神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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坂東武者ブログ
花園予選初戦 「vs神奈川工業」
投稿日時:2010/10/16(土) 21:43
ただ個人的に思うことを、はじめに述べさせていただく。ラグビーがラグビーであるために、特有の精神を大切にしたい。ラグビー文化のために、選手のために、貫くべき精神は貫きたい。その精神の一部分が、レフリーとの関係だ。ラグビーは15対15が100mのグランドを駆け回り、ある時は大きな密集を作ってボールを争奪する。レフリーがすべてをコンピュータのようにジャッジするのは、まず不可能だ。レフリーに見えない場所やプレー、反則は必ず存在する。そんなラグビーを一人の人間(レフリー)が管理するのだから、「少々のミスジャッジは織り込み済み」と選手は認め、レフリーは杓子定規ではなく影響を与えたか否かで笛を吹く。お互いがお互いの気持ちを察し、リスペクトする。そんな深い懐を持つスポーツだと思っている。
「すべてを正しくさばくことなど人間ができるはずがない」という事実を前提として「そのうえで、このゲームはレフリーに委ねます」と約束し、キックオフを迎える。「レフリーは絶対的存在」と服従する下から目線ではなく、両チームが大好きなラグビーをプレーするにあたり、「ルールマネージメントの部分をお願いしますね。曖昧な部分も委ねるし、万が一ミスジャッジがあったとしても受け入れます」と。
ラグビーのそんな人間的なテイストが大好きだ。そして、「見えない部分がたくさん存在する」という場において、「レフリーが見えなくてもアンフェアなことは絶対にしない」と自制することが、このスポーツの一つの魅力だと思っている。
前置きが長くなった。上記内容は正論でも一般論でもなく、ただの自論だ(日本ラグビー、早稲田ラグビーの変革者・故大西鉄之祐先生の影響は大きいが)。今回前提として書いておくべきことは、「委ねた以上、レフリングどうこうを言うべきではない」ということ。しかも「HPというメディアを通じて一方的な意見を表すべきではない」ということ。花園予選の大事な初戦、起こった事態のみを記すこととする。
10月16日、花園予選初戦 vs神奈川工業
1回戦なので試合時間は計50分。ペナルティーの数、14個…。ゲームメイクというべきかラグビーというべきか、何もかもが成り立たない試合となってしまった。私だって20年のラグビー生活で何百試合も見てきている。選手だって何十試合も経験している。その私たちが、かつて一度も体験したことのない基準で罰せられ続けた。試合前に掲げた一大テーマは、実は「ノーペナルティー、レフリーに余計な口を叩いて不快な気分にさせないこと」だった。それなのにこの有り様となってしまった。
今まで何十試合もOKだった(グレーゾーンの意識はなく)全く正当としてやってきたはずの基本プレーがことごとくペナルティー。対応が遅れたが必死の思いでその基準に合わせても、別のプレーも次々と罰せられる。「何をどうすれば反則を予防できるんだ?」選手だけではなく、この私までもが解決できない。疲労ではなく衰弱した雰囲気のまま「29-8」でノーサイド。
試合後に多くの選手が「ペナルティーに怯えるばかりで、全くプレーができませんでした」と口を揃えたように、50分の間、レフリーと反則のことばかりを意識し続けて試合が終わってしまったのだ。神奈川工業は本当に素晴らしいチームだった。闘志あふれ、一体感を持ち、溌剌と激しいプレーをみせた。そんな素晴らしい神奈川工業さんと、反則の少ない気持ちの良い戦いをしたかった。未知の事態に対応できず、落胆と苛立ちだけを募らせた。横須賀高校も私も未熟だったということだ。
アル
『今日は予想以上の応援の数で試合前は少し緊張してしまいましたが無事勝利することができました。少なくともまだ一週間ラグビーができることが素直に嬉しいです。ただ、個人的にはいまいち活躍できなかった感が残ってしまいました。自分もチームもまだまだ強くなる余地はあると思うのでさらに成長していけるように密度のある一週間を過ごしたいと思います。』
はらぶん
『まずは一勝。勝てて良かったです。自分はこの神奈川工業戦で走りきるという目標を立てていたので、バスをもらい最後まで走りきることができたので良かったと思います。また、今回の花園予選までに怪我とかいろいろあったけど、今日グラウンドに立つことができたことに、今まで支えてくれた方々に感謝したいです。来週も自分のやるべき仕事を確認し、次の試合に臨みたいです。 』
大応援団、ありがとうございました!坂東武者の歌声が心を揺さぶりました!
