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2013 冬休み劇場 『締めは笑顔で』

2013/12/31

 平塚学園に内容で負け、鎌倉学園には後半で18点ビハインドから逆転サヨナラトライ。そんな窮地をなんとか乗り越えて1月12日の決勝トーナメント出場を決めた津田組。
 この冬休みも合宿はできないが、二部練や他校への武者修行を通じて、なんとか関東六浦との大きな力差を縮めたい。
 

12月23日 大津グランド
 午前中は新人戦予選2試合の反省練習。今月行われた対抗戦入れ替え戦に勝利し(立教が日体大に、明治学院が成蹊大に勝利してそれぞれ昇格!)、来シーズンから対抗戦Aリーグで早慶明帝筑青という超強豪校と対戦することが決まった立教大学ラグビー部の岩田健太と濱須涼平、明治学院大学ラグビー部の金本和也、他にも岩田組の佐藤匠と中野大輝、指定校で進学が決まっているエイイチロウ、タイヨウが練習に参加し、後輩たちにアドバイスをくれた。

ダイキを超えてほしい大型FBジュンキ

 そして午後は毎年恒例となっている横須賀市小学生タグラグビー大会の運営。
「何事にもその意義・意味を作り出すのは自分」と、一人ひとりが目的意識を持って大会スタッフ業を全うした。各自の中でどんな意味を作れただろうか?
 「小学生に憧れの感情を与える」「250名もの小学生の笑顔に貢献する」という事実だけでも、十分な意義はあっただろう。

 
リョウ
『去年は雨で中止になってしまったので今年のタグラグビー大会はとても楽しみにしていました。いざ始まってみると小学生の元気さに圧倒されそうになり、最初はどんな風に話しかければいいのか迷っていたけれど、段々ちびっこ達とも打ち解けれて一緒に遊んだりもできてとても楽しかったです。』
 
ジュンキ
『始まる前は小学生が遊び感覚でタグラグビーをやるぐらいのものだと思っていたけど、始まったら200人以上の小学生がみんなで協力して全力でプレーしていて、すごいなと思いました。自分もラグビーを楽しんでプレーしたいです。』
 
小松先生(大会実行委員長・大楠小学教諭、横高ラグビー部OB)
「本日は、横須賀タグ大会の運営サポートをしていただきありがとうございました。本当に助かりました。マネージャーを含め、普段から部員たちが状況を把握し、自分の役割と責任を果たしている様子が伺えました。
 また、ちょっとした合間に小学生とかかわってくれているときの姿には、優しさを感じました。きっと「あんな高校生になりたい!」と思った小学生は多かったはずです。
 追伸…来年は、「花園なのでサポートできません」というお返事を期待しております。まずは、ベスト8入り目指して頑張ってください!」
 


12月24日 本郷高校と練習試合
 強豪校と対戦することで、自分たちの課題と強みを確認するために、この4年毎年胸をお借りしている本郷高校との練習試合を行った。
 40分間は一進一退の「0-0」。期待したとおり、ブレイクダウンは激しく基本スキルが高い。何よりDFがめっぽう固く、あと一歩ゴールラインに届かない。 残念ながら先にワントライを許すと、ロスタイムにも追加失トライ。「0-10」で敗れた。
 階段は一段ずつしか登れない。経験の浅い選手ばかりの津田組。一つひとつのプレーにも試合結果にも悔しい気持ちが沸き起こるが、冷静に着実にポジティブに、一つずつ覚えていくしかない。

拓未
『本郷高校さんのプレーは学ぶところがとても多くて、その中でもブレイクダウンでの強さは見習っていきたいなと思いました。また、自分の持ち味である、ボールキャリアでの強さがそれなりに通用したので、自信を持ってこれからプレーしていきたいです。』
 
マコト
『普通のプレーもFLのプレーも強い相手と戦うことで出来てない、分かってないプレーが多いことに気づくことができ、とてもいい経験になりました。それにタックルが上に行けば行くほどどんどん通用しなくなっていくのも分かりました。いち早く通用するタックルをできるようにしたいと思いす。』
 
25日 柏陽高校と二部練
 この日のターゲットは「本郷戦の修正」と「Bメンバーの経験値アップ」。午前中は全面で延々と15対15。メンバーをABに分けず、FWを縦割り2チーム作って均等交互に経験を積んだ。BKに関しては、伊藤組から不動のFBとして主軸を担ってきたアキヒコがこの日は欠席(実は流行りらしいノロウィルス…)。アキヒコに頼れない状況が、経験の浅いBKにとっては願ってもないトレーニングチャンスとなった。
 経験が浅い分、こちらの描く通りにはいかない。結果を焦ってはいけないのだが、この日は二日続けて結果が出せないある選手たちに対して、ネガティブな表現できつく指摘しすぎてしまった。監督や先輩に委縮し、「怒られないプレー」ばかりを選ぶようになっては、成長は見込めない。事実、厳しく言った後、硬くなった彼らのパフォーマンスは明らかに下がり、ミスを連発した。指導者として深く反省した一日。
「監督から怒られないからこそ、自分で自分に厳しくしなきゃ」と選手自身が危機感を高めるくらいでいい。
 柏陽高校の皆様、保護者の皆様 アフターファンクションの温かいおもてなし、本当にありがとうございました!
 

26日 湘南工大附属・法政二高と三つ巴合同練習
 選手も私も前日の反省を意識し、シード2校に挑戦した。この日もアキヒコ抜き。BKにとっては相当な苦戦が予想されるが、その分大きな自信を手にするかもしれないチャンスだった。
 まずは25分ハーフでそれぞれと1本ずつゲーム。チームとしては、改善したかった部分を意識することができ、ある程度の成長を確認することができた。しかし個人レベルでは前日までの課題をまた克服できなかったことがそのまま結果に直結し、トライを許してしまった。
 その後の合同練習の時間では、BのFW8名が法政Bの8名とミニゲームを行い、これまで経験がないであろう量の実戦コンタクトを堪能することができた。

ちょっと前の話、2年生によるサプライズ誕生祝toわかな!
 

