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『自分だけが頑張ればいい』 vs日大高

2012/01/17

 多くを考える必要はない。ただの力不足。ケガもミスも何もかもを含めてのチーム力が不足していただけだ。1月15日、新人戦準々決勝、日大高校戦に「19-13」で破れ、岩田組のベスト4奪還はならなかった。



 試合開始早々にエースであるFBダイキが負傷退場した。「戦術の大きな前提が崩れた」の言い訳も、二大会続けて同じ事を言うと指導者の情けない過ちだ。エースの存在に依存したチーム作り・戦術構成が間違っていたと言うより他はないだろう。他の主軸3名がケガで出場していないのも、やはり実力だ。「柔軟性、反射能力、予測力、筋力、巧緻性、コンタクトスキル」これらの能力が足りなかったから、ケガをしただけだ。これらを高めることが出来なかったのも、やはり指導者の責任。
 

 開始早々からターンオーバーを奪って先制PG。奇策に出ずとも互角かそれ以上に戦える感触を掴んだ。しかし「インゴールノックオン」→「PKノータッチ」という心理的な脆さでゴールを背負うと、日大のスキルフルなランニングに抵抗できずに失トライ。直後にダイキが離脱し、「ロングキック」と「外展開」という選択肢が消えた。
 その後はジュンペイの個人技などで応戦するも、近場を攻め続けるだけで決め手なし。飛ばないキックとタックルミスが日大に勢いとチャンスを与え続け、生命線のブレイクダウンでも再三のターンオーバーを許した。最終スコアは6点差だが、完全なる敗北。
 


 自力不足。タックルミスも、飛ばないキックも、キャッチミスも、ケガも、一人ひとりの実力が足りなかっただけ。二大会連続で同じ敗因となったのは、指導者の頭脳と指導力が足りなかっただけだ。
 「努力しているのに」は、努力したつもりになっているだけで、努力の量とリアリティが足りなかったということだ。


 いまやるべきは、一人ひとりが己だけを見つめること。ベクトルは自分にだけ向けること。他人はどうでもいい。自分の力がもっとあれば勝てただけだ。チームの足を引っ張ってしまったのか、チームを牽引できなかったのか。プレーヤー、マネージャー、指導者、すべての各個人が、しばらくの間は自分だけが頑張ればいい。自ら沸き立った一人ひとりの猛烈なる努力と自己変革。真の信頼関係や絆、チームワークは、きっとそこからしか生まれない。
 関東予選開幕まで、あと3ヶ月。


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