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菅平二次合宿記 『圧勝街道の最後に』

2011/08/14

 小さな町なのに100を軽く超える数の芝のグランドから、ホイッスルの音と選手たちのコーリング、時に鈍い衝突音が響く。路上の右を見ても左を見ても同種の浅黒い人間しか存在しない。ここはラグビーの聖地・菅平高原。県の規定で4泊5日しかできないが、今年は目いっぱい実戦を詰め込んだ修行的合宿となった。

 オーソドックスなパターンだと、初日と最終日は軽く練習、中3日の午後に試合を組んだとして、合計3試合というところだろう。が、今回は計6試合。練習や山ランニングで絞るわけでなくとも、日々を乗り切るだけで相当な強化につながる。この合宿のテーマは、ゲーム理解とゲームメイクの習得。『エリアコントロール』『テンポコントロール』『タイムコントロール』の3つの軸に横高のセオリーを確立することだ。
 


初日午後
 到着直後の第一戦は群馬の樹徳高校。数年前に花園にも出場している。今年の群馬は東農大二と高崎商業と明和県央が同点という横一線。その高崎商業は関東大会で慶應を下した実力を持っているので、決してレベルが低い争いではない。樹徳はその高崎商業にワントライ差で敗れている。初戦の相手としては、十分緊張して臨むべき相手だ。
 キックオフ。Aのスタメン10人が下級生(BKは全員)の若いメンバー構成。結果はというと、攻守ともに一次合宿の成果を十分に発揮した圧勝。バランスよく攻撃を組み立て、DFで完全に優位に立ち、好機を逃さず仕留め切ることができた。後半メンバーを落としても「69対0」。Bゲームは、平均体重で10kgは軽く上回る相手に対して粘り強さで応戦。最後は相手のフィットネスが切れたところで仕留め、こちらも快勝スタートを切ることができた(36対0)。
 この日のマンオブザマッチはアサト。DFの存在感と旺盛な意欲。まだまだ体が細く弱いが、攻守ともに生き生きとチームに貢献した。

アサト
『前半のウィングでは一本トライがとれたので良かったです。後半のロックではなかなか良いプレーができなかったので、もっと体を強くしていきたいと思いました。今回の合宿では心身どっちも強化して秋に備えたいです。』


 バスを降りて菅平の空気で深呼吸する間もなく始まった初戦。一次合宿の充実がそのまま結果として現れた。いい滑り出し。明日午前の相手は、花園連続出場の高知中央高校。もしかしたら、この合宿で一番の強敵になる可能性が高い。まずは現時点の横高のベストパフォーマンスを出して堂々と戦いたい。


 
2日目午前
 vs高知中央。今やすっかり花園常連校。元JAPANの暴れ馬・大八木淳史さんがコーチを務めることで、メディアに登場することが多い全国区の注目チームだ。選手の大半は関西からの越境入学。昨年よりも部員数も増え、さらに強化が進んだ感を受ける。

 キックオフ。小気味よいパスアウトでアタックを仕替えける高知中央に対し、一次合宿以来成長著しいDFで応戦する。DFとカウンターが安定しているから、エリア戦で完全に優位に立ち、ピンチの気配はほとんどなし。しかし展開は完全に支配しているものの、最後のボールの扱いが情けないほど雑。仕留めきる一歩手前でボールを軽く扱い…。なんとも消化不良な形で終了も、スコア的には「45-0」の完勝。Bは明らかに能力が高い相手に対し、アタックこそ拙すぎる姿を露呈したが、必死のタックルで応戦し「7-5(15分ハーフ)」で辛勝。ABともに連勝となった。

ヒカル
『骨折から復帰し、運動をしていなかった体にはかなりきつい試合になった。チームは今後のアタック、ディフェンスともによいものをつくっていくのによい試合となりました。』



二日目午後
 vs東海大甲府。相手の圓福監督は、私のオーストラリアコーチ資格研修の同期生。しかもお父さんは横須賀高校ラグビー部OBという深い仲だ。高いコーチング力を持ち、東海大甲府に採用されてまだ間がないが、圓福監督の指導のもと、近いうちに山梨は王者日川と挑戦者東海大甲府という構図が確立すると個人的には確信している。