27日 横高グランドで二部練
 午前、午後ともビデオミーティング→グランド練習の流れ。ミーティングもグランド練習も、内容決定から指示運営までストラテジー班が行った。いま自分たちが直面している課題を明確にし、それを改善することができただろうか。この日は岩田健太、金本和也、佐藤匠に加え、稲垣太一(稲垣組主将)が参加してくれたおかげで、個人練、ユニット練で貴重なアドバイスをもらうことができた。
 この日は練習と並行して、選手と私の個人面談を行った。初めての試み。昼食時間も返上でぶっ通し6時間。何とか2/3くらい終了!とても有意義だった。

吉田弘(稲垣組、現・東進予備校チューター)による
「無駄な塾通いと成績が伸びる生徒の特徴」についてのミニ講義。

 
28日 練習納め
 前半は測定。目標設定シートに立てた中間目標は達成できただろうか?ベンチ、クリーン、50m走、3段跳びを計測。1000mと体重とパーツサイズ、柔軟性の測定は年明けにあえて残した。年末年始OFFも目的意識と意欲を忘れずに過ごしてもらいたい。

MGによる体作り講習会。資料作成からMGたちのオリジナル。

 午後は除夜の鐘に合わせて「ランパス108本!」という噂を、前日からぼそっと広めておいた。と覚悟させておいての、実はソフトボール大会。
「リバースしないように」と、ゼリーやバナナなど消化のいい補給食を持参させ、ランパスメンバー4名もこちらで定めてボードで掲示。ゴールラインもわざわざ引いて準備万端。
 予定通り、「ランパス100本に何の意味があるのか、意味を持たせるのは自分だ」と、それらしいセリフを発してランパスを開始。予定通り、早々に一度キレて見せ、予定通り、悲壮感を高めるためのアゲインを連発。
 何もかもシナリオ通りに悲壮感を高めて、7分程度経過。ネタを知っているMGからソフトボールをこっそり受け取ると、ランパスで蹴り出されたのはラグビーボールではなくソフトボール・・・。
 完全にランパスのみを信じ切っていたため、「現実の理解」に数秒を要したが、誰かしらから上がった喜びの奇声を合図に、歓喜大爆発。ある1年生からボロボロと涙が滴り落ちるなど、「年末サプライズ劇場」は大成功(密かに企てたMGによるビデオ隠し撮りが失敗していたのは残念だったが)。その後は、ソフトボール大会を楽しんだ(予想通り、めっちゃ下手でしたね・・・)。

 
ユウタロウ
『最初、その日の練習メニューが書いてあるボードを見たときフィットネス3時間とあり、半信半疑ランパスがあるのでわ…と思っていました。その予想が的中しまさかまさかのランパス。しかしランパスの途中、先生が転がしたのはラグビーボールではなくなんとソフトボールで、その時は何が起きたかわからずソフトボールだけどランパスを続けようとしてしまっていました笑。
そんな中みんなから歓喜の声があがりソフトボールができるとわかったときはとても盛り上がりました。内心ではメチャクチャ驚いていたけど、みんなで楽しむことができたのでとても嬉しかったです。』

択海
『今年最後のメニューを練習前に聞いた時、本当にテンションが下がりました。計測の値も目標を達成できたのはあったけど全く成長していないものもあったりして、そのあとの100本ランパス。今日は本当に最悪の日だと思いながら一生懸命先輩を追っかけていました。
途中でランパスがソフトボールに変更したときは喜びで涙が出ました。自分は野球がすごい苦手だけど、そんなことは関係なくとても楽しかったです。』
 
ちか
『年内最後ということで、朝からみんなの話題は、今日のメニューはなんだろう…でした笑
そしてメニューが書いてあるホワイトボードには『フイットネス』の文字(⌒-⌒; )
他のメニューを期待していた人たちも、それをみて、「ランパスか…。」と覚悟をきめていました笑
午前中の練習のあと軽い休憩をはさんで午後からフイットネスの予定だったので、みんなが休憩でグランドを降りたあと私はランパスのためのグランド作りをして、先生とマネージャーのところに戻ると、なにやらニヤニヤしていました笑
そして先生のサプライズ計画を聞きました(((o(*゚▽゚*)o)))笑

そして地獄のランパスがはじまり、何本か往復すると、先生が迫真の演技でみんなにブチ切れました(゚o゚;;笑
気合を入れ直して再開…と思いきや、先生が蹴ったのは小さいソフトボール!みんなそれを見て「やったー!!」と叫んでいました\(^o^)/
みんながソフトボールをやっている姿はとても新鮮で楽しかったです( ^ω^ )マネージャーも参加させてもらって、みんなの優しさで点を入れることも出来ました笑
思い出に残る練習納めになりました(^-^)』
 
 
 最後はキャプテンズラン(全員でボールを繋いで最後にキャプテンがトライ)、ラグビーヶ丘に向かって、自らの幸せの再確認と地上のありとあらゆるものへの敬礼。2013年を締めくくった。

 2013年、色々なことがありました。伊藤組の新人戦、関東予選、夏合宿、秋の終焉。遠い昔のことのような記憶です。本当にお世話になりました。たくさんの方々に支えていただきました。
 2014年、津田組一丸となってベスト8入りの目標に向けて、誠実にひたむきに努力してまいります。ご支援、ご声援、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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