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坂東武者ブログ

第1回マネージャー栄養講習会開催

投稿日時:2010/06/20(日) 21:35

 春シーズンもいよいよラスト1週間となった6月18日、マネージャーによる『栄養学講習会』が行われた。選手が少しでも効率的に肉体改造できるために、せっせと足を動かし専門書を研究し、ネット上を調べまわった。結果、完成品として配られた資料は、見事な一流作品!部員の行動や選択に即時影響が出ること間違いなしという立派な内容だった。

ちば

『私はあんまり役にたってないです。3年だというのに・・。最初にたのまれた時はえらいこっちゃと思いましたが、1年生も一生懸命やってくれてなんとか完成しました。ほんとよかった!うまく活用してくれれば幸いです。よい経験になったと思いますが、本音をいうと“第1回”となっているところが不安です。』

 

ななほ

『「栄養講習会をやる」と聞いたのは入部して間もない頃でした。聞いた時は入部したばかりで、マネージャーの仕事も全然わからなかったので正直「マネージャーってこんなこともするの?!」と思いました。

私の担当はちば先輩と共に"プロテインについて"を作成すること。ホームページ上の資料をたくさん読んで自分なりにまとめる。その作業はとても大変だったけど、部員さんもキツい練習をいつも頑張っているんだ!と思って自分も頑張りました。

とりあえず当日の発表に間に合って一安心。前日にバタバタしてしまったけど、ちば先輩がいろいろと引っ張っていってくれたのでなんとか終えることができました。』

なぎさ

『食事という重要なことについて資料を作るのは正直大変で、なかなか文章も上手くまとめることができず苦戦しました。ですが、発表したときの選手達の反応を見てとても嬉しかったし、やってよかったと思えました。選手にはぜひ「栄養解禁日」を実績してほしいです!!』

 

 

 私(松山)の監督就任にともない、もっとも苦労したのはMGだったかもしれない。3月までは想像もしなかったような仕事が突然山ほど振ってくるようになった。グランドの用務ではなく、栄養学や映像、データ処理、ホームページなど、新しい仕事には常に不安が付きまとった。なのに具体的にはほとんど教えてもらえず、自分たちで調べて工夫することばかりが求められた。

 「きつそうだな」とは感じていた。しかし、マネージャーには決して「お手伝い」のような存在にはなってほしくない。マネージャーと監督、コーチは同じ存在だ。「選手が勝利するために試行錯誤し、選手とともに日々を戦い、その過程で今日より明日、明日より明後日と己も成長を続ける」べき存在だと思っている。

 監督、コーチ、MGが、1ヶ月前の自分よりもスキルアップしていないのは、1日1日の成長を続けている選手に失礼だ。同じ目標に向かって戦っている仲間なのだから。選手同士の関係と同じく、向上心や日々の努力やスキルアップは、仲間に対する『責任』だと思っている。責任を果たさずして『信頼』と『愛情』が生まれるわけはない。

「選手の力になること、チームの勝利に少しでも近づけるためのことなら何でもやる。やりたい。」

この純粋な気持ちだけが、指導者やMGに求められる才能だ。私利私欲や打算とは対極に位置する。

 MGに対外試合はない。県内でどのくらいのレベルのMGになれているのか、計る尺度などありはしない。しかし「他のどのチームのMGにも負けない」「過去に卒業したすべての横高MGを越える」の心意気は、日々の価値と充実感を間違いなく高めてくれる。そんな日々を楽しみながら、お互い頑張っていこう!

 

 講習会の最後の大きな拍手は、決して社交的なものではなく、選手たちの感謝と敬意がたっぷりこもっていたよ!まずは一つ、ご苦労様でした!