大きくする 標準 小さくする

ラグビー祭2010 新スタイルで盛大に開催!

2010/09/15

 9月11日、顧問が私(松山)となってから初のラグビー祭が開催された。ラグビー祭に関する思い入れは強く、柏陽時代からかなり力を入れてきたイベントだ。大切にしているコンセプトは、「参加」と「非日常」。OBだけでなくOBや部員の家族が丸ごと参加し、年に一度だけ、日常から外れて思いっきりフェスタを楽しむスタイルを目指している。「祭」と銘打っているからには、誰もが笑顔になる非日常空間を提供したい。「今年はまず様子見」とせずに、オリジナルスタイルに強硬シフトしたのはそんな思いからだった。

 午前中は地区大会(vs追浜)。後半にリザーブ10名を投入するチャレンジメンバーで臨み、課題が多く残るも勝利。一息つく間もなく、2010年度ラグビー祭の開会式がおこなわれた。

100名以上が参加しました!

 

13:00 開会式

1年生紹介 選手17名+MG4名の合計21名が加入しました。

 

13:20 招待試合 vs 横浜修悠館

 20分ハーフで行われ、前半はA。後半は1年生で戦った。1年生はタックルなどで成長を証明するも、Aの試合は全くダメ。12分までエリアもボールも概ね支配していたが、13分ころからパタリと足が止まり、相手の積極的アタックの餌食になって完敗。学習院戦と全く同じ構図。気持ちはあれどフィットネスが足りず崩壊。今後のフィットネス強化の必要性を明確にした。

 

14:10 『シニアOB vs 1年生チーム』 『若手OB紅白戦』   

最高齢出場・70歳です!

 

15:00 コンバージョンキック大会

優勝・沼田さん

「目標はチーム内じゃなくチーム外に持って、高いところを目指してください!」

 

15:20 クイズ大会(保護者会企画)

熊坂父母会長による『横高ラグビーに関する〇×クイズ』

決勝問題 ヒロシvsしずかちゃん

見事に全問正解で優勝!

早稲田大学ラグビー部キティーちゃんストラップ贈呈

 

15:40 ビーチフラッグス大会

 

16:00 ラグビーボーリング大会

 

16:30 閉会式

ラグビー祭2010MVP・三富さん

「現役にはまだ負けません!」

あらたに導入された『二世ラグビー祝い金』

締めは坂東武者斉唱!

おっちゃん

「あらためて横高ラグビー部の歴史の長さを感じることができました。ちっちゃい子たちと遊ぶのは本当に久しぶりで、最初はとても緊張しましたが、みんなで楽しく遊べたので良かったす。」

ちば

「最後のラグビー祭になりましたが、とても楽しかったです。子供たちと遊んでいると、すでに若々しさを失ったことを痛感しました。自分もいつか子供を連れて参加したいなと思います。」

 

 今までのラグビー祭はOB戦のみだったということなので、横高としては新しいスタイルのラグビー祭となった。もしかしたら内心はOB戦を終えたらビールを飲んでサクッと終わりたかったという方もいたかもしれない。それでもやはり、描く理想に近づきたいと思っている。横高ラグビーを「部活動」ではなく「クラブ」として発展させたい。高校時代の3年間だけでなく、卒業後も永遠に人生の揺るがぬホームポジションとして愛され、いつでも集える場所であり続けるクラブ。生徒の家族もOBの家族もみんなが愛し、外野的応援ではなく参加ができるクラブ。そんな理想郷に近づく一歩目としてのラグビー祭。来年はOBと現役、家族が自然に分かれていたテントを融合させいたい。一つの企画にOB・家族・現役が混ぜこぜになって参加して楽しむ時間を増やしたいと思っている。

 『新参者の分際で大変恐縮ですが、この路線を貫かせていただきたいと思っております。日本一笑顔があふれるラグビー祭にしましょう!来年に向けてよりよきアイデアの提供を、どうぞよろしくお願いいたします。』 

 

 

グランドからホテルに場所を移し、OB総会と歓送迎会を行いました。

前々顧問の坂本先生、前顧問の伊藤先生

今井名誉会長(中央)と元顧問にして現柏陽高校校長・上遠野先生(左)

やはりここでも坂東武者斉唱! 齊藤先生の左は早稲田→リコーの池上選手

岩田新OB会長

『31期=昭和54年卒岩田です。9月11日の総会において、第2代OB会長を拝命しました。半世紀に渡ってOB会を支えてくださった今井名誉会長の労をねぎらい、心から感謝の意を表するとともに、今後のOB会の発展に力を尽くしていく所存です。

