神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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日大高戦 『あと1mの後悔』
2013/04/22
10回やったら1回は勝てる。運や流れの占める割合の大きなスポーツとは異なり、ラグビーにはあまりそういうケースはない。実力が違えば、10回やっても10回とも強きチームが必ず大勝する。ラグビーとはそういうものだ。
関東大会予選3回戦、相手は県3位の日大高校。都県オール神奈川に過去最多9名が選ばれるなど煌びやかな才能がひしめき、新人戦のスコアからは「今年はナンバー2」という評価もある。横高対日大の下馬評は「0:10」。「50点差以上つくのでは?」という予想すら耳にしていた。
日大は想像通り強かった。攻守ともに完敗だった。しかし、あと1歩。正しく計測してもあと1歩分の前進で、誰も予想しなかった大番狂わせを起こすことができていた。あと1歩、すなわちあと1m。
後半24分、スコアは「7-10」僅か3点のビハインド。トライ数で負けていたため、正面のPGを放棄し、僅か1mのゲインを目指してそこから5分間もがき続けた。
しかし、ついに届くことはなかった。ペナルティーでボールを失い、ロスタイムが4分経過した後にダメ押しの失トライ。最終スコアは「7-15」。伊藤組の関東予選は終わった。
新人戦で関東学院に「3-36」という屈辱的スコアで大敗を喫した。12月から3月まではグランド改修工事、4月に入ったら平日は全ての練習を「新入部員勧誘」だけに費やした。限られたスペース、限られた時間、そんな中で、自分たちにできる地道な努力を積み重ねてきた。
日大戦のスコアは「7-15」、直近3週間なら中等戦は「12-7」、本郷戦は「20-17」、明中戦は「10-12」。司令塔にしてキャプテンのトモマサをケガで欠く中で、伊藤組は確かに成長と努力の跡を残した。
トモマサ
『雨の中たくさんの応援ありがとうございました。新人戦が終わってから三ヶ月が経ち、チームとして確実に成長できていると思います。けれども、あと一歩のところで勝利を逃してしまいました。そして、自分はそれを外から見ていることしか出来ませんでした。申し訳なさと悔しさでいっぱいです。試合では「あと一歩」でしたが、その差をひっくり返すのはとても大変です。大きな悔しさ、そして少し見えた希望を胸に、これからも一生懸命練習して行きます』
アサト
『この日大戦での負けは、勝てる自信があったからこそとても大きなショックをうけましまた。今も試合のことを思い出すと悔しくて、くやしくてたまらないです。公立高校としてのプライドを持っているのでなんとしても勝ちたかったが、
あと一歩足りないところで勝てなかった、そんな試合でした。その、あと一歩は公立と私立のラグビー部に対するモチベーションの差なのか、単なる技術の差なのか、大きいか小さいか何なのかわからないその一歩を、秋までの長い期間に全員で探しながら、1人ひとりが今の自分より心身共に成長した姿になり、チームとしても横須賀という名前を背負っても誇れるようなチームになって秋にはシード権を取り返し少しでも良い結果を残せるように頑張っていきたいです。』
リョウスケ
『本当に悔しかったです。でも本当に先生の言ったとおり伊藤組が目指して練習してきたことは一つもムダになっていないとも思いました。そしてベスト4のチームに勝つにはまだあと一歩足りないものがあるということも分かりました。この試合の悔しさをバネにして秋に向かってチーム一丸となって頑張りたいと思います。』
ヒロタカ
『今回の試合では、スクラム、モール共にうまくいかず、自分のやるべきことが果たせませんでした。また相手のDFに適応出来ず、あと一歩でトライというところを逃してしまいました。まだまだ力不足なので体重を増やし、課題修正と共に成長します。』
では、日大戦をいかに総括するか。日大戦の日の夜、ほとんどの選手が湯船や布団の中で、「あのとき・・・」と何度もタラレバをつぶやき、叶わなかった逆転の妄想に虚しさを感じたはずだ。
「成長の証明」は客観で十分。主観的には「悔しさと後悔」だけでよい。もっと体を鍛えておけば、もっと体重を増やしておけば、もっと走りこんでいれば、もっと・・・、もっと・・・、俺が・・・。どの想いも、きっと正しい。
