神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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『Resistance』 岩田組始動
2011/11/28
稲垣組花園予選終戦の翌朝、岩田組が誕生・始動した。昨年は「キャプテン選び」や「新チームの目標設定」に数日間の議論を重ねてのジワジワスタートだったが、今年は全く議論の必要なし。相模戦直後から「花園出場」と定まっていた。キャプテンは全会一致、問答無用のスキッパー・ケンタ。こちらも議論の余地なし。そんな明快なスタートとなった。
稲垣組の華やかなプレーヤーがすべて残った岩田組。ゆえに周囲の期待は大きいが、タイチたちがどれほど根っこで自分たちを支え、生かしてくれていたかは誰もが想像に易い。岩田組がどうなっていくのか、期待と不安が入り混じる。が、やはり期待の方が大きく、ワクワク感が止まらない。ちょうどタイミングよく後期中間テストの休みに入ったおかげで、じっくりと稲垣組の総括や岩田組のビジョンを立てることができた。
試験も終わった11月24日、セミナーでファーストミーティングが行われた。キャプテン、バイスキャプテンに続き、各班のリーダーが決意表明。1年間、各班が何を目指し、どんなチームを作っていきたいかを熱く語った。
戦術ミーティングでは、稲垣組の敗因分析と岩田組の戦力分析、新しく挑戦する戦術が発表された。今年も戦術構成の原点は「メンバーの見極め」。岩田組のすべての特性と可能性が生きるであろう戦術を考え抜いたものが出来上がった。
ケンタ(キャプテン・ストラテジー班リーダー)
『伝統ある横須賀高校ラグビー部のキャプテンを務めさせてもらえることをとても嬉しく思います。それと同時に、キャプテンとしてチームの看板を背負っていて、自分の行動が「横須賀高校ラグビー部」の行動である重みを再認識しています。部の礎となる存在になれれば、と思っています。
目標は花園出場。距離はわかっています。それが生半可な気持ちで辿り着くことが出来ないものだということも。目標だけで終わって一年後の花園予選で涙を流したくありません。目指す過程に満足して、どこかで諦めたくありません。リアルに。
ストラテジー班(左からトモマサ、拓海、ダイキ、ケンタ、ジュンペイ、カズヤ、リョウヘイ)
新チームが発足して、少し経ちましたが、全員がそう思ってないことを感じています。やる気がない訳ではなく、本気でイメージができていない。悲観してはいません。むしろ当たり前だとすら思います。想像でしかない世界。あんなに強かった先輩たちが届かなかった世界。新たな領域、それも険しい道のりだとしたら、心からそんなものを目指すのは難しい事ではないかと思います。でも絶対、みんなに思わせてやるから。花園へ行きたいんだ、と。
最後になってしまいましたが、たくさんのOB、保護者をはじめ、部を支えてくださっている全ての方に感謝の気持ちを忘れず、勝利という結果を持って恩返ししていきたいと思います。応援よろしくお願いします。』
ジュンペイ(FWバイスキャプテン)
『岩田組のFWのバイスキャプテンになりましたジュンペイです。これまで長島先輩や岸先輩など激しいプレーでチームを引っ張ってくれた先輩たちの後なので、少し不安もありますが、むしろそんな先輩たちのを超えられるようなプレーヤーになれるよう努力していきたいと思います。稲垣組から受け継いだ根性とタックル。それを大切にして、日々の練習、ウエイトトレーニングを積み重ねて去年のFWを超えていきたいです。まだ至らない部分もありますが、チームを引っ張っていけるバイスキャプテンとなれるよう頑張りたいと思います。』
ダイキ(BKバイスキャプテン)
『バイスキャプテンに選ばれて光栄に思います。自分たちの代になって、このチームがどこまで行けるのかとても楽しみです。BKの中心としてみんなを引っ張って行きます。よろしくお願いします。』
ストレングス班(左からマサシ、ジュン、ユウマ)
ジュン(ストレングス班リーダー)