 さて、今年度のラグビー祭は、大津グランドに集うすべての人が楽しめる内容を目指し、「コンバージョン大会」や「クイズ大会」などで大いに交流を深めることができました。しかしながら、ラグビー祭のメインはラグビーそのもの・・・。現役vs修悠館を観戦したあと、2種類の交流試合を行いました。1試合目はアンダー16(現役16歳以下)対オーバー45(OB45歳以上)の試合。OBチームは、60代の大先輩をはじめ、ハーフ団は二人合わせて100歳、チームの平均年齢48歳という構成。U16のワイドなライン展開や外のスペースを利用したランには、到底追いつけるはずもなく、2トライを奪われました。しかしながら、FWの狭いギャップをねらった縦突進およびBKのオフロードパス(のつもり)を使ったラインブレイクにより、最短距離の動きで2トライを取りました。結果は14対10・・・。これを通して、試合運びによっては、走力の及ばない相手にも競った試合ができること、そしてコンバージョンキックの大切さを現役に学ばせることができました。

 2試合目は、若手OBの紅白戦。大学体育会でプレーしたOBやブラックホース主力メンバーの華麗な個人技が見られました。松山先生の選んだMOM(マンオブザマッチ)の三富さんはじめ、小澤コーチやブラックホース新キャプテン小松(弟)さんの活躍が、今後のブラックホースを盛り上げてくれるものと楽しみにしています。

 閉会セレモニーでは、オール神奈川に選出されたダイスケキャプテンへの激励金や、ラグビースクール入校祝い金の贈呈の後、全員で「坂東武者」を歌い、幕を閉じました。OB会新体制のスローガン「連携」を具現化できた有意義な一日であったと自画自賛しています。来年度は、より多くのご参加をお待ちしています。 』

 

 

 さて、この翌日は横三地区大会決勝「vs横須賀総合高校」が行われた(2日で3試合という強硬スケジュール…)。相手は横高ラグビー部の一時代を築いた名将・坂本先生が創り上げたチーム。この大会こそが、横三地区最強を決めるプライドをかけた年に一度の決戦だ。総合が「打倒横高」をどれだけ重大な目標に設定し、燃えたぎっているかは想像に易い。ウォーミングアップの時点から、凄まじい気合いをこちらに放って威圧してくる。この試合の意義は色んな意味で大きい。「絶対に負けられない戦い」と設定し、緊張のキックオフを迎えた。

 前半はミスを連発して自滅。エリアもポゼッションも優位に立つも、自滅で25分を浪費してしまった。「0-3」ビハインドでの折り返し。しかし後半はミスの根源を修正し、試合を概ね支配。「12-3」で横三地区大会優勝を決めた。あえて固い運びに徹したためスコアは地味だが、キックオフ直後のPG3点以外は失点の気配もほとんどなく、スコア以上にゲームを支配できた勝利となった。

スミケン・値千金の逆転トライ

「今回はハーフとしてチームに迷惑をかけてしまったので、とりあえず勝てて安心です。小澤コーチも言っていたとおり、これからは負けたら終わり。一日一日をもっと大事にして、少しでも強くなりたいです。」

テツ

「絶対に負けられない試合という面では、全国予選と同等かそれ以上の重圧に感じていたので、心の底から安心しました。だけどまだまだ課題が多いことにも気づかされ、とても充実した試合だったと思います。全国予選まであと1ヶ月。この課題を潰して、悔いの残らないように頑張りたいです。」

バズ

「今回の試合は入りから無駄なペナルティーでPGを奪われてしまいました。そこからはトライこそ取られなかったものの、ミスの連続でペースはつかめませんでした。後半にはスミケンがトライを奪い、流れを引き寄せ、勝つことができました。でも個人的には全くやりたいことができず、悔いの残る試合になってしまいました。花園予選ではこの試合のようなことがおきないように、残りの期間でしっかり自分とチームを高めていきたいです。」

 「負けられない試合」とプレッシャーがかかった試合での勝利。それもビハインドで折り返しながらも冷静なゲームメイクで勝利を手繰り寄せての逆転勝ち。この経験は、花園予選に向けて大きな大きな財産となるだろう。そして何より、そんな戦いの舞台をともに作ってくれた総合高校に感謝!!

 

 

週間カレンダー

22(月)
23(火)
24(水)
25(木)
26(金)
27(土)
28(日)

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード: