神奈川県立横須賀高校ラグビー部

　４月１８日、2010年度新入生の入部式が行われた。振り返ればかなり苦戦した今年の勧誘活動。入学式の日から必死でアピールするも、「平日がほとんど雨」という不運と、（例年よりも強引さがなくなった？）上級生のお人よしな性格があいまって、なかなか部員が集まらない。過去最多の６人の経験者がいることは、この学年に魅惑的な未来が待っていることを期待させる。しかし「ラグビーはみんなスタートラインが同じ」を売り文句にする勧誘活動において、「過去最多経験者数」は若干マイナスに働いたのかもしれない。なにはともあれ、追い込まれた上級生たちはいよいよ尻に火がついたかのごとく終盤に猛アタック。その甲斐あって、１７名＋女子MG４名の合計２１人を迎えての入部式を行えることができた。

セミナー和室で行われた式は、上級生自己紹介　→　１年生自己紹介　→　キャプテン、バイスキャプテン挨拶　→　監督・松山の挨拶と続いた。

１年生抱負

JUN

『私は横須賀高校ラグビー部の一員として中学生の時には出来なかった、どんな相手も恐れず力強いプレーで圧倒することを目指します。そのためにも先輩が教えてくれたことや自分で考えたことをすぐに実行できるようにします。』

KFC

『小さい頃から県横ラグビー部に憧れをもっていました。経験者として、学年が早く強くなるように・少しでもチームの力になれるように持てる力をフルに使い、頑張っていきたいです。よろしくお願いします!!』

オリンピック

『僕はこれから常に考えながら練習をしたいと思います。ただこなすだけではなく、何が自分に足りないかなど考えながらやりたいです。あと勉強もしっかりやりたいです。』

おのちゃん

『僕は最初、剣道部に入ろうとしていました。しかし松山先生と仲間達の熱い勧誘もあり、ラグビー部に入ることを決心しました。ラグビー部に入ったからには全力を尽くしてやっていきたいです。まずこれからの目標としては、なまった体を鍛え直し筋肉をつけていきたいと思います。今後はラグビーを一生懸命やり、また楽しんでやっていきたいです。』

おっさん

『ラグビー部に入部するにあたって日々の生活からラグビーをする者にふさわしいように変えていき、その中で日々の練習や礼儀をしっかりこなし早く立派なプレーができるようがんばります。』

からっち

『僕はやっていて凄く楽しい、仲間がたくさんできる、という点でラグビー部に入部しました。ですが、今は先輩たちの試合を見て、自分にもできるかなと、戸惑っています。しかし、先輩たちや同学年の経験者から知識、技術をたくさん吸収し、少しでもチームに貢献できたらなと思っています。よろしくお願いします!!』

SP

『ラグビー初心者なのでわからないことだらけですがどんな練習にも全力でぶつかっていこうと思います!そして,"みんなで楽しくラグビーをやる"ということを忘れず,一生懸命頑張るので,よろしくお願いします!!』

たっくん

『自分はラグビー初心者なのでとりあえず最初は部に慣れてみんなに追いつけるように頑張りたいです。そして、横須賀高校のラグビー部に入ったからには勉強もしっかりして文武両道でやっていくつもりです。』

りょーちん

『自分は足が速いので、それを生かすためにステップなどをきたえて先輩達についていけるようにする。初心者なので基本的なルールは頭に詰め込んで、パスは相手の欲しい位置に出せるまでに上達する。』

ちばちん

『僕は横須賀高校ラグビー部は、1年生の経験者が多くてついていくのがとても大変だと思いますが、その環境を生かして周りの人と切磋琢磨して頑張ろうと思います。また、先輩に追いつけるように努力していきたいです。今月は1年生にとっては経験をたくさん積むいい機会なのでしっかり声を出していきたいです。』

キャプテンから「横高ラグビー部五箇条」について説明

そばかす

『僕はラグビー部に入部するにあたって、筋力upのため生活習慣の改善、時間を見つけてランニングをして体力向上、ポジションやルールを早く覚えてることを目標にしました。』

クライマー

『憧れの横高ラグビー部に入ることができてとても嬉しいです。高校ではいろいろ大変なこと(練習から勉強までいろいろ)もあるでしょうが今年のメンバーなら花園に行けると思います。３年間一生懸命頑張ります。』