 試合展開は、久々のタイトスタート。スクラムとブレイクダウンのレベルが高く、なかなかボールを取り返させてくれない。これまでの2戦と異なり得点に時間がかかるが、おかげでゲームメイクの格好の訓練となった。安定したDFから一歩ずつ得点を重ねると、前半15分から一気にブレイク。合宿で徹底している新アタックが堅かった相手DF網を切り裂き、あっという間にスコアを伸ばした。25分ハーフで「69-0」。Bは今回もしぶといDFで序盤の劣勢を何とか跳ね返し、「19-17」で終了。二日目を終えて、Aは全試合圧勝零封、Bは粘り強く不格好な勝利。
 
二日目おまけ
 午前の試合を終えて宿に帰ると、駐車場で偶然にもスカウト活動中の立正大学堀越正巳監督と遭遇。堀越さんといえば、早稲田1年時から「堀越・今泉・藤掛」トリオで日本中にその名を轟かせ、2年時にJAPAN入り。卒業後は神戸製鋼V7時代を築き、第3回ワールドカップにも出場(引退までに27キャップ獲得)。繰り出されるパスの球質は唯一無二。日本ラグビー史上最高のSHと言って間違いない。
 そんな堀越さんと久々に話すや(早稲田SHの先輩であり、かつてTV解説で誉めてもらったことがある関係)、「これは最高のチャンスでは!!」と急に思いつき、全速力でリョウヘイとタイヨウを呼びに走った。『堀越さんのパス教えてください!』という唐突で図々しいお願いにも少しのためらいもなく『よし、やろう!』。それから15分程度、近くの駐車場で「日本一(世界一?)のパス」を伝授してもらった。
 私も早稲田のSHとしてパスを追究したが、思いもしなかった斬新な発想が盛りだくさん。見本として放ってもらったパスをキャッチしたが、超高速なのにスポンジのような軽さ!衝撃的。いやなんて贅沢な経験だ!

 
3日目午前
 vs学習院、因縁の相手。というよりRESPECTの対象。昨夏の合宿では好調だった熊坂組が完膚なきまでに叩きのめされた。異常なハイテンションと『おバカ』を賛美する独自の風土。そのくせにラグビーは憎たらしいほど緻密で合理的。そんな学習院から授かった財産「アゲアゲ!」という叫び声は、横高の大切なフレーズとして根付いている。今年は相手の部員不足にケガも続き、13人制という変則ゲームになったが、学習院との試合は必ず言葉にならないほどの価値が生まれる。

 ウォーミングアップから「アゲアゲ」合戦。学習院が声を張り上げて首のトレーニングを始めるや否や、横高も挑発するように(挑発するために)ギリギリまで接近して全く同じトレーニングを限界テンションで行う。「俺らのが強いし迫力あるだろ」と言わんばかりの横高の威嚇に対し「元祖アゲアゲを舐めんなよ」いう学習院の拘りと誇り。この相手にだけは「バカさ」で負けてたまるか。ハーフェイラインを挟んだ異様な威嚇合戦。このアップだけで、目的の半分は達成したのかもしれない。
 試合はというと、昨年の熊坂組のリベンジを達成。キックオフ直後から極端な戦術で挑んでくる学習院に対して冷静に激しく対処し、チャンスはほぼすべて仕留め切った。20分1本で「40-0」の圧勝。2本目はBで臨み(相手は変更なくA)、「5-0」で粘り勝つことができた。

学習院鵜沢監督(一部略)
『我々は今年15人、プレーできるのは13人で合宿に上がりました。それでも試合を組んでくださった横須賀高校に感謝しています。我々は横須賀戦を今年のベストゲームにすべく、秋の大会のことなど考えずにすべてをぶつけるつもりで準備しました。ウォームアップからの両チームのアゲアゲ合戦。すでに試合が始まっているかのような熱い気持ちになりました。そして同時に、アゲアゲ!と叫ぶ横須賀高校に一体感を覚えました。我々熱くしてくれる敵を全力で倒すべく、気持ちは充実しきっていました。試合は学習院のピック&ゴーから始まり、じりじりと進む、緊迫の流れから始まりました。

