神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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61代目横須賀高校ラグビー部 入部式
2013/05/12
5月5日、青空とラグビーヶ丘に見守られる中、61代目横須賀高校ラグビー部員の入部式が行われた。今年の新入生は選手15名+MG2名の合計17名。4月は関東大会予選の大一番が連続したが、ほとんど全てのウィークデーの練習時間を勧誘と体験ラグビー(接待ラグビー?)に費やした。
全国各地で部員不足による廃部の波が続いている。この神奈川でもかつて100チームあったラグビー部が、いまや僅か40校程度。指導者が来たところは栄え、去ったところは潰れるという切ない状況か。いや、今や指導者がいても存続は難しい。そもそもの生徒数が減少している。子どもや保護者に気質も変わり、かつて「スクールウォーズに憧れて」と人数が集まった時代とは、状況が大きく異なる。ハンパな呼びかけや勧誘では、5人揃えることすら困難だ。強化以上のエネルギーを懸けなければ、存続は危うい。
そんな中で横高の全男子生徒数の10人に1人に当たる15名が集まってくれた。上級生の多大なる勧誘努力、保護者の皆様のご理解、そして勇気を出して一歩踏み出した1年生の心意気に、心から感謝したい。
昨年の新入生(現2年生)は何だかフッカー体型ばかりが揃ってBKが薄くなったが、今年は見事なBK年。1対1の抜き合いやタッチフットでは、上級生のうなり声が尽きないほどの華麗なステップとスケールの大きなランが見られた。
入部式の1週間前に行われた新入生交流タッチフット大会(横須賀、柏陽、追浜、湘南)では、学校史上最高かもしれないほどの高い能力とセンスに恵まれた湘南高校と白熱のバトルを演じた(優勝:横須賀、準優勝:湘南、3位:湘南B、4位:横須賀B)。ちなみに昨年は柏陽の圧勝優勝。横須賀は大敗・・・。
4校の新入生で。アフターファンクションもしっかり行いました。
新入生に忘れないで欲しいことは3つ。
一つ目は、どうか絶対に途中で辞めないで欲しい。横高ラグビーがもたらしてくれるもの。それは最高の思い出、一生涯の仲間、責任感、絆、優しさ、思いやり、根性、自律心、そのほかたくさんあるが、全ては目的として得られるものでなく、辞めずに最後までやりぬいたとき、その過程で手に入ったものだ。途中で辞めて得られるものは何もない。ただ挫折感と諦めたという経験(跡)だけが残ることになる。
格闘球技の特質に、自分は「合わない」と思うこともあるかもしれない。また、何しろ40人以上の若者が集まるのだから、一部のチームメイトとソリが合わないと感じることもあるかもしれない。しかし、「合わない」と簡単に辞める行いは、人生で致命的な癖になってしまう。
「合わない」はずのものが合うようになったとき、そこには自らの変化と成長が存在する。自分という者を早く見くびってはいけない。チームメイトの実は奥深い人間性を、早合点して見切ってはいけない。合わないものが合うようになる味わいと充実感を、どうか焦らずに堪能して欲しい。
何だか回りくどい表現を使ってしまったので元に戻ると、どうか腹をくくって「辞めない」という目標を意地でも達成して欲しい。それだけできっと多くの宝物が手に入る。横高ラグビー部はそんな組織であると自信を持っているし、それを支えるのは私の一大使命だ。
二つ目は、志を高く持ち続けてほしいということ。人間は自分のイメージする姿を超えることはできない。先日のU20日本代表対NZ(ニュージーランド)学生代表の試合でトライを挙げ、NZが選んだMVPはあの荻野岳志選手(早稲田大)。つい5年前、私が柏陽にいたころに勧誘により入ってきた、みんなと同じ「初心者」だった。どうか自分を見くびることなく、努力と結果には時差が生じることを念頭に、大きなロマンを持って高校ラグビー道を生きていってほしい。
三つ目は、笑いを大切にしてほしいということ。これは関東大会ブロック優勝という横高史上最高の成績を修めて卒業した前キャプテン・岩田健太(立教大)が最後に言い残したことでもある。強いだけなら他の強豪私立の方が強い。岩田組は「いつも笑いが溢れていること」「自分のチームを大好きだという気持ち」、これだけなら横高はどこにも負けないと、全員が信じ切っていた。
日常で、学校行事で、練習前後で、しんどい練習の最中ですら、いつも何かしら笑っていることが横高ラグビーのスタイルだ。この伝統は途絶えてはならない。
