神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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逗子葉山RS合同練習 『未知との遭遇』
2013/07/10
2年ほど前、逗子の町を歩いていると、ふと通り過ぎた掲示板に「逗子葉山ラグビースクール誕生。生徒募集」といった内容のチラシを目にした。「横須賀ラグビースクール、鎌倉ラグビースクール、横浜ラグビースクールの3つに囲まれたこの地でスクールを立ち上げるのは、相当厳しいだろうなぁ」と感じた。ただ、その立ち上がろうとする情熱と覚悟に心を打たれたのを覚えている。
7月7日七夕、2年前は想像もしなかった合同練習が実現した。発起人である鈴木壇校長の熱に動かされて人が集まり、充実の活動を続けている逗子葉山ラグビースクールの生徒が横高グランドに集まった。
スクール生の内訳は、幼稚園生(保育園生)が8名、小学校1・2年生が8名、3年生~6年生が8名。私にとっても横高の生徒たちにとっても、ラグビーのコーチングや交流としては未知の対象。楽しみでもあり、「いったいどんな内容を選び、どう説明すればいいのだろう」の不安があった。
私自身、「一日コーチ」といった名の普及活動で、社会人から中学生までなら、多くのチームに接してきた。頭の引出しには100を越えるメニューがあり、対象に応じてアレンジすることはすぐに可能だ。が、小学1年生や幼稚園生を対象として考えたメニューは、私の引出しにはただの1つも入っていない・・・。
そんな中でなんとか想像して作り上げた練習計画は、「日常行っているものが5割、その日限定メニューが3割、生徒考案メニューが2割」といったところだ。
セッションの目標は「知識や記憶ではなく、感覚的な何かを子どもたちに残す」こと。「楽しかった!」「笑った!」「ちょっと怖かったけど達成感があった」「高校生はすごかった!」といったことが、頭の中で言語化されずとも心の隅に残れば成功と考えた。
コーチングのポイントは、技術どうこうではなく、「ともに笑い、ともに喜び、楽しむこと」と「高校生はすごかった!のインパクトを残すこと」だ。
アキヒコ
『今回の経験は初めてでした。前日にミルキー担当を任されたとき、どうしたら楽しんでもらえるか悩みました。自分の記憶を頼りにメニューを考え、当日を向かえ、逗子葉山ラグビースクールのみんながとても楽しそうにやっていたので安心しました。今回の経験はとても自分にとっていい経験になったので無駄にしないようにしていきたいです。』
最後まで子どもたちの集中力が切れることはなかった。次々に変わるメニューに対し、一生懸命頭を使って理解し、積極的に走り回ってくれた。
開始からちょうど2時間後、安堵感からか充実感からか、最後に横高のチームアタックを披露するのをすっかり忘れてセッションは終了した。
小学1年生、幼稚園児に何をどうやって教えるのか。ここでは、高校生にとって今までの「当たり前の感覚」は通用しない。一つひとつについて、幼稚園児の思考を想像して言葉を選び、どんな強面の高校生も柔和で多弁でユーモラスなキャラクターに変身しなければならない。
幼稚園児という未知との遭遇は、16~18年の自分史において初めて現われた未知の自分との遭遇でもある。逗子葉山RSとの交流のおかげで、横高の生徒一人ひとりが、自分という人間の幅を広げることができたのは間違いないだろう。
逗子葉山RSの皆さん、とても楽しい時間を共有させていただきました。本当にありがとうございました!今度は横高の試合を是非観に来てくださいね!
鈴木壇さん(逗子葉山RS校長)
『本日はどうもありがとうございました。はじまりから終わりまで、緻密に計算された練習メニューに、子どもたちも時間を忘れて生き生きとしていました。そして、横須賀高校の選手の皆さんが何より一人ひとり考えてプレーし、指導をして下さったのがとても印象的でした。いつもはボーとしてしまう子どもも、今日は笑顔笑顔で、本当に楽しそうでした。
練習の途中で、『選手に子どもたちの指導法を何か仕込んだんですか?』と思わず松山監督に聞いてしまいましたが、それだけ普段から愛情のこもった監督の指導を受けているだな、と改めて感心するとともに、こうした恵まれた環境でラグビーに取り組める選手の皆さんがうらやましくも思いました。我々スクールコーチも、また、これまで以上に子どもたち一人ひとりの育成を真摯に考えていきたいと思います。
そして、将来、一人でも二人でも横須賀高校ラグビー部に入れる選手を育てていきたいと思います。これから夏合宿を経て秋シーズン本番を迎えますが、より一層のご活躍を祈念いたします。花園予選にはスクールで応援に行きます。頑張ってください。』.