 しかし、横須賀高校は慌てることなく一つずつタックルをし、再び素早く立ち上がり、ディフェンスの形は崩れませんでした。そうこうするうちにペナルティでターンオーバー。BKで鮮やかにトライ。その後もその流れを断ち切ることはできませんでした。FWとBKが絡み合った素晴らしいラグビーでした。あの仕上がりですと、横須賀高校は秋も勝ち進んいくことと思います。我々も人数を工面して最後の望みをつなぎたいと思います。お互いがんばりましょう。』
 


3日目午後
 vs平工業。合宿もいよいよ後半。満身創痍だがここからの世界が、菅平合宿に来た意味だろう。痛いもきついもみんな同じ。一人だと弱音を吐く状況も、仲間の姿に心奮い立たせ、歯を食いしばって走り、刺さる。

 相手は近年花園にも出ている高校だ。そんなチームに対し、下から目線でチャレンジするのではなく、自信を持って真っ向から衝突し、貫通したい。そんな意志のとおり、真っ向から相手に圧力をかけ続ける試合となった。一次合宿とこの2日で身に着けたATとDF、そしてタックルを堂々と発揮し、20分×2で「46-0」というスコアで快勝することできた。続くB戦(20分×1)は、一戦一戦「男に近づいている子供たち」が相変わらず不格好にも必死で体を張り続け、「17-0」と勝利することができた。
 

4日目午前
 合宿で唯一試合が入っていない貴重な時間は、早稲田大学ラグビー部の練習見学を行った。この日の早稲田のセッションの目的は、個人DFとチームDF。今の横高にとっては絶好の内容だ。個人のタックルスキルやチームDFのシステムなどをしっかり勉強させてもらった。その後は辻監督のはからいで、「まさに今見たものをその場で再現しようとしてみる」時間。たった今早稲田が取り組んだものをすぐにグランドで練習することができた。

 先日横高に来てくれた大峯選手と荻野選手、斉藤先輩も練習後の貴重な時間にわざわざ来てくれ、プレーへのアドバイスと激励の言葉をいただくことができた。いよいよ午後が最終戦。タイチたち3年生にとっては、人生最後の夏合宿試合だ。

 
4日目午後
 最終戦の相手は、茨城県のナンバー4・つくば秀英高校。ナンバー3の常総に横高は春の関東大会で屈しているので、このナンバー4には意地でも負けたくない。加えて最終戦。もう気合いで勝利をつかみ取るしかない。
 試合は、勢いに乗りきれず重い展開。まだまだ経験が必要な抜擢選手の周辺のDFの乱れから2トライ奪われ、合宿全試合零封という期待は崩れ去った。今までOKだったプレーもこの試合はことごとくペナライズ。リズムが作れない。それでも、エリアの応じた攻撃でスコアを何とか伸ばし、「36-12(25分ハーフ)」の勝利で最終戦を締めくくった。ただし、試合後は「全試合零封が崩れ去ったこと」と「レフリングへの対応の遅れ」が選手たちの心に重くのしかかり、なんとも盛り上がりにくい試合となってしまった。

 そして行われた最終試合のBゲーム(20分ハーフ)。この試合が、この合宿で最も熱く、多くの選手が涙を流す感動的な試合になろうとは。Aチームは合宿の全試合を大差で圧勝。Bチームは不格好な僅差での辛勝。つまりこの合宿で横高は一度も負けていない。Aが大勝続きで終わったため、正直言って感情の起伏はここまで全くなかった。
 横高B対つくば秀英B。キックオフ直後から、この合宿で初めての逆境に立たされる。開始早々からあっさり3本のトライを許し、勝負にならないほどの差を見せつけられてしまったのだ。その理由は明白。とくかく体を張らない、タックルしない選手がゲームを崩していた。必死で刺さり続けるヒロシなどがいる一方で、「責任感なし」「ビビッて全く体を張らずに抜かれる」あげく「口だけ。人のせい」トライを奪われたインゴールでは、己が体を張っていないくせにあそこが悪いここが悪いの言い合い。