アキヒコ
『自分は一年生の中で、ラグビー経験が一番長いです。今まで培ってきた経験を生かしていきたいです。そして体づくりをしっかりして、先輩の中に混じってもいいプレイができるよう、日々努力をしていきたいです。』
カズヒロ
『僕は高校から、ラグビーというスポーツを素直に楽しいと思えたので、横高ラグビー部に入部しました。これからの目標として、努力を惜しまず頑張っていきたいです』
コタロウ
『ぼくは、小さいころから柔道をしていました。しかし、横須賀高校では、新しいスポーツをやってみたいと思い、ラグビー部に入部しました。ぼくは、あまり器用なことが得意ではないですが、柔道で体や精神力を鍛えてきたので、それを生かしていきたいです。』
ジュンキ
『僕は小学校から中学校まで、ずっとサッカー一筋でした。高校では、新しいスポーツに挑戦したいと思ってラグビーを始めました。ルールもわからず始めたので、これから大変だと思いますが、一生懸命練習して、少しでも早く先輩に近づけるように頑張ります。』
ショウ
『私は高校からラグビーを始めました。これからはトレーニングをし、力強い身体になりたいと思います。そして、チームの力になりたいと思います。全力で頑張ります。』
ショウマ
『僕は高校で初めてラグビーをしたので、体力も筋力もまだまだですが、これから頑張っていきたいと思います。』
択海
『もっと速く走れるようになって、もっとがたいがよくなって、試合で活躍できるようになりたいです。』
タツヤ
『僕は、ラグビーを小学生のころから習っていたのですが、パスもキックもタックルも苦手で、自信のもてるプレイがひとつもありません。なので、高校ではスキルをしっかりと身につけて、自分のプレイに自信がもてるように、体づくりや練習を頑張っていきたいと思います。』
トウイ
『自分は中学校で陸上をやっていました。ですが、決められたレーンを走ることに飽きてしまい、最後はダラダラしていました。なので高校では、自由に走りまわれるラグビーをやります。いっぱい食べて、練習して強くなります。よろしくお願いします。』
ユウヤ
『球技はとても下手なのですが、陸上を生かすポジションもあり、自分も生かせる部分があると思うので、強くなってチームの一員として活躍します!』
ハジメ
『まだわからないことが色々ありますが、体を強くしたりして、頑張っていきたいです。よろしくお願いします。』
マコト
『まだまだ入りたてで知らないこともかなりありますが、自分を追い込んで練習に励みたいと思います。まずは、とにかく食べて体重を増やし、ウエイトもして、体づくりをしていきたいと思います。絶対辞めないように頑張ります。』
マサノリ
『僕は今まで剣道しかやってきていないので、まずはルールなどを覚えていきたいです。背が高いことが有利になると思うので、背を活かしていきたいと思っています。』
マサヤ
『僕は、小学校三年生の途中からラグビーをしていました。ウィングでプレイをしていましたが、タックルしか誇れることがなかったため、高校からは、心機一転!ハーフとしてプレイをし、県で一番のプレイヤーを目指して、練習していきたいと思います。』
ヤマト
『私は初心者でラグビーを始めました。これから体づくりを基本としてもっと食べて、強くなりたいです。そして、足ももっと速くなって、誰にも止められないような選手になりたいです。全力で頑張ります!!!』
まりこ
『選手たちがベストな状態でプレイできるよう、誠意を尽くしてサポートしていきます。』
りりか
『はやく仕事を覚えて、県横のラグビー部が少しでも良い方向に向くように、支えていきたいと思います。』
1年生のデビュー戦は、毎年恒例の平塚学園戦。初の公式戦は、その翌週22日の横須賀セブンス。ラグビー人生で一度きりの「初試合」。永久に忘れられない素敵な記憶となる。
おまけ1 『兄弟』
新入部員のカズヒロは2年生WTB・拓未の弟。馬力の兄とキレの弟。レギュラー争いだけは、きっと避けたいはず・・・。
MGまりこはキャプテン・トモマサの妹。よくぞ入ってくれました!
タッチフット交流試合での追浜高校キャプテンは岩田組のFL佐藤駿兵の弟・カンタ。素晴らしいプレーとキャプテンシーでした!
おまけ2 『ミサンガ』
MGから選手へ、手作りミサンガが配られました。みんな子どもらしく喜んでいました。
おまけ3 『ゴールポストカバー』
岩田組の贈呈品として、プロジェクターに続いてポストカバーをいただきました。本当にありがとうございます!大切に使わせていただきます!
