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坂東武者ブログ

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早慶来たる!(記者:おっさん)

投稿日時:2010/07/24(土) 13:12

 夏休み入り直前、偉大なる先輩・齊藤さん(現・早稲田大学ラグビー部3年)と立石さん(現・慶応大学ラグビー部4年)が、立て続けに練習に来てくれました。それぞれこの春シーズンもアカクロやタイガージャージを身に纏って大活躍。OFFの合間を縫って、後輩たちのために体を張りながらたくさんのアドバイスをくれました。

 自分たちの目標である偉大な先輩方が来てくださった2日間は、トップの大学でやっている練習などレベルの高い内容を教えていただいて、とても貴重な経験になりました。先輩方に教わったことは、今までやってきたものよりも難しさも大変さも違うけど、今後の練習で積み重ねていき、徐々に自分たちのものにしていけるよう頑張ります!

早稲田・齊藤先輩 ハンマーやスイープについて指導

今の体重は軽く100キロ越え。 でも高校入学時は60キロだったとか。

立石先輩、早慶戦の活躍は以前のブログ記事参照

スクラムでのロックのつき方やフェーズアタックについて指導

立石先輩

「AB2チームできるんだから、Aは他校のAよりも練習して欲しいし、BはAよりもたくさん練習して欲しい。慶応は日本一を目指しているので、みんなが日本一の練習をしようと意識しています。Aよりも下のチームの選手がAよりも早く上がってしまったら、その選手は一生Aに上がれない。Aのあいつより1本でも多く練習してやるという闘争心が大切です。タレントと環境に恵まれた私立の相手を倒すためには、『タックル』や『走る』など原始的なことでもいいので、これだけは負けないというものを作ってください。」

早慶のプレゼントグッズ争奪戦!




 7月20日は山手学院と1年生試合を行いました。初めてキャプテンをやってみて、まずプレー中にチームをまとめられなかったことが悔いになりました。自分への自信と、周りを見る余裕がなく何度か仲間から指摘される場面もありました。結果としては勝ちでしたが、今までのように経験者がどんどん引っ張っていって、チーム全体でゲームを作ることができず、春からやってきたこともうまくできなくて、個人としてもチームとしても多くの課題が残りました。次の試合では全員がベストのパフォーマンスができるようにチーム一丸となって日々の練習とトレーニングに励んでいきます。

ゲームキャプテン・おっさん

ちばちんはこの日も快走!

チーム一のハードタックラー SH・いっちー

コンタクトプレーを厭わない闘志 SP

実戦になるとFLのようにプレーに絡みます。ジュン

ゴールキッカー・からっち 

もちろんアフターファンクションをやりました。

一発芸大会は山手さんの圧勝!

MGです。この日も暑い中よく働きました!

1年生だけの坂東武者斉唱 まだまだ貫禄不足!

エディ・ジョーンズ&ジェイク・ホワイト コーチングセミナー

 written by 松山 吾朗 投稿日時:2010/07/08(木) 22:10

 7月3・4日が試験前で部活OFFという幸運。慶応大学ラグビー部(正式名称は蹴球部)主催で行われた「エディ・ジョーンズ&ジェイク・ホワイト コーチングセミナー」に参加した。2日間とも朝から夕方まで講義とグランド指導がバランス良くぎっしり詰まっており、全国各地から参加した約100名の指導者が、エディとジェイクの指導に釘付けになった。

贅沢なことに慶応大学のレギュラー陣がデモンストレーター

 紹介しておくと、エディは01年にブランビーズを(スーパー12)優勝に導き、03年は豪州代表としてW杯準優勝。07年は南アフリカのテクニカルアドバイザーとしてW杯優勝に貢献した。ジェイクはその07年W杯優勝に導いた南アフリカ監督。長い間、「オーストラリアvs南アフリカ」は「エディ対ジェイク」だった。そんな名実ともに世界最高峰の二人が日本でコーチングセミナーを開く情報をキャッチし、すぐに飛びついた。 

 とはいえ、海外のコーチングを盲目的に崇拝しているわけではない。かつてシドニーにオーストラリアコーチ資格を取りに行った。一昨年はウェリントンで行われたニュージーランドコーチングキャンプに参加した。立教大学コーチ時代にはスポットでフランスのコーチを招いたこともある。感じたことは色々・・・。つまりセミナーによっては感動も落胆も。そんな経験から得た教訓。「批判的に斜に構えて聞いたら何も得られない。内容に無駄や現実的に??と感じることも含まれているが、まずは全てを吸収した後に取捨選択して捨て去る」という、当たり前といえば当たり前の教訓だ。