 ハーフタイム。3年生最後の合宿試合で、感動的なほど魂のプレーを続けるヒロシらがいる一方で、体を張らずに最低なプレーを続けては口を開く選手たちがこの状況を作り出したこと、「横高の選手としてどうこうのレベルではなく、男として許せない」ということを伝えた。
 一人ひとりの中で、何かが壊れた。「3年を勝たせたい。ヒロシらを勝たせてやりたい」そんな気持ち、情けなさ過ぎた自分への怒りと決別への覚悟。様々な感情が入りまじり、プレーが激変。試合展開は前半とは全く違うものになった。
 タックルタックルまたタックル。手にしたボールはシュウヘイとマサシを筆頭に、激しく感情的にひたすら前へ。『ゲームメイク』をテーマに掲げて、「気合いや感情だけで動くな。クリアな意識で正確な判断を」と毎試合繰り返し伝え、淡々と大勝を重ねた合宿。そんな合宿の最後は、感情以外に何も存在しない試合となった。「3年生に勝利をプレゼントしたい」「背中を残したい」「負けるわけにはいかないんだ」「チクショウ、チクショウ」・・・。そこにクリアな意識や正確な判断など、微塵も存在しなかった。ロスタイムラストワンプレー。攻めるつくば秀英。守る横高。ゴールラインまであと50センチの攻防が続く。15人だけでなく、全部員が強い感情で一つになっていた。

 ゴールラインまであと10センチという危機を凌ぎきってノーサイド。3トライ差をひっくり返し「22対17」の大逆転勝利。選手も泣いた。外から叫び続けたAの選手も泣いた。指導者も泣いた。ルールすら覚えていない1年生中心の低レベルなBゲームで。合宿のテーマと正反対のひどいゲームで。しかし「奇跡を起こすとはこういうことか」という、計画不可能な「最後のパーツ」を、圧勝街道の最後にBチームが教えてくれた。


リョウスケ
『ラグビー部に入ってホントによかったと思える試合だった。前半自分は慣れないウィングに入ったのもあって何度か相手に抜かれてしまいチームに迷惑をかけてしまった。またチーム全体もあまりタックルに入れず3トライも許してしまった。でもハーフタイムの先生の言葉で後半はみんな気合いの入ったタックルをして逆転で勝つことが出来た。 この経験をこれからに生かして頑張っていきたいと思う。』

ショウヘイ
『この試合を勝てば合宿全勝という大一番。正直に言うと前半の試合を見ていて、とてもつまらなかった。タックルは一部の人間しかいかなく少数しか体をはれていない。この試合は負けたかなと思ってしまったほどだ。 でもそれは間違っていた。
 ハーフタイムに松山先生に喝をいれられてからの後半のみんなは本当にすごかった。一つ一つのプレーに気迫がこもっていて見ていて本当に楽しかった。言葉では言い表せないものがあった。前半の失点を徐々に取り返して行き、ついに逆転。そしてノーサイド。
 ただただ感動した。3年最後の合宿をこのような素晴らしい形で終わらすことが出来た事をメンバー全員に感謝したい。ありがとう。』


最終日
 いよいよ稲垣組の合宿も最終日。「サプライズか?」「シボリ系か?」「今年は何も粗相はないよな・・・?」様々な憶測が飛び交う中、最後の練習はきっちりした内容を行った。ウォームアップでサッカーを楽しんだ後は、戦術の総復習。最後は『気持ち』のヘッドスピード(いわゆるランパス)。戦い抜いた爽快感。確実に強くなった充実感。笑顔が溢れ、菅平の幸せを満喫する時間を過ごした。

赤羽トレーナーは元全国大会常連チームのキャプテン!


