。2010年4月11日、横須賀高校は関東大会予選で県立ナンバー1座をかけて柏陽高校(当時は監督松山)と戦い、「5-5」抽選負けを喫した。その翌週、横須賀高校は監督松山体制となり、横高ラグビー部にとっては一つの時代が切り替わった。
http://hrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=136 (参照:柏陽高校HP)
1年半の時を経てあの日以来の対戦。横須賀高校はチャレンジャーとしての試合。公的にはただの「練習試合」だ。花園予選直前という時期を考えると、「花園予選への最終調整試合」とも考えられる。しかし両校にとって、この試合は絶対に公式戦。名をつけるなら「対抗戦」だ。
ラグビー特有の精神、「毎年〇月〇日に対戦し、勝っても負けても『あっぱれ』と相手を称える。それで完結」それが対抗戦。英国のバーシティーマッチ『オックスフォードvsケンブリッジ』や早慶戦(11月23日)、早明戦(12月第1日曜)などがそれに当たる。残念ながら現代からは対抗戦の考え方が希少なものとなり、総当りリーグ戦やボーナスポイントなどの勝ち点制(こんなものがあって本当に目の前の相手をリスペクトできるのか??)が主流となっている。
試合前のミーティング、この試合が伊藤先生(現柏陽監督)から1年生時にラグビーの世界に誘ってもらった深い御礼と、1年半前のリベンジと、公立ライバルとして共に挑戦の日々を送る相手へのリスペクトの気持ちを込めた「対抗戦」であることを再確認した。
キックオフから柏陽の気迫と考え抜かれたアタックに対して防戦一方。長い時間をゴールライン付近で守り続けた。ファインカバーDFなどであと一歩を譲らず、やっと何とか敵陣へ。低く刺さり続ける柏陽に苦しみつつも、夏合宿で培ったアタックでインゴールを陥れた。
その後は意図通りのゲームメイクでそつなく追加得点。精度が足りないプレーでミスが続くこともあったが、課題としていたペナルティーも少なくゲームを支配した。
最終スコアは「59-0」の完勝。しかし対抗戦らしく「切れた(諦めた)」「集中力を欠いた」「メンバーを落とした」などというものは皆無。お互い最後まで全力を尽くした緊張感のある試合となった。
タイチ
『本当に勝てて良かったです。自分達にとって柏陽は熊坂組が負けたチームなので、因縁の相手でした。向こうもアップの時から凄い気迫で、タックルが下に刺さり続けて来て厳しい場面が多かったです。でも、横須賀は気持ちの部分で負けたら全ての部分で負けるのと同じなので、こっちも相当気合が入ってました。結果だけを見れば大勝かもしれませんが、お互い気持ちが入っていたので本当にいい試合でした。この時の気持ちを忘れずにまた次に活かします。柏陽の皆さん、試合をしてくれて本当にありがとうございました!!』
ショウヘイ
『熊坂組の時戦って負けて以来の柏陽戦。公式戦と同じ気持ちで試合に臨んだ。柏陽の激しい気迫のこもったプレーに押される場面もあったが自分たちのやりたいゲームメイクが出来てよかった。もう花園予選まですぐだからミスを修正しながら仕上げていこう!』
試合後 キャプテンスピーチと部歌・スリーチアーズの交換
横高を日本のどこよりも意識し、その一戦にすべてを懸けてくる柏陽高校。勝者ができれば敗者もできる。スコアによっては満足感や屈辱感も生まれる。しかしその根底に、相手へのリスペクトが確かに存在する。そんな素晴らしい試合となった。柏陽高校の皆さん、本当にありがとうございました。
2006年の柏陽休部状態からの復活から今までOBとして柏陽を支え、横須賀ラグビースクールコーチとして横高のメンバーも育ててくださった石戸さん(現横高ラグビーMGのお父さん)が、翌日から大阪に転勤となりました。両チームで寄せ書きボールを差し上げました。
http://hrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=136 (参照:柏陽高校HP)
1年半の時を経てあの日以来の対戦。横須賀高校はチャレンジャーとしての試合。公的にはただの「練習試合」だ。花園予選直前という時期を考えると、「花園予選への最終調整試合」とも考えられる。しかし両校にとって、この試合は絶対に公式戦。名をつけるなら「対抗戦」だ。
ラグビー特有の精神、「毎年〇月〇日に対戦し、勝っても負けても『あっぱれ』と相手を称える。それで完結」それが対抗戦。英国のバーシティーマッチ『オックスフォードvsケンブリッジ』や早慶戦(11月23日)、早明戦(12月第1日曜)などがそれに当たる。残念ながら現代からは対抗戦の考え方が希少なものとなり、総当りリーグ戦やボーナスポイントなどの勝ち点制(こんなものがあって本当に目の前の相手をリスペクトできるのか??)が主流となっている。
試合前のミーティング、この試合が伊藤先生(現柏陽監督)から1年生時にラグビーの世界に誘ってもらった深い御礼と、1年半前のリベンジと、公立ライバルとして共に挑戦の日々を送る相手へのリスペクトの気持ちを込めた「対抗戦」であることを再確認した。
キックオフから柏陽の気迫と考え抜かれたアタックに対して防戦一方。長い時間をゴールライン付近で守り続けた。ファインカバーDFなどであと一歩を譲らず、やっと何とか敵陣へ。低く刺さり続ける柏陽に苦しみつつも、夏合宿で培ったアタックでインゴールを陥れた。
その後は意図通りのゲームメイクでそつなく追加得点。精度が足りないプレーでミスが続くこともあったが、課題としていたペナルティーも少なくゲームを支配した。
最終スコアは「59-0」の完勝。しかし対抗戦らしく「切れた(諦めた)」「集中力を欠いた」「メンバーを落とした」などというものは皆無。お互い最後まで全力を尽くした緊張感のある試合となった。
タイチ
『本当に勝てて良かったです。自分達にとって柏陽は熊坂組が負けたチームなので、因縁の相手でした。向こうもアップの時から凄い気迫で、タックルが下に刺さり続けて来て厳しい場面が多かったです。でも、横須賀は気持ちの部分で負けたら全ての部分で負けるのと同じなので、こっちも相当気合が入ってました。結果だけを見れば大勝かもしれませんが、お互い気持ちが入っていたので本当にいい試合でした。この時の気持ちを忘れずにまた次に活かします。柏陽の皆さん、試合をしてくれて本当にありがとうございました!!』
ショウヘイ
『熊坂組の時戦って負けて以来の柏陽戦。公式戦と同じ気持ちで試合に臨んだ。柏陽の激しい気迫のこもったプレーに押される場面もあったが自分たちのやりたいゲームメイクが出来てよかった。もう花園予選まですぐだからミスを修正しながら仕上げていこう!』
試合後 キャプテンスピーチと部歌・スリーチアーズの交換
横高を日本のどこよりも意識し、その一戦にすべてを懸けてくる柏陽高校。勝者ができれば敗者もできる。スコアによっては満足感や屈辱感も生まれる。しかしその根底に、相手へのリスペクトが確かに存在する。そんな素晴らしい試合となった。柏陽高校の皆さん、本当にありがとうございました。
2006年の柏陽休部状態からの復活から今までOBとして柏陽を支え、横須賀ラグビースクールコーチとして横高のメンバーも育ててくださった石戸さん(現横高ラグビーMGのお父さん)が、翌日から大阪に転勤となりました。両チームで寄せ書きボールを差し上げました。
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