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坂東武者ブログ

国体オール神奈川参加記(記者:ダイスケ)

投稿日時:2010/08/30(月) 18:37

 2年間の数回に渡るセレクションを経て約100名のスコットから厳選された35名。8月4日~7日、2010年度国体オール神奈川チーム合宿(3泊4日)が菅平で行われ、キャプテン・ダイスケが参加した。この合宿の目的はチーム強化だけでなく、最終セレクションも兼ねている。合宿を通じて関東ブロック予選にエントリーされる「最終メンバー」は23名。参加リストでポジションを争うFLを確認すると、慶應キャプテン、日大キャプテン、東海大相模キャプテン・・・。人格が滲み出るポジションだからだろうか、ライバル達はみな強豪シード校のキャプテンばかりだ。周りと同じ意識で、周りと同じ程度のプレーをやったら間違いなく23名から外されることは明白。強い覚悟と意志を持って、合宿に参加した。以下、ダイスケ。

 

8月4日(水)

バイスキャプテンに選ばれて本当にびっくりしました。でも、このオール神奈川でこんな大役を任されたことはうれしかったと同時に、きちんとやっていかなければならないと感じました。本格な試合はこれから始まるので頑張っていきたいです。

 

8月5日(木)

午前に西陵、午後にオール兵庫で、自分は西陵は後半、オール兵庫は前半から出ました。西陵はキックからFWのモールという戦い方を徹底していくことの大事さを感じました。正直、午後のオール兵庫戦は頭が痛すぎて何も覚えていません。結果、西陵戦は勝ち、オール兵庫戦は負けてしまいました。自分の反省としては、DFに走れなかったので明日修正して、どんどん走っていきたいです。

8月6日(金)

今日は、挽回しようとしていたら午後の試合に出場機会がなくて不完全燃焼で終わった1日でした。オールのメンバーで話してみたら、合宿の内容が大分違うなと感じました。日数が1週間とか長くて、試合の相手もよく聞くような花園の常連高で自分達とは環境が違うなと感じました。その中で公立校は練習の密度を濃くしていかなければ、そういう私立高には勝てないと思いました。

 

8月7日(土)

最終日となって午前に練習があって、その後解散しました。4日間の合宿で色々な学校・プレイヤーの考え方に触れることができて、自分のラグビーの考え方が広がりました。オールのメンバーと過ごすのは楽しくて合宿をそのまま続けたいとも思いました。学んだことをこれからのチームの合宿で出せるように頑張っていきたいです。

※ この合宿を経て、ダイスケは見事に国体メンバー入りを果たしました。しかもオール神奈川のバイスキャプテンです! 8月末に群馬で行われた関東ブロック大会で残念ながら神奈川は山梨に破れ、本国体への出場はなりませんでした。以下、再びダイスケの感想です。

 

 

 普段チームでやれないFLを、高いレベルの中でやることができて、本当に楽しかったです。個人ではそれなりに納得するプレーができましたが、フィットネスやセットプレーの部分で力になれなかったことは悔しいです。

 1年生のときのオール群馬戦から始まって都県対抗戦そして国体と、色々な高校の人たちとプレーができて自分のプレーやチームを見つめなおせたし、友達になって高校の話だったり彼女の話だったりラグビーとは関係のない話で盛り上がれて、自分のチームとは違う意味で楽しくていいチームでした。

 本当に解散したくなかったです。まだオール神奈川というチームが終わるには早すぎたと思っています。何試合でもやっていたかったです。

 ここから切り替えて、オール神奈川で学んだことを自分のチームに還元して、花園予選で結果を残したいです。