高らかに坂東武者を菅平に響かせた。

1年生

2年生

3年生
 


キャプテン・タイチ
『自分個人としては、ポジションを取ったり取られたりで納得いかない事がありましたが、最後の合宿は全勝という最高の結果が出て本当に良かったです。特にAチームはつくば秀英戦以外は完封して、一次合宿でやってきた事が出来てきたんだなと思いました。でも桐蔭学園を倒すには、まだまだ実力不足です。これからの二ヶ月を大切にしてもっとレベルアップして行きたいです。』
トモマサ(合宿MVP)
『今回の合宿では、ミスを恐れずに積極的なプレーをするよう心掛けました。Aチームではミスは許されないという緊張感はありましたが、いいプレーが出来たときは嬉しかったし、達成感も大きかったです。そして、皆が頑張ったなかMVPに選ばれたことで自信がつきました。5日間で指示の声やキックが前より良くなり、成長することが出来たと思います。これからは、細かいパスミスを無くして、一対一のディフェンスをもっと強くしていきたいです。』

ジュンペイ(FW賞)
『今年の合宿は今までとは違う新しくラグビーだったので、とても楽しみでした。主に成長できたのはATで、特にボールキャリアの意識を改善することができました。DFは自分個人のタックルがイマイチで1on1で倒しきれないところがあり、これからの目標が見えました。全体を通してとてもステップアップできた合宿でした。』

リョウヘイ(BK賞)
『この夏から始めた今までとは全然違う形のラグビーで、難しいこともたくさんあったけど、全勝で合宿を終えることができてよかったです。個人的には簡単なミスが目立ったので、それをなくし、ディフェンスだけでなくアタックでもチームをもっと引っ張っていけるようにレベルアップしていきたいです。この合宿を通して分かった自分の課題をこれからの練習で改善していきます。きつかったけど楽しい合宿でした!』

タツヤ(斉藤先生賞) シュンスケと全試合のワークレート(個人の全プレーを数値化)を取った。
『今回の合宿はとても悔いの残るものとなってしまいました。合宿開始わずか2日目で鎖骨を折ってしまい、試合は1試合しか出場することができませんでした。それからというものは、ただ突っ立って試合を見ているしかなく、皆が頑張っているなか自分はただ立っているということが悔しくてたまりませんでした。これからは、この悔しさをバネに一刻も早く、怪我を完全に治して復帰したいと思います。』
シュウヘイ(赤羽トレーナー賞)
『去年の合宿は2日目にケガをしてしまったので、今年は最後までやり通すことができて良かったです。Aチームでの出場機会も多く、今までにない課題も沢山見つかりました。特に5日間通してディフェンスがひどかったので花園予選に向けてしっかりと練習したいです。また、アタックの面では所々自信を持てるプレーができたので、その強みを活かしていきたいです。』
 
ヒロシ(魂アゲアゲ賞)
『今年の合宿は三年間の中で一番良い合宿でした。全体目標としていたゲームコントロール等の部分や、部員1人ひとりの意識の向上、特に一年生はこの合宿でメンタルが強くなったと思います。自分個人としては、課題が明確に見えたので、これからの練習で早く長所に変えて行きたいと思います。またAとBの差がまだまだ大きいのでAでない部員はこれからの練習にもっと気合いを入れて臨んで欲しいと思います。皆さんお疲れ様でした。』

赤羽トレーナー(左から2番目)
『菅平へのラグビーの合宿は自分自身初めての体験となりました。街全体がラグビー一色となっていて衝撃に近いものを感じました。今回の合宿を通して感じだのは育成世代の成長の速さでした。それはラグビーもそうですが、チームとして全体的なものが一番に感じました。一人一人が自ら色々と考え仲間とともに過ごす生活は大きな成長とともに大きな力を作るんだなと改めて実感させてもらいました。
 合宿では残念ながら2人の骨折者が出てしまいましたが4日間のハードスケジュールをみんなよく頑張ったと思います。最終戦のつくば秀英との試合などは胸撃たれる物がありました。この合宿を通してケアの部分やケガ後の対応なども少しは見てもらえたと思うので、それを生かして花園までケガをしない体を維持して欲しいとおもいます。』

 ゲームメイクをテーマに掲げた合宿。バランスの良いアタック構成で得点力が格段上がった。「横高タックル」という名称で一人一人のDF力も大きく成長した。そして、「理を尽くしても勝負の最後は情」という貴重な経験も積むことができた。順調に大きく飛躍した二回の合宿。OFF明けからの個人強化期間で、さらにステップアップしたい。稲垣組最後の夏も終わり間近。いよいよ秋の抽選会も近づいてきた。最後の秀英B戦のように、一丸となって。自分のために、仲間のために、チームのために。




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