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『冷静と充実』 vs桐光学園 

2010/10/23

 ストレスばかりがたまった初戦から1週間、2回戦の桐光学園戦が行われた。シードこそ落ちているものの、部員数は横高を超える約50名。ハンドリングやパスワークを見ても、私立強豪校の風格が漂う。そして何しろ、3月の練習試合で敗れた相手だ。当時ベストの布陣で臨んだわけではなかったらしいが、相手だってベストかどうか分からない。残っているのは「半年前に横高は桐光に負けた」という事実のみだ。

先週以上の大応援団!!ありがとうございました!


 気持ち次第で何が起こるかわからないのが花園予選。「負ければ熊坂組が夢半ばにして終わってしまう」の不安が…。というのは全くに杞憂だった。この1週間、チームに漂うのは不思議なほど落ち着いた自信のみ。感極まる場面が何度もあった初戦前とは全く異なり、落ち着き、それでいて充実感に満ち溢れた時間を送っていた。



11:00 キックオフ

SO・FBに優れたプレーヤーを置く桐光学園相手に、なかなかエリアが取れない。それでも安定したDFからチャンスを生み出し、自慢の快速WTBが走り切って先制。その後は強みを当てれば優位に立てるという実感を得つつも、アタックオプションを絞り込めずにスコアは停滞。前半を12-0で折り返した。



 ハーフタイムに起きている現象を整理し、後半最初に決定打を打った。夏合宿で身にみにつけた「ゲーム理解」「ゲームコントロール」を冷静に的確に体現してトライ。スコアは「17-0」。一般的にはセーフティーリードとは言えない。しかしこの試合は、これで「勝負あり」の確信を得ることができた。それほどDFが素晴らしかったのだ。先週ケガで温存の形をとったNO8たくあんのビッグタックル、我慢と思い切りの使い分けが的確だったBKラインDF。アタック時間は少なくとも、タックルタックルでベンチも観客も明るい顔で盛り上がる。まさに「DF」の勝利。今季一番のDFで、ベスト16入りを決めた。
 

バズ
『3月に負けた相手に対し、ホームグランドで応援がたくさん来てくれたという事もあり、かなり気合いが入った状態で望めました。結果も完封勝利でとても気持ちのいい試合でした。でも自分としては満足のいくプレーが出来ず、少し悔いが残っています。来週はいよいよ目標にしていた湘南工大との試合なので、全力で頑張ります。』
 

ジョジョ
『やっとシード私立との対戦にたどり着きました。応援してくれている人達や後輩達には本来の「挑戦する者」としての横須賀のラグビーを魅せていきたいです。』
 

たくあん(グレートタックル連発!!)
『一回戦は怪我で出場出来なかったのですが、今回はスタメンで出場でき自分の長所を活かせてよかったです。チームのモチベーションも最高の状態だったので良い試合になりました。次の試合も良いモチベーションで臨みたいです。』


抜群の統率力 キャプテンダイスケ
『花園予選という独特の雰囲気で試合をやりチームとして成長出来たと思います。遂に湘南工科とあたることになり自分達の目標までこれました。これからの1週間を濃いものにして絶対勝ちたいです。 』


 やっとたどり着いた。来週はいよいよ県NO3の湘南工大附属戦。この日のために、この60分間のためだけに、努力の日々を重ねてきた。10月31日、1年間苦しみ続けてきた熊坂組が、すべてを懸けて挑みかかる。もちろん、勝つために必要な要素は明確に分かっている。あとはやるだけだ。横高らしく。熊坂組らしく。勝利以外、何もいらない。 


いよいよ勝負のとき!次戦もたくさんの応援の力を貸してください!!


ジャージ授与式で、斉藤先生から激励の唄


横須賀高校応援団による壮行会



壮行会では、ハカ(カマテ)を披露して勝利を誓いました。





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