『横高と言えば強いフィジカルであり、これこそが私立に自分達が勝てるものだと思います。しかし、花園を目指すからには今まで以上の筋力が必要です。自分がストレングスになったからには、個々の必要な筋力を追求するとともに日々のトレーニングを充実させ、試合で爆発的な力を出せるような筋肉を作ります。速く走れて倒れないバックス、強く激しく、そして走れるタフなフォワードを目指します!』
モラル班(左からシュンペイ、ゲル)
シュンペイ(モラル班リーダー・主務)
『みんなが"横須賀高校ラグビー部"に誇りをもてるように、ラグビーだけでなく生活面でも細かいところまで呼びかけをしていきたいです。そのためにも、まずは自分が自覚をもった行動を心がけます。』
パッション班(左からリョウゴ、リョウイチ、ユウスケ、中央前がシュウヘイ)
リョウイチ(パッション班リーダー)
『自分は初めてのパッションですが一番大きな声を一番はじめに出してチームの雰囲気が落ち込んでいる時や練習が続いている時に盛り上げていきます。さらにチームとしてのメンタルの状態をみてそれに見合ったワードを出していければと思います。また盛り上げるだけでなく緊張のしすぎや張り詰めすぎている時はそれを緩めていく事もしていけたらいいと思います。そして一年生としっかりと連携を取っていって組織として動かして学年の隔たりなく盛り上がっていきます。
最後の花園予選までアゲアゲの精神を忘れずに、他のチームや自分のチームさらには応援に来てくださっている方々にまでうるさいと思われるぐらいにまでなれれば最高です。』
ミーティングの最後に発表されたのは、チームのテーマワード。ストラテジー班が熟考し、最高最適なワードが生まれた。
「Resistance(レジスタンス)」。訳すと、抵抗、反抗、不屈、抗う。
神奈川県高校ラグビー界は、ついにはベスト16からも全日公立高校が横高以外にいなくなってしまった。人材と環境に恵まれた私立高校だけが生き残る。そんな神奈川情勢に、横高は絶対に抗う。私立のような中学生リクルート制度や人工芝などはありはしないが、一般入試を突破した普通の高校生が文武両道を実践しながらも、絶対に言い訳せずにエリート私立に堂々と抵抗し、打ち負かして見せる。
その過程で、チームの限界、自分自身の限界も絶対に認めない。一人ひとりが己の限界に対して抗い続ける。「Resistance」そんな想いをこめた言葉。
東海大相模に敗れ稲垣組が終わった直後のケンタ
目標への距離、己の姿、残された時間。どこまでもリアルに勝利を目指したい。壁が高く分厚いことは百も承知。闘将・ケンタを先頭に、抗い続ける1年間が始まった。
稲垣組の華やかなプレーヤーがすべて残った岩田組。ゆえに周囲の期待は大きいが、タイチたちがどれほど根っこで自分たちを支え、生かしてくれていたかは誰もが想像に易い。岩田組がどうなっていくのか、期待と不安が入り混じる。が、やはり期待の方が大きく、ワクワク感が止まらない。ちょうどタイミングよく後期中間テストの休みに入ったおかげで、じっくりと稲垣組の総括や岩田組のビジョンを立てることができた。
試験も終わった11月24日、セミナーでファーストミーティングが行われた。キャプテン、バイスキャプテンに続き、各班のリーダーが決意表明。1年間、各班が何を目指し、どんなチームを作っていきたいかを熱く語った。
戦術ミーティングでは、稲垣組の敗因分析と岩田組の戦力分析、新しく挑戦する戦術が発表された。今年も戦術構成の原点は「メンバーの見極め」。岩田組のすべての特性と可能性が生きるであろう戦術を考え抜いたものが出来上がった。
ケンタ(キャプテン・ストラテジー班リーダー)
『伝統ある横須賀高校ラグビー部のキャプテンを務めさせてもらえることをとても嬉しく思います。それと同時に、キャプテンとしてチームの看板を背負っていて、自分の行動が「横須賀高校ラグビー部」の行動である重みを再認識しています。部の礎となる存在になれれば、と思っています。
目標は花園出場。距離はわかっています。それが生半可な気持ちで辿り着くことが出来ないものだということも。目標だけで終わって一年後の花園予選で涙を流したくありません。目指す過程に満足して、どこかで諦めたくありません。リアルに。
ストラテジー班(左からトモマサ、拓海、ダイキ、ケンタ、ジュンペイ、カズヤ、リョウヘイ)
