大きくする 標準 小さくする

vs横須賀総合 『奇跡を 必然に』

2015/09/23

 あの日、土を噛み、地を叩いた。悲壮感をはるかに越えた絶望感。史上最大級のシボリ。全てはこの日のために。9月21日、年に一度のライバルとの決戦。横須賀市大会決勝、横須賀総合高校戦が行われた。
 相手は県内でおそらく最も横高を意識し、倒したいと燃え滾る集団。春のセブンスでの屈辱は、全ての代で彼らをライバルとしてリスペクトして臨まなければならないことを教えてくれた。
http://yrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=273

 ゲームは相手に左右されることなく、自分たちのやるべきことに集中することができた。攻守ともに、自分たちの掲げたテーマを十分に成し遂げた。「セブンスの悪夢」「市大会決勝」など、メンタルに負荷がかかる要素がある勝負だったが、緊張とリラックスがおそらく過去最高に近いバランスで融合するメンタルで戦うことができた。

 集中力と落ち着きのあるアタック、意欲旺盛なリアクション、闘争心溢れるタックルポイント。相手の必殺サインで一度だけ崩されたが、他はほとんどの面で相手を圧倒することができた。レフリングへの対応が遅れ、同じ反則を取られ続けて停滞を招いたが、最終スコアは「42-0」。年に一度の勝負を、今年も完勝で乗り切ることができた。

 

アキヒコ

『冬には完勝。セブンスでは完敗。宇野組にとって最後の横須賀総合との試合でした。自分達のミスでゲームを壊すことが多かったですが、チーム一丸となって最高の結果で終えることができました。残すは花園予選のみとなりました。時間はないですがさらなるレベルアップをし、準備していきたいと思います。応援よろしくお願いします。』 

ジュンキ

『セブンスでの借りを返すため、絶対に負けるわけにはいかない試合でした。そういう緊張感のあるゲームの中で、みんないつも以上に体を張り、自分たちのラグビーをやり通し、ライバルに勝利できたことはとても嬉しいです。個人的にも、ミスはあったけど、得意のアタックで結果を残せたことは本当に良かったです。このままの勢いで花園予選を迎え、目標であるベスト8に向かって突き進んでいきたいです。』

 

コタロウ

『今回の横須賀総合戦はセブンスのリベンジをしないとならない試合でした。ディフェンスで圧倒できたのでよかったです。個人的にはサポートの上がりを目標としてましたが、まだまだだったので花園予選に向けてさらに成長していきたいです。』

 

 気が付けば秋。いつの間にか放課後の練習には照明がついていた。宇野組最後の闘い、花園予選が間もなく幕を開ける。エディーJAPANは「奇跡」を起こし、それを「必然」と言い切った。ラグビー史上最大の番狂わせ。南アフリカを倒したJAPANの姿に、大きな勇気をもらった。いかに焦点を絞り、いかに準備するかは我々も定まっている。

 遥かに格上と思われる超強豪校だけを想定したラグビーを、長い月日をかけて磨いてきた。実は横須賀総合戦の前日は2部練、当日の朝も学校で練習を行った。総合戦の翌朝、東京の強豪校とゲーム以上に負荷の高い合同練習を行い、自信を深めた。今週の土日までは戦術戦法を磨き、来週からはメンタルとフィットネスを徹底的に鍛えていく。

 やるべきことをやり抜く。全ては準備だ。奇跡を必然にするために。




 

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