 そしてこういうセミナーで得られる大事なメリットの一つが、ラグビー界での人脈が広がることだ。先月来てくれた中京大学中本監督も、帝京大学古田コーチも、東海大学木村監督も、日本大学加藤監督も、みんなシドニーの同期受講者として知り合い、今でもよくしてもらっている。NZキャンプでも日本中にコーチ仲間ができた。そんな縁に胸をときめかせつつ、会場に足を運んだ。

 おおっ!やっぱり!主催者だからいて当たり前だが、長年ラグビーマガジンやTV解説を通じて最もラグビー理論を教えてもらっている師匠(一方的にそう思っている)・林雅人監督がいる。帝京の岩出監督の姿も。「あ!永友洋司さんだ!お!廣瀬佳司さんだ!」TVで見て憧れていた人たちがあっちこっちに。いやー刺激的だ!有名人だけでなく、もともとの知人もたくさん。「お久しぶりですね!」と声を掛け合っているうちに、夏合宿のスケジュールがあっという間に埋まってしまった。

スプリングボクスやブルズの映像を用いての解析

 1日目はラグビー理解、スクラム、ラインアウト、フェーズアタック。2日目はスローボールマネージメント、ブレイクダウン、ディフェンス、ラグビー分析。それはそれは充実した内容だった。行きのコンビニで買ったノート(B5版60P)は、セミナー終了にぴったり合わせたように1冊使い切った。まったく抽象的ではなく見事なほど具体的。「その考え方はワールドラグビーだからなぁ」という非現実感はなく、あくまで最新ルールのもとで考え尽くされたからこその現実的な理論ばかり。目を輝かせたまま2日間のセミナーを終えた。

エディさん、ジェイクさん、林監督、慶応大学の皆さん、素晴らしいセミナーをありがとうございました!

慶応大学のAチーム対Bチームのアタックディフェンスで実践コーチング

オール神奈川セレクションマッチ

 written by 松山 吾朗 投稿日時:2010/07/05(月) 19:27

 6月20・21日、2010年度神奈川県選抜チーム『オール神奈川』のセレクションが行われ、横高からはダイスケ(FL)、てつ(HO)、ボビー(FL)の3名が参加した。この日に召集された60名のうちから国体用メンバーが35名選出される。そしてメンバー合宿(菅平)を経て最終22名が国体関東ブロック予選に出場するという流れだ。

 21日の試合では、ダイスケは「寄りのスピードと優れた嗅覚」をアピールし、てつは得意のジャッカルを連発。ボビーはワンプレー15秒間で3連続タックルという偉業を成し遂げるなど、それぞれが長所を十分に発揮した。とはいえ共通するのはフィットネス不足。フィットネスが切れ、気持ちはあれどプレーの質が落ちている時間があったのは今後の大きな課題となった。

 

ダイスケ

『二日間を通して高いレベルで出来た事は自分にとっていい経験になりました。まだそのレベルに達していないなってのが正直な反省で持つスキルを試合と結びつける事が出来ませんでした。ここから秋に向け目指すレベルが見えてきたのでそれに向け頑張っていきたいです。』

てつ

『いつもと違うメンバー、普段よりも高いレベルでの練習は、緊張もあり正直キツかったです。特に視野の広さやコンタクトの強さなどは、レベルの違いを肌で感じる結果になってしまいました。だけどそんな中でのプレーでも、スクラムだったり、ジャッカルだったりが通じたことは自信になりました。そして、他のチームの人達が何を考えてプレーしているのかが知れたり、全国の高校の話が聞けたりホントに特別な経験ができ面白かったです。何よりも普段関われない慶應やベスト8の人たちと関わったり、一緒にプレーしたりできたのは本当に楽しかったです。』

ボビー

『結果としては自分が満足出来るようなパフォーマンスは出せず、たぶん35人に残るのはダメかと思います。しかし、いつもとは違う環境で、しかも周りがほとんど自分より格段にうまいプレーヤーの中でプレー出来た事は自分にとっていい刺激だったし、何より楽しかったです。あのレベルの中で自分の通用した部分、まったくダメだった部分を自分で把握し、今回の貴重な経験を生かして、最後の大会に向けてレベルアップしていければと思います。』

 

直後に行われたセレクション会議の結果、ダイスケが見事に国体35名スコット入りを決めました。8月4日~7日に行われる菅平合宿に参加し、最終22名入りを目指します。応援よろしくお願いいたします。

春の早慶戦観戦記(ヒロシ)

投稿日時:2010/06/29(火) 20:23

 6月20日、今日は午前中に先輩方が参加していたオール神奈川セレクションマッチの見学に行き、午後は我らの偉大な大先輩の立石先輩が出場した早慶戦を観戦しに行きました。