新チームが発足して、少し経ちましたが、全員がそう思ってないことを感じています。やる気がない訳ではなく、本気でイメージができていない。悲観してはいません。むしろ当たり前だとすら思います。想像でしかない世界。あんなに強かった先輩たちが届かなかった世界。新たな領域、それも険しい道のりだとしたら、心からそんなものを目指すのは難しい事ではないかと思います。でも絶対、みんなに思わせてやるから。花園へ行きたいんだ、と。
最後になってしまいましたが、たくさんのOB、保護者をはじめ、部を支えてくださっている全ての方に感謝の気持ちを忘れず、勝利という結果を持って恩返ししていきたいと思います。応援よろしくお願いします。』
ジュンペイ(FWバイスキャプテン)
『岩田組のFWのバイスキャプテンになりましたジュンペイです。これまで長島先輩や岸先輩など激しいプレーでチームを引っ張ってくれた先輩たちの後なので、少し不安もありますが、むしろそんな先輩たちのを超えられるようなプレーヤーになれるよう努力していきたいと思います。稲垣組から受け継いだ根性とタックル。それを大切にして、日々の練習、ウエイトトレーニングを積み重ねて去年のFWを超えていきたいです。まだ至らない部分もありますが、チームを引っ張っていけるバイスキャプテンとなれるよう頑張りたいと思います。』
ダイキ(BKバイスキャプテン)
『バイスキャプテンに選ばれて光栄に思います。自分たちの代になって、このチームがどこまで行けるのかとても楽しみです。BKの中心としてみんなを引っ張って行きます。よろしくお願いします。』
ストレングス班(左からマサシ、ジュン、ユウマ)
ジュン(ストレングス班リーダー)
『横高と言えば強いフィジカルであり、これこそが私立に自分達が勝てるものだと思います。しかし、花園を目指すからには今まで以上の筋力が必要です。自分がストレングスになったからには、個々の必要な筋力を追求するとともに日々のトレーニングを充実させ、試合で爆発的な力を出せるような筋肉を作ります。速く走れて倒れないバックス、強く激しく、そして走れるタフなフォワードを目指します!』
モラル班(左からシュンペイ、ゲル)
シュンペイ(モラル班リーダー・主務)
『みんなが"横須賀高校ラグビー部"に誇りをもてるように、ラグビーだけでなく生活面でも細かいところまで呼びかけをしていきたいです。そのためにも、まずは自分が自覚をもった行動を心がけます。』
パッション班(左からリョウゴ、リョウイチ、ユウスケ、中央前がシュウヘイ)
リョウイチ(パッション班リーダー)
『自分は初めてのパッションですが一番大きな声を一番はじめに出してチームの雰囲気が落ち込んでいる時や練習が続いている時に盛り上げていきます。さらにチームとしてのメンタルの状態をみてそれに見合ったワードを出していければと思います。また盛り上げるだけでなく緊張のしすぎや張り詰めすぎている時はそれを緩めていく事もしていけたらいいと思います。そして一年生としっかりと連携を取っていって組織として動かして学年の隔たりなく盛り上がっていきます。
最後の花園予選までアゲアゲの精神を忘れずに、他のチームや自分のチームさらには応援に来てくださっている方々にまでうるさいと思われるぐらいにまでなれれば最高です。』
ミーティングの最後に発表されたのは、チームのテーマワード。ストラテジー班が熟考し、最高最適なワードが生まれた。
「Resistance(レジスタンス)」。訳すと、抵抗、反抗、不屈、抗う。
神奈川県高校ラグビー界は、ついにはベスト16からも全日公立高校が横高以外にいなくなってしまった。人材と環境に恵まれた私立高校だけが生き残る。そんな神奈川情勢に、横高は絶対に抗う。私立のような中学生リクルート制度や人工芝などはありはしないが、一般入試を突破した普通の高校生が文武両道を実践しながらも、絶対に言い訳せずにエリート私立に堂々と抵抗し、打ち負かして見せる。
その過程で、チームの限界、自分自身の限界も絶対に認めない。一人ひとりが己の限界に対して抗い続ける。「Resistance」そんな想いをこめた言葉。
東海大相模に敗れ稲垣組が終わった直後のケンタ
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