この日はマネージャーがたくさんの試合後補給食を手作りで準備してくれました!自ら考えて行動したことも素晴らしいし、めちゃくちゃ美味しかったです!選手と一緒にマネージャーも着実にステップアップしています!試合のビデオ撮影、このページ用の写真撮影、ウェイトやサイズなどのデータ管理、公式戦用MGオリジナル栄養講習会開催など、本当に頼もしいマネージャーになりました!
「すべてを正しくさばくことなど人間ができるはずがない」という事実を前提として「そのうえで、このゲームはレフリーに委ねます」と約束し、キックオフを迎える。「レフリーは絶対的存在」と服従する下から目線ではなく、両チームが大好きなラグビーをプレーするにあたり、「ルールマネージメントの部分をお願いしますね。曖昧な部分も委ねるし、万が一ミスジャッジがあったとしても受け入れます」と。
ラグビーのそんな人間的なテイストが大好きだ。そして、「見えない部分がたくさん存在する」という場において、「レフリーが見えなくてもアンフェアなことは絶対にしない」と自制することが、このスポーツの一つの魅力だと思っている。
前置きが長くなった。上記内容は正論でも一般論でもなく、ただの自論だ(日本ラグビー、早稲田ラグビーの変革者・故大西鉄之祐先生の影響は大きいが)。今回前提として書いておくべきことは、「委ねた以上、レフリングどうこうを言うべきではない」ということ。しかも「HPというメディアを通じて一方的な意見を表すべきではない」ということ。花園予選の大事な初戦、起こった事態のみを記すこととする。
10月16日、花園予選初戦 vs神奈川工業
1回戦なので試合時間は計50分。ペナルティーの数、14個…。ゲームメイクというべきかラグビーというべきか、何もかもが成り立たない試合となってしまった。私だって20年のラグビー生活で何百試合も見てきている。選手だって何十試合も経験している。その私たちが、かつて一度も体験したことのない基準で罰せられ続けた。試合前に掲げた一大テーマは、実は「ノーペナルティー、レフリーに余計な口を叩いて不快な気分にさせないこと」だった。それなのにこの有り様となってしまった。
今まで何十試合もOKだった(グレーゾーンの意識はなく)全く正当としてやってきたはずの基本プレーがことごとくペナルティー。対応が遅れたが必死の思いでその基準に合わせても、別のプレーも次々と罰せられる。「何をどうすれば反則を予防できるんだ?」選手だけではなく、この私までもが解決できない。疲労ではなく衰弱した雰囲気のまま「29-8」でノーサイド。
試合後に多くの選手が「ペナルティーに怯えるばかりで、全くプレーができませんでした」と口を揃えたように、50分の間、レフリーと反則のことばかりを意識し続けて試合が終わってしまったのだ。神奈川工業は本当に素晴らしいチームだった。闘志あふれ、一体感を持ち、溌剌と激しいプレーをみせた。そんな素晴らしい神奈川工業さんと、反則の少ない気持ちの良い戦いをしたかった。未知の事態に対応できず、落胆と苛立ちだけを募らせた。横須賀高校も私も未熟だったということだ。
アル
『今日は予想以上の応援の数で試合前は少し緊張してしまいましたが無事勝利することができました。少なくともまだ一週間ラグビーができることが素直に嬉しいです。ただ、個人的にはいまいち活躍できなかった感が残ってしまいました。自分もチームもまだまだ強くなる余地はあると思うのでさらに成長していけるように密度のある一週間を過ごしたいと思います。』
はらぶん
『まずは一勝。勝てて良かったです。自分はこの神奈川工業戦で走りきるという目標を立てていたので、バスをもらい最後まで走りきることができたので良かったと思います。また、今回の花園予選までに怪我とかいろいろあったけど、今日グラウンドに立つことができたことに、今まで支えてくれた方々に感謝したいです。来週も自分のやるべき仕事を確認し、次の試合に臨みたいです。 』
大応援団、ありがとうございました!坂東武者の歌声が心を揺さぶりました!
この日はマネージャーがたくさんの試合後補給食を手作りで準備してくれました!自ら考えて行動したことも素晴らしいし、めちゃくちゃ美味しかったです!選手と一緒にマネージャーも着実にステップアップしています!試合のビデオ撮影、このページ用の写真撮影、ウェイトやサイズなどのデータ管理、公式戦用MGオリジナル栄養講習会開催など、本当に頼もしいマネージャーになりました!
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