おまけ4 『岩田健太、濱須涼平 立教大学ラグビー部へ』
一歩踏み出した勇気に敬服します。後輩たちの希望の光として、頑張れ!
全国各地で部員不足による廃部の波が続いている。この神奈川でもかつて100チームあったラグビー部が、いまや僅か40校程度。指導者が来たところは栄え、去ったところは潰れるという切ない状況か。いや、今や指導者がいても存続は難しい。そもそもの生徒数が減少している。子どもや保護者に気質も変わり、かつて「スクールウォーズに憧れて」と人数が集まった時代とは、状況が大きく異なる。ハンパな呼びかけや勧誘では、5人揃えることすら困難だ。強化以上のエネルギーを懸けなければ、存続は危うい。
そんな中で横高の全男子生徒数の10人に1人に当たる15名が集まってくれた。上級生の多大なる勧誘努力、保護者の皆様のご理解、そして勇気を出して一歩踏み出した1年生の心意気に、心から感謝したい。
昨年の新入生(現2年生)は何だかフッカー体型ばかりが揃ってBKが薄くなったが、今年は見事なBK年。1対1の抜き合いやタッチフットでは、上級生のうなり声が尽きないほどの華麗なステップとスケールの大きなランが見られた。
入部式の1週間前に行われた新入生交流タッチフット大会(横須賀、柏陽、追浜、湘南)では、学校史上最高かもしれないほどの高い能力とセンスに恵まれた湘南高校と白熱のバトルを演じた(優勝:横須賀、準優勝:湘南、3位:湘南B、4位:横須賀B)。ちなみに昨年は柏陽の圧勝優勝。横須賀は大敗・・・。
4校の新入生で。アフターファンクションもしっかり行いました。
新入生に忘れないで欲しいことは3つ。
一つ目は、どうか絶対に途中で辞めないで欲しい。横高ラグビーがもたらしてくれるもの。それは最高の思い出、一生涯の仲間、責任感、絆、優しさ、思いやり、根性、自律心、そのほかたくさんあるが、全ては目的として得られるものでなく、辞めずに最後までやりぬいたとき、その過程で手に入ったものだ。途中で辞めて得られるものは何もない。ただ挫折感と諦めたという経験(跡)だけが残ることになる。
格闘球技の特質に、自分は「合わない」と思うこともあるかもしれない。また、何しろ40人以上の若者が集まるのだから、一部のチームメイトとソリが合わないと感じることもあるかもしれない。しかし、「合わない」と簡単に辞める行いは、人生で致命的な癖になってしまう。
「合わない」はずのものが合うようになったとき、そこには自らの変化と成長が存在する。自分という者を早く見くびってはいけない。チームメイトの実は奥深い人間性を、早合点して見切ってはいけない。合わないものが合うようになる味わいと充実感を、どうか焦らずに堪能して欲しい。
何だか回りくどい表現を使ってしまったので元に戻ると、どうか腹をくくって「辞めない」という目標を意地でも達成して欲しい。それだけできっと多くの宝物が手に入る。横高ラグビー部はそんな組織であると自信を持っているし、それを支えるのは私の一大使命だ。
二つ目は、志を高く持ち続けてほしいということ。人間は自分のイメージする姿を超えることはできない。先日のU20日本代表対NZ(ニュージーランド)学生代表の試合でトライを挙げ、NZが選んだMVPはあの荻野岳志選手(早稲田大)。つい5年前、私が柏陽にいたころに勧誘により入ってきた、みんなと同じ「初心者」だった。どうか自分を見くびることなく、努力と結果には時差が生じることを念頭に、大きなロマンを持って高校ラグビー道を生きていってほしい。
三つ目は、笑いを大切にしてほしいということ。これは関東大会ブロック優勝という横高史上最高の成績を修めて卒業した前キャプテン・岩田健太(立教大)が最後に言い残したことでもある。強いだけなら他の強豪私立の方が強い。岩田組は「いつも笑いが溢れていること」「自分のチームを大好きだという気持ち」、これだけなら横高はどこにも負けないと、全員が信じ切っていた。
日常で、学校行事で、練習前後で、しんどい練習の最中ですら、いつも何かしら笑っていることが横高ラグビーのスタイルだ。この伝統は途絶えてはならない。
アキヒコ
『自分は一年生の中で、ラグビー経験が一番長いです。今まで培ってきた経験を生かしていきたいです。そして体づくりをしっかりして、先輩の中に混じってもいいプレイができるよう、日々努力をしていきたいです。』
カズヒロ
