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冬合宿2011 『チャレンジャー』

2011/12/29

 岩田組始動から早くも約1ヶ月半が経過した冬休み。チームは他の私立校に追いつき追い越すための冬合宿を行った。と言っても県や学校の規定(情勢)から、合宿は年間でたったの4泊5日しかできない。だから合宿と銘打った「通いの二部練」。慶應など私立強豪校が年間に30日近く合宿や遠征を行っていることを羨んでも仕方がなく、与えられた環境の中でベストを尽くし、言い訳なく勝負と向き合うだけだ。
 25日の岩田組ファーストゲーム「vs慶應」から始まり、26~28まで午前午後の二部練。昼食も「合宿」ばりに必ず全員で集まって食べ、28日も午後まで4日間、実り多き練習をやり抜いた。
 
25日 vs慶應高校
 岩田組がどれほどの力を持つのかを計る大切な初試合。しかし残念ながらケガ人が多く準備不足。前半は慶應の高い基礎スキルと安定した戦術の前に沈黙。セットプレーの経験という収穫はあったものの、0本対3本で折り返した。
 後半は相手がメンバーを落としたこともあって逆襲。4本対1本で終え、トータル24-26でゲームを終えた。慶應に上手く戦われた感はあったが、課題ははっきりと露見した。強みで上手く戦い勝利を手繰り寄せる底力のあった稲垣組とは異なり、岩田組はチャレンジャーとして多岐に渡って克服していかなければならない。ただ、その過程が楽しくワクワクするものでもある。これから始まる3日間6回の練習で、さっそく克服していくだけだ。

ケンタ
『自分達の代になって初の試合を勝利で飾れなかったのはすごく悔しいです。試合中、一人一人の意識のギャップを感じました。秘めたる闘志 も結構だけど、表面化してほしい。プレーに出して欲しい。自分のプレーだけでまだ引っ張れてないのは否めない所ですが、もっとメンバーの一員という意識をみんなにもって欲しいと思いました。課題がたくさんあるのはのびしろがまだあるという事だと思うので、悲観せず着実と進んでいきたいです。』 

カズヤ
『新チームになって初の試合でたくさんの課題が見つかりました。自分のミスも多かったけど、チームのやりたいこともうまくできず崩される場面がありました。新人戦まで残り短いですが横須賀高校が強力FWのチームと呼ばれるよう、一丸となって頑張ります。』
 
トモマサ
『新チームの初戦ということで、昨日まで半分緊張、半分楽しみにしていました。個人としては落ち着いて視野を広くという目標でしたがなかなか練習通りにプレー出来ず、課題がたくさん見つかりました。自分のことで一杯にならず、周りに声をかけることは出来たと思います。明日からの冬合宿で改善していきたいです。』
 


26日 二部練
 午前中は慶應戦のビデオミーティングと慶應戦反省練習。午後はチームDFとチームアタックといった組織練習。練習後に誰もが「これは他校よりいい練習ができたはず」と胸を張れるいい内容となった。

OB会の皆様、ありがとうございます!新スクラムマシン、最高です!!

 
27日 二部練(午後、一部メンバーは日藤修行)
 午前8時から練習開始。この日もチームスキルを中心に取り組んだ。ゲームで起こる状況を想定し、稲垣組のように整理された手順で判断、実行できるように反復練習を行った。
 午後は二年生対象の神奈川県強化練習会。会場の日大藤沢には50名の強化選手が集まった。横高からは6名が参加。他校のエースたちとプレー・勝負した。
 練習会終了後は、日大藤沢と合同スクラム練習。チーム内ではなかなかできないライブスクラムを組み込んだ。
 

28日 二部練(練習納め)
 充実の冬合宿もあっという間に最終日。午前中は早稲田大学現役選手3名が横高を訪れ、チーム作りを助けてくれた。3度目となる大峯選手(福岡県立東筑高校)、荻野選手(神奈川県立柏陽高校)。加えて今回は山本選手(東京都立武蔵高校)。今や花園エリートが集うようになった早稲田で戦う、貴重な公立高校出身選手たちだ。
 アタックDFではBに入ってプレーし、相手から見たAの弱い個所、できていない箇所などを的確に指摘。練習後半にはそれらを意識することで、ステップアップを実感することができた。FWBK分かれ練習では、「早稲田のメニュー」「早稲田のスキル」などを事細かにコーチングしてくれた。2011年は「斉藤(OB)、筒井(OB)、土屋、下平、大峯、荻野、山本」という7名の早稲田現役選手、長井FBコーチにお世話になることができた。早稲田の皆様、本当にありがとうございます!



 いよいよ最後の午後練習。この合宿で取り組んだチームスキルとスクラム練習に取り組み、最後はアゲアゲでランパス。締めは全員ランパス&キャプテントライ、坂東武者斉唱。2011年を感謝の気持ちと共に締めくくった。




マネージャー製サプライズドリンクの強奪戦・・・。

 1月9日は新人戦初戦、関東六浦戦。今年の関東六浦はノーシード最強どころか、シード校の大半よりも強いと評判される強豪チーム。不運なケガ人を多数抱えてしまった横高にとっては大きな試練でもあり、完全にチャレンジャーと割り切れる試合。横高らしく、岩田組らしく、挑みかかる。







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