いっちー

『まずなによりラグビーを楽しみたいです。そして誰かが点を取るんじゃなくて、みんなで点を取り、みんなで守るようなチームになっていきたいです。個人的な現在の目標は、相手の取りやすいパスを投げる声を出す怪我をしないです。ラグビー部に入ったからには花園目指して３年間頑張ります。』

キャベツ

『僕はラグビーのセンスが無く本当に不器用ですが、この身長と肩の出っ張りを生かして行きたいです。希望ポジションはロックかフランカーです。プレイでの抱負は、相手を完璧に止めるタックルを目指します。あと、接点での体を張るプレイを心がけます。』

まっちゃん

『僕はラグビー初心者ですがラグビーを体験していくなかでラグビーが好きになり入部を決意しました。なのでこの高校生活でラグビーを頑張らなかったことで悔いが残らないように、ラグビーを楽しむ心を忘れずに精一杯頑張っていきたいと思います。』

JP

『まずは中学でもやっていたという事を忘れ、人数も戦術も大幅に増えた１５人制のラグビーを精一杯楽しみたいと思います。また技術的にも肉体的にもレベルアップして、県で上位に入る実力が持てるようになりたいです。』

べジータ

『入部するにあたって、僕は部活と勉強を両立させたいと思っています。なぜなら部活だけに片寄るのは絶対に嫌だと思うからです。これから三年間頑張りたいと思います。』

なぎさ

『私がラグビー部に入部した１番の理由は『とにかく楽しそうだったから。』です。なので、マネージャーとして今よりも『楽しい部活』を目指して、つらい練習の中でも部員さん達を支えていける存在になりたいです。まだまだ仕事で出来ないことも多いですが、１回１回の部活でたくさんのことを学んでいきたいと思っています。』

りほ

『今年はマネージャーの人数が多いので、自分ができる仕事を見つけて、プレイヤーの方々をサポートし、影で支えられるような存在になりたいと思います。これから宜しくお願いします。』

じゅり

『部員さんのサポートを出来る限り頑張っていきたいと思います。マネージャーがたくさんいるので、自分の仕事に責任を持っていきたいです。』

ななほ

『辛い練習の中でも部員さんを精一杯サポートし、自分自身もいろいろなことを学び成長していきたいです。』

　ラグビーを選んでくれた１年生諸君、おめでとう！君たちは絶対に正解だ。ラグビーには人生をたくましく生き抜くために必要なエッセンスがすべて凝縮されている。勇気、智慧、責任、信頼、絆、根気、闘争心、分析力、決断力、思いやり。数えだしたらきりがない。この３年間、きっと弱気になることもあるだろう。そりゃー辛いときもある、痛かったり怖かったりすることもある。でも絶対に辞めないでほしい。目の前の試練から逃げ出して、勉強でも社会でも成功した人などいやしない。騙されたと思ってでも、３年間頑張り抜いてほしい。卒業するとき、パスはそんなにうまくなっていないかもしれない。やっぱり足は速くならなかったかもしれない。しかしそれでも、間違いなく10倍は格好良くなった心と面構えを持った自分と、一生ものの仲間がそこにはいるはずだ。これからヘンテコな楕円の物体を追いかけて泣いたり笑ったりするみんなに、私（松山）が高校生だったころから、ずっと大好きな言葉を送ります。

「ラグビーは少年をいち早く男にし　男に永遠に少年の魂を抱かせてくれる」　

元フランス代表主将　ｼﾞｬﾝ･ﾋﾟｴｰﾙ･ﾘｳﾞ

　大丈夫！先輩たちだって君たちと同じく不安だったし心も体も弱かったさ。仲間と一緒に本気の努力する日々。きっとどんな過ごし方よりも楽しいはずだよ。

横高ラグビー部勧誘のために、たくさんの方がメッセージをくれました。池上選手（５４期）、臼井選手（５６期）、立石選手（５８期）、辻高志さん（早大監督）、川崎大さん（立教大監督）、中竹竜二さん（U20日本代表コーチングコーディネーター、昨年まで早大監督）、藤島大さん（スポーツジャーナリスト、Ｊスポーツラグビー解説者）、心のこもった熱いメッセージをありがとうございました！