『僕は高校から、ラグビーというスポーツを素直に楽しいと思えたので、横高ラグビー部に入部しました。これからの目標として、努力を惜しまず頑張っていきたいです』
コタロウ
『ぼくは、小さいころから柔道をしていました。しかし、横須賀高校では、新しいスポーツをやってみたいと思い、ラグビー部に入部しました。ぼくは、あまり器用なことが得意ではないですが、柔道で体や精神力を鍛えてきたので、それを生かしていきたいです。』
ジュンキ
『僕は小学校から中学校まで、ずっとサッカー一筋でした。高校では、新しいスポーツに挑戦したいと思ってラグビーを始めました。ルールもわからず始めたので、これから大変だと思いますが、一生懸命練習して、少しでも早く先輩に近づけるように頑張ります。』
ショウ
『私は高校からラグビーを始めました。これからはトレーニングをし、力強い身体になりたいと思います。そして、チームの力になりたいと思います。全力で頑張ります。』
ショウマ
『僕は高校で初めてラグビーをしたので、体力も筋力もまだまだですが、これから頑張っていきたいと思います。』
択海
『もっと速く走れるようになって、もっとがたいがよくなって、試合で活躍できるようになりたいです。』
タツヤ
『僕は、ラグビーを小学生のころから習っていたのですが、パスもキックもタックルも苦手で、自信のもてるプレイがひとつもありません。なので、高校ではスキルをしっかりと身につけて、自分のプレイに自信がもてるように、体づくりや練習を頑張っていきたいと思います。』
トウイ
『自分は中学校で陸上をやっていました。ですが、決められたレーンを走ることに飽きてしまい、最後はダラダラしていました。なので高校では、自由に走りまわれるラグビーをやります。いっぱい食べて、練習して強くなります。よろしくお願いします。』
ユウヤ
『球技はとても下手なのですが、陸上を生かすポジションもあり、自分も生かせる部分があると思うので、強くなってチームの一員として活躍します!』
ハジメ
『まだわからないことが色々ありますが、体を強くしたりして、頑張っていきたいです。よろしくお願いします。』
マコト
『まだまだ入りたてで知らないこともかなりありますが、自分を追い込んで練習に励みたいと思います。まずは、とにかく食べて体重を増やし、ウエイトもして、体づくりをしていきたいと思います。絶対辞めないように頑張ります。』
マサノリ
『僕は今まで剣道しかやってきていないので、まずはルールなどを覚えていきたいです。背が高いことが有利になると思うので、背を活かしていきたいと思っています。』
マサヤ
『僕は、小学校三年生の途中からラグビーをしていました。ウィングでプレイをしていましたが、タックルしか誇れることがなかったため、高校からは、心機一転!ハーフとしてプレイをし、県で一番のプレイヤーを目指して、練習していきたいと思います。』
ヤマト
『私は初心者でラグビーを始めました。これから体づくりを基本としてもっと食べて、強くなりたいです。そして、足ももっと速くなって、誰にも止められないような選手になりたいです。全力で頑張ります!!!』
まりこ
『選手たちがベストな状態でプレイできるよう、誠意を尽くしてサポートしていきます。』
りりか
『はやく仕事を覚えて、県横のラグビー部が少しでも良い方向に向くように、支えていきたいと思います。』
1年生のデビュー戦は、毎年恒例の平塚学園戦。初の公式戦は、その翌週22日の横須賀セブンス。ラグビー人生で一度きりの「初試合」。永久に忘れられない素敵な記憶となる。
おまけ1 『兄弟』
新入部員のカズヒロは2年生WTB・拓未の弟。馬力の兄とキレの弟。レギュラー争いだけは、きっと避けたいはず・・・。
MGまりこはキャプテン・トモマサの妹。よくぞ入ってくれました!
タッチフット交流試合での追浜高校キャプテンは岩田組のFL佐藤駿兵の弟・カンタ。素晴らしいプレーとキャプテンシーでした!
おまけ2 『ミサンガ』
MGから選手へ、手作りミサンガが配られました。みんな子どもらしく喜んでいました。
おまけ3 『ゴールポストカバー』
岩田組の贈呈品として、プロジェクターに続いてポストカバーをいただきました。本当にありがとうございます!大切に使わせていただきます!
おまけ4 『岩田健太、濱須涼平 立教大学ラグビー部へ』
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