7月7日七夕、2年前は想像もしなかった合同練習が実現した。発起人である鈴木壇校長の熱に動かされて人が集まり、充実の活動を続けている逗子葉山ラグビースクールの生徒が横高グランドに集まった。
スクール生の内訳は、幼稚園生(保育園生)が8名、小学校1・2年生が8名、3年生~6年生が8名。私にとっても横高の生徒たちにとっても、ラグビーのコーチングや交流としては未知の対象。楽しみでもあり、「いったいどんな内容を選び、どう説明すればいいのだろう」の不安があった。
私自身、「一日コーチ」といった名の普及活動で、社会人から中学生までなら、多くのチームに接してきた。頭の引出しには100を越えるメニューがあり、対象に応じてアレンジすることはすぐに可能だ。が、小学1年生や幼稚園生を対象として考えたメニューは、私の引出しにはただの1つも入っていない・・・。
そんな中でなんとか想像して作り上げた練習計画は、「日常行っているものが5割、その日限定メニューが3割、生徒考案メニューが2割」といったところだ。
セッションの目標は「知識や記憶ではなく、感覚的な何かを子どもたちに残す」こと。「楽しかった!」「笑った!」「ちょっと怖かったけど達成感があった」「高校生はすごかった!」といったことが、頭の中で言語化されずとも心の隅に残れば成功と考えた。
コーチングのポイントは、技術どうこうではなく、「ともに笑い、ともに喜び、楽しむこと」と「高校生はすごかった!のインパクトを残すこと」だ。
アキヒコ
『今回の経験は初めてでした。前日にミルキー担当を任されたとき、どうしたら楽しんでもらえるか悩みました。自分の記憶を頼りにメニューを考え、当日を向かえ、逗子葉山ラグビースクールのみんながとても楽しそうにやっていたので安心しました。今回の経験はとても自分にとっていい経験になったので無駄にしないようにしていきたいです。』
最後まで子どもたちの集中力が切れることはなかった。次々に変わるメニューに対し、一生懸命頭を使って理解し、積極的に走り回ってくれた。
開始からちょうど2時間後、安堵感からか充実感からか、最後に横高のチームアタックを披露するのをすっかり忘れてセッションは終了した。
小学1年生、幼稚園児に何をどうやって教えるのか。ここでは、高校生にとって今までの「当たり前の感覚」は通用しない。一つひとつについて、幼稚園児の思考を想像して言葉を選び、どんな強面の高校生も柔和で多弁でユーモラスなキャラクターに変身しなければならない。
幼稚園児という未知との遭遇は、16~18年の自分史において初めて現われた未知の自分との遭遇でもある。逗子葉山RSとの交流のおかげで、横高の生徒一人ひとりが、自分という人間の幅を広げることができたのは間違いないだろう。
逗子葉山RSの皆さん、とても楽しい時間を共有させていただきました。本当にありがとうございました!今度は横高の試合を是非観に来てくださいね!
鈴木壇さん(逗子葉山RS校長)
『本日はどうもありがとうございました。はじまりから終わりまで、緻密に計算された練習メニューに、子どもたちも時間を忘れて生き生きとしていました。そして、横須賀高校の選手の皆さんが何より一人ひとり考えてプレーし、指導をして下さったのがとても印象的でした。いつもはボーとしてしまう子どもも、今日は笑顔笑顔で、本当に楽しそうでした。
練習の途中で、『選手に子どもたちの指導法を何か仕込んだんですか?』と思わず松山監督に聞いてしまいましたが、それだけ普段から愛情のこもった監督の指導を受けているだな、と改めて感心するとともに、こうした恵まれた環境でラグビーに取り組める選手の皆さんがうらやましくも思いました。我々スクールコーチも、また、これまで以上に子どもたち一人ひとりの育成を真摯に考えていきたいと思います。
そして、将来、一人でも二人でも横須賀高校ラグビー部に入れる選手を育てていきたいと思います。これから夏合宿を経て秋シーズン本番を迎えますが、より一層のご活躍を祈念いたします。花園予選にはスクールで応援に行きます。頑張ってください。』.
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