大きくする 標準 小さくする

横須賀市大会初戦 『タックル&ドライブ』

2012/01/29

 1月29日、新人戦を終えてから最初の試合となる横須賀市大会「vs追浜・津久井浜合同」が行われた。会場は美しい天然芝グランドに生まれ変わった修悠館(高等工科学校、昔でいうところの湘南通信・少年工科学校)。冷たい海風を感じながら、11時30分キックオフ。 
 スタメンは1年生が11名という若い布陣。日ごろコツコツと重ねてきた努力と体作りの成果を発揮すべく、「試合に飢えた」選手たちが意気込んで臨んだ。


 公式戦という場で、坂東武者のエンブレムが入ったファーストジャージを身に纏う。相手は合同チームだが、横高ラグビーの名に恥じるプレーは絶対に許されない。試合のテーマは「攻守ともに運動量で圧倒すること」。関東大会予選に向けて強化を続けているパワーとフィットネスをどれだけゲームで生かせるか。経験値も地力も高くないメンバー構成ゆえ劣勢は十分覚悟していたが、試合展開はその予想を完全に裏切る内容となった。 


 数少ないDF場面では、シュンペイやリョウゴらの鋭いタックルでピンチの気配を感じさせない。ATでは「BK・FW・ラン・パス・キック」すべてをバランスよく使い分けるシュンスケの巧みなゲームメイクで相手を翻弄。ゲームキャプテンとして格の差をみせつけたリョウイチ以外は誰がトライを取ったか記憶に残らないほど、チームが機能してのトライを重ねた。


 ベストトライは前半20分、リョウゴのビッグタックルで奪ったボールをエイイチロウが激しくドライブして奪ったトライ。「強気でぶっ刺さる」「強気でオラオラ!と前へ」。岩田組のチーム意志を体現した見事な「タックル&ドライブ」だった。
 後半残り12分で主力Aメンバーを7名同時投入。普段とは異なるポジションでの出場となったが、新たな可能性を想像させる活躍で試合を急加速させた。最終スコアは「74-0」。意欲とフィットネスが全く切れることなく戦い抜いての快勝。地道に努力を重ねてきたBメンバーが成長を証明する結果となった。

アサトはランニング、リョウスケはキックなど、それぞれ長所をアピールした。


リョウイチ(ゲームキャプテン)
『今日は個人として持っていた「勝負をする」という目標ができたと思います。また落ち着いてしっかりとした自分の判断も持ててプレーができました。チームとして掲げていた「倒れない」ということに関しても自分の中でできたと思います。ですがまだまだフィットネスやフィジカルが足りないと感じたので春までに仕上げていきたいと思います。』
 

シュンスケ(右端)
『今回は、初めてのポジションSOで試合に出場しました。ゲームを組み立てる上で 重要な役割を持つポジションでもあり、FWとBKの両方とコミュニケーションを的確にとる必要があるので とても緊張してしました。ゲームテーマである「強く、生き続ける」をチームで 意識できたけれども、やはり個人として、さらに上のレベルを見続けなければならないと再認識した試合でもありました。しかし、自分も納得をできるプレーが 少しずつでも増えてきたので それを自信に変え、さらにステップアップしていきたいです。』

エイイチロウ(中央)
『 スタメンで試合に出れることを発表された時から、毎日ワクワクして、過ごしていました。試合の目標はとにかく、強いタックルをする事とタックルされても倒れずに足をかき続ける事でした。特に倒れずに足をかき続け、強いプレーが出来た事が自信になりました。これからも日々、ウエイトで体を強くして、一人前のプレーヤーになります!』


リョウゴ
『今日の試合は勝てて良かった。タックルがトライに繋がった場面があって良かった。でもハイタックルしてしまったり反省点もたくさんあった。個人練習を充実させて次の試合ではもっと活躍出来るようにしたい。』
 
 決勝の相手は、新人戦と市大会連続で横須賀総合に差をつけて勝利している修悠館。自衛官の卵ゆえ、フィジカル・フィットネス勝負は相手の土俵。ありがたい。喜んで相手の土俵に乗って戦いたい。


 

週間カレンダー

22(月)
23(火)
24(水)
25(木)
26(金)
27(土)
28(日)

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード: