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『MGの日』&『横三地区交流試合』

2012/03/14

 3月6日はMG(マネージャー)の日。なぜ3月6日かというと、アルファベットのmとg(下の輪がくっつかない書き方の方)を90°と180°ひっくり返してみると3と6になるからという適当な思いつきだ。まぁ理由は何であれ、日頃からチームを支えてくれるMGに感謝の気持ちを伝えるにはちょうどいい機会となった。


 私の方からMGに対しての要求レベルは高い。いわゆる「女子マネさん」的な水汲みと擦り傷の手当などはどうでもよく、3年間で選手と一緒にスキルアップし、目標に向かって努力するMGになってほしいと入部段階から伝えている。求めるのは「トレーナー」兼「栄養アドバイザー」兼「総務」兼「グランドアシスタント」というイメージ。MGが時々選手のことを「部員さん」と言っているのも、あえて「それはプレーヤーのことか?」と聞きなおしている。MGも部員なのだから、選手のことをそう呼ぶのはおかしいだろと。
 そんな目で彼女たちと接しているから、おそらく他のチームの女子マネよりもはるかにシビアな感覚を押し付けられている。だから精神的には他の部のMGよりもきっときつい。ただでさえ、目標やモチベーションを見失いやすい職種だ。選手から言われる些細な「ありがとう」に小さく喜び、「私たちの存在って…」と思える言動に大きく傷つく。そんな中、選手と共に雨や砂嵐に打たれながらグランドに立つ。
 そんな彼女たち。「選手のフィジカルデータ管理」や「コンビニ・ファーストフード店栄養成分一覧表作成」など、私からのリクエストでこれまでも多様な仕事をこなしてきた。


 この冬のある日、私が驚かされる出来事があった。彼女たちから「相談があるんですけど…」と言われたので、内心は「モチベーション不足の悩みか選手とのトラブルかな?」と予想していた。ところが内容は全く違った。
「私たちで必死に考えたんですけど、これ以上選手たちを支えるアイデアが思いつきません。早稲田大学や立教大学でMGやトレーナーが何をやっているか知りたいんですが、連絡して話を伺ってみてもいいですか?」
私の取り次ぎが完了するや否や早稲田大学のマネージャーや立教大学のトレーナーと連絡を取り、色々とアドバイスを受けてイメージの幅を広げた。すぐには言葉が出てこないほど、彼女たちの成長に心底感心した。
 これからもきっとモチベーションを見失ったり、傷ついたりすることはあるだろう。それでも心優しいプレーヤーたちと一緒に、笑顔を絶やさずに共に戦う同志であってほしい。よろしくね。
 

りほ
『正直、辛いときもあります。私の「精一杯のサポート」がみんなに届いてるのか不安に思うときもあります。でも、水を渡したときやテーピングやアイシングをしたときに言ってくれる「ありがとう」この一言だけでもとっても嬉しいです。私もみんなへのたくさんの「ありがとう」を、みんなのサポートを全力ですることで返したいと思います!
これからもたくさん勉強してスキルアップします。』

みさ
『色紙、すごく嬉しかったです。マネージャーになって1年が経とうとしてます。正直こんなあたしがマネージャーで申し訳ない思いでいっぱいですし、自分の方がみんなに感謝したいくらいです。部員のみんなが求めていることができているのか、みんなに感謝されるような値のことができているのか、いろいろ不安だし、たくさん悩みます。
ですが、みんなを一生懸命サポートしたいですし応援したいです。成長もしたいです。いつも練習を見ててすごい尊敬します。本当に。だから、テーピングをきれいにしっかり巻けるようになったり、少しでもみんながラグビーをやりやすいようにしたり、自分ができることを少しずつ増やしていきたいなと思いました。』


ななほ
『春から三年生になり、今まで以上に時間が大切になってくると思います。私は自分のできる限りのことをして、日に日に成長していくみんなのことを応援したいです。』

なつみ 
『ラグビー部のマネージャーになってからもう一年たとうとしています。3月6日はほんとに驚きました!!驚きすぎて顔には出てなかったと思いますが、本当は色紙なんてもらったの初めてだし、部員や先生の心遣いや一つ一つのメッセージがとっても嬉しかったんです!ありがとうございました(TT)

やっぱり部活をやっていると辛いときやふとした言葉で悲しくなるときもあります。仕事がうまくできなくて他のマネージャーや部員の足引っ張っちゃうときとかは申し訳ない気持ちでいっぱいになっちゃうときもあります。
そういうこともありますが私はやっぱり優しい、部員とマネージャーに恵まれていて、自分も成長できて、試合に勝ったときなどの喜びを共有できるこのラグビー部に入ってよかったなって思ってます!
私なんかまだまだ全然だめだめなマネージャーですが(T^T) これから関東大会に向けて習い事や勉強とうまく両立して部員と一緒にマネージャーとしてもっと成長していきたいって思ってます(*^o^*) これからもよろしくお願いします!』


 さて、今度は3月11日。日本にとっては特別なこの日(東日本大震災)、横三地区交流試合という初の?試みが行われた。内容は、横須賀、横須賀総合、追浜、津久井浜の4校のすべての選手が集まり、すべてごちゃ混ぜになってチームを編成して戦うというもの。普段は敵同士だが、この日は同じ地区で戦う同志としての絆を深める素敵な機会。1年生試合、2年生試合、アフターファンクションと行い、その日出会った者同士で話し合い、助け合い戦う(3月11日らしい)素晴らしい経験となった。

自己紹介後はウォームアップから全て話し合いで決定。





タツヤ
『今回の交流試合では、いつもより積極的にプレーができたと思いました。アタックでは迷いなくプレーできたし、ディフェンスでは、引きぎみにならず前にでてタックルができたと思いました。今回得た貴重な経験を今後に生かしていきたいと思います。』

 
エイイチロウ(左・1年生試合マンオブザマッチ、右は2年生試合キャプテンのシュウヘイ)
『初めての交流試合で、他校と同じチームになってプレーする事ができて、何か大切なことを感じた気がしました。試合中、しゃべってコミュニケーションを取ることで一つのプレーが出来るのだと思いました。僕は、初めてマンオブザマッチに選ばれて、びっくりしたけれど、これはチームのみんなのおかげだと思いました。これからは、より貪欲になって練習に励んで、この気持ちを忘れずにプレーしたいと思います。』
 


乾杯の音頭はMGから

次に会うときは敵同士です。


いよいよ勝負の春を迎える。4月3週目(3回戦)から始まる関東大会予選に向けて、最高の過ごし方をしたい。



お知らせ
① 3月19日18時オンエアの『夕なび湘南(JコムTV)』に再び横高ラグビー部が登場します!オンエア中の生電話ありです。
② トレーニングジャーナル4月号(3月10日発売)に、横須賀高校ラグビー部が考える『基本・練習・戦術』についての特集が4ページにわたり掲載されています。

そして③ 横高のエース・ダイキが3回の合宿を経て、このたび関東選抜メンバー22名に選ばれました(最終候補52名の合宿に神奈川から呼ばれたのは桐蔭9名+ダイキのみ)。東北・北海道選抜との試合に臨みます!


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