その気持ちを晴らすべく、シード8校より早く花園予選に向けてリスタートを切ろう。メンバーの大部分が高校からラグビーを始めた伊藤組だからこそ、この先ののびしろは計り知れない。
臥薪嘗胆。歓喜と感動は、秋まで取っておいたことにしよう。
関東大会予選3回戦、相手は県3位の日大高校。都県オール神奈川に過去最多9名が選ばれるなど煌びやかな才能がひしめき、新人戦のスコアからは「今年はナンバー2」という評価もある。横高対日大の下馬評は「0:10」。「50点差以上つくのでは?」という予想すら耳にしていた。
日大は想像通り強かった。攻守ともに完敗だった。しかし、あと1歩。正しく計測してもあと1歩分の前進で、誰も予想しなかった大番狂わせを起こすことができていた。あと1歩、すなわちあと1m。
後半24分、スコアは「7-10」僅か3点のビハインド。トライ数で負けていたため、正面のPGを放棄し、僅か1mのゲインを目指してそこから5分間もがき続けた。
しかし、ついに届くことはなかった。ペナルティーでボールを失い、ロスタイムが4分経過した後にダメ押しの失トライ。最終スコアは「7-15」。伊藤組の関東予選は終わった。
新人戦で関東学院に「3-36」という屈辱的スコアで大敗を喫した。12月から3月まではグランド改修工事、4月に入ったら平日は全ての練習を「新入部員勧誘」だけに費やした。限られたスペース、限られた時間、そんな中で、自分たちにできる地道な努力を積み重ねてきた。
日大戦のスコアは「7-15」、直近3週間なら中等戦は「12-7」、本郷戦は「20-17」、明中戦は「10-12」。司令塔にしてキャプテンのトモマサをケガで欠く中で、伊藤組は確かに成長と努力の跡を残した。
トモマサ
『雨の中たくさんの応援ありがとうございました。新人戦が終わってから三ヶ月が経ち、チームとして確実に成長できていると思います。けれども、あと一歩のところで勝利を逃してしまいました。そして、自分はそれを外から見ていることしか出来ませんでした。申し訳なさと悔しさでいっぱいです。試合では「あと一歩」でしたが、その差をひっくり返すのはとても大変です。大きな悔しさ、そして少し見えた希望を胸に、これからも一生懸命練習して行きます』
アサト
『この日大戦での負けは、勝てる自信があったからこそとても大きなショックをうけましまた。今も試合のことを思い出すと悔しくて、くやしくてたまらないです。公立高校としてのプライドを持っているのでなんとしても勝ちたかったが、
あと一歩足りないところで勝てなかった、そんな試合でした。その、あと一歩は公立と私立のラグビー部に対するモチベーションの差なのか、単なる技術の差なのか、大きいか小さいか何なのかわからないその一歩を、秋までの長い期間に全員で探しながら、1人ひとりが今の自分より心身共に成長した姿になり、チームとしても横須賀という名前を背負っても誇れるようなチームになって秋にはシード権を取り返し少しでも良い結果を残せるように頑張っていきたいです。』
リョウスケ
『本当に悔しかったです。でも本当に先生の言ったとおり伊藤組が目指して練習してきたことは一つもムダになっていないとも思いました。そしてベスト4のチームに勝つにはまだあと一歩足りないものがあるということも分かりました。この試合の悔しさをバネにして秋に向かってチーム一丸となって頑張りたいと思います。』
ヒロタカ
『今回の試合では、スクラム、モール共にうまくいかず、自分のやるべきことが果たせませんでした。また相手のDFに適応出来ず、あと一歩でトライというところを逃してしまいました。まだまだ力不足なので体重を増やし、課題修正と共に成長します。』
では、日大戦をいかに総括するか。日大戦の日の夜、ほとんどの選手が湯船や布団の中で、「あのとき・・・」と何度もタラレバをつぶやき、叶わなかった逆転の妄想に虚しさを感じたはずだ。
「成長の証明」は客観で十分。主観的には「悔しさと後悔」だけでよい。もっと体を鍛えておけば、もっと体重を増やしておけば、もっと走りこんでいれば、もっと・・・、もっと・・・、俺が・・・。どの想いも、きっと正しい。
その気持ちを晴らすべく、シード8校より早く花園予選に向けてリスタートを切ろう。メンバーの大部分が高校からラグビーを始めた伊藤組だからこそ、この先ののびしろは計り知れない。
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