 セレクションマッチでは僕は他のチームの同じポジションの人を見ていたのですが、パス、もらうときのスピード、アングルのつけ方など、多くの点でレベルの差を感じ、これからよりいっそう努力をしなければならないなと改めて感じさせられました。

 午後の早慶戦は、終始高校レベルとは明らかに違う、手に汗握る試合でした。体格はもちろん、ヒットの強さやパスのスピード、タックルのスピード・低さなどお手本になるプレーを直接目で見れてとても良かったです。

また立石さんは僕たちの前で素晴らしいプレーを魅せてくれました。

一度立石さんが持ち込んでゲインした時は思わず「イケッ!!」と叫んでしまいました。(笑

今日は、チーム全体で大きな収穫が得られたと思います。それを今後みんなでいかしていけたら良いと思う一日でした。

 

立石真也

「今日はたくさんの応援、本当にありがとうございました!試合中に何度もみんなからの大きな声援が聞こえ、気持ちが昂ぶりました。春シーズンが終わったら必ずグランドに練習に行きますね!」

第1回マネージャー栄養講習会開催

 written by 松山 吾朗 投稿日時:2010/06/20(日) 21:35

 春シーズンもいよいよラスト1週間となった6月18日、マネージャーによる『栄養学講習会』が行われた。選手が少しでも効率的に肉体改造できるために、せっせと足を動かし専門書を研究し、ネット上を調べまわった。結果、完成品として配られた資料は、見事な一流作品!部員の行動や選択に即時影響が出ること間違いなしという立派な内容だった。

ちば

『私はあんまり役にたってないです。3年だというのに・・。最初にたのまれた時はえらいこっちゃと思いましたが、1年生も一生懸命やってくれてなんとか完成しました。ほんとよかった!うまく活用してくれれば幸いです。よい経験になったと思いますが、本音をいうと“第1回”となっているところが不安です。』

 

ななほ

『「栄養講習会をやる」と聞いたのは入部して間もない頃でした。聞いた時は入部したばかりで、マネージャーの仕事も全然わからなかったので正直「マネージャーってこんなこともするの?!」と思いました。

私の担当はちば先輩と共に"プロテインについて"を作成すること。ホームページ上の資料をたくさん読んで自分なりにまとめる。その作業はとても大変だったけど、部員さんもキツい練習をいつも頑張っているんだ!と思って自分も頑張りました。

とりあえず当日の発表に間に合って一安心。前日にバタバタしてしまったけど、ちば先輩がいろいろと引っ張っていってくれたのでなんとか終えることができました。』

なぎさ

『食事という重要なことについて資料を作るのは正直大変で、なかなか文章も上手くまとめることができず苦戦しました。ですが、発表したときの選手達の反応を見てとても嬉しかったし、やってよかったと思えました。選手にはぜひ「栄養解禁日」を実績してほしいです!!』

 

 

 私(松山)の監督就任にともない、もっとも苦労したのはMGだったかもしれない。3月までは想像もしなかったような仕事が突然山ほど振ってくるようになった。グランドの用務ではなく、栄養学や映像、データ処理、ホームページなど、新しい仕事には常に不安が付きまとった。なのに具体的にはほとんど教えてもらえず、自分たちで調べて工夫することばかりが求められた。

 「きつそうだな」とは感じていた。しかし、マネージャーには決して「お手伝い」のような存在にはなってほしくない。マネージャーと監督、コーチは同じ存在だ。「選手が勝利するために試行錯誤し、選手とともに日々を戦い、その過程で今日より明日、明日より明後日と己も成長を続ける」べき存在だと思っている。

 監督、コーチ、MGが、1ヶ月前の自分よりもスキルアップしていないのは、1日1日の成長を続けている選手に失礼だ。同じ目標に向かって戦っている仲間なのだから。選手同士の関係と同じく、向上心や日々の努力やスキルアップは、仲間に対する『責任』だと思っている。責任を果たさずして『信頼』と『愛情』が生まれるわけはない。

「選手の力になること、チームの勝利に少しでも近づけるためのことなら何でもやる。やりたい。」

この純粋な気持ちだけが、指導者やMGに求められる才能だ。私利私欲や打算とは対極に位置する。

 MGに対外試合はない。県内でどのくらいのレベルのMGになれているのか、計る尺度などありはしない。しかし「他のどのチームのMGにも負けない」「過去に卒業したすべての横高MGを越える」の心意気は、日々の価値と充実感を間違いなく高めてくれる。そんな日々を楽しみながら、お互い頑張っていこう!

 

 講習会の最後の大きな拍手は、決して社交的なものではなく、選手たちの感謝と敬意がたっぷりこもっていたよ!まずは一つ、ご苦労様でした!

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