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ラグビー祭2014 『故郷でありたい』

2014/09/06

 願いが届いたのか。前日の夜になって天気予報が好転するという意外と珍しい幸運。9月6日、毎年恒例の横高ラグビー祭が大津公園グランドで開催された。

 今年のテーマは『過去最多数のOBが集う日』にすること。招待試合をやめ、一人でも多くのOBが自分の求める強度のラグビーを楽しめるように計画した。参加者が急激に増えることは実は想定していない。多方向に呼びかけ、今年集ってくれたOBたちが「楽しかったぜ!来年はお前も来いよ」と来年に繋げてくれることを、現実的な目標にしていた。


 結果を言うと、多くの方の声掛け協力のおかげで、想定を上回る成功と言っていいだろう。私が赴任してから巣立った熊坂組、稲垣組、岩田組が多く参加してくれたことで、今まで「若手」と位置付けられていた坂本先生時代の
OBたちが、相対的に「中堅」となった。その結果、OB同士の試合でも両チームに十分すぎるリザーブができるほどの数でゲームを楽しむことができた(ゲーム参加者は4ハーフで50名!)。保護者や現役を入れると、全体で150名以上のにぎやかな空間となった。

 

 もう一つ、嬉しかったのは、私が最も来てほしいと願っていた坂本先生より少し前の世代(30代後半~40代中盤)の参加があったことだ。

 その一人が山根康之。15人揃うのも厳しかった頃のOB。実は私の早稲田大学ラグビー部の同期だ。この日、卒業してからおよそ20年ぶりに横高ラグビーに戻った。かつての先輩や後輩とラグビーをプレーし、子どもたちも父と同じ空間で楕円を追って存分に走り回った。

 ラグビー祭の夜、携帯電話に山根からメッセージが届いた。

『松山先生、お疲れ様でした。もうラグビーはやらないと思ってた。3年前、ミスを繰り返す自分に嫌気がさし30年のラグビー人生を終えた。以降何となく距離を置き、ボールに触れることさえなかったけど、今日は本当に楽しかった。ありがとう。また来年も参加するよ。』

何にも代えがたい嬉しいメッセージだった。

 横高ラグビー部は、学校の『部活』ではなく、生涯にわたって一人ひとりが『帰れる場所』『心の故郷』であって欲しいと願っている。その象徴としてのラグビー祭。9月の第一土曜日、『あの日にあの場所に行けば、みんなと会える。昔の自分の幻影を感じ、その一日だけはあの頃の自分に戻るができる。』
そんなラグビー祭にしていきたい。

 山根のように、卒業後に横高ラグビーに明確な理由なく距離ができてしまったOBたちに横高ラグビーファミリーがいつでも帰ることのできる場所であることを感じて欲しい。OBの皆様、来年またさらに多くのOBをこの幸せな空間に呼び戻しましょう!!

 
 

では、あとは写真で流れをお楽しみください!

午前中は横須賀ラグビースクールと「横高ラグビー教室」
その後は恒例の「ラグビークイズ大会」

OB会に購入していただいた新セカンドジャージ披露。

新入生紹介。今年は気合が入ってました!

開会式で小松君の結婚報告!小松君は見事に教員採用試験を合格し、この春から津久井浜高校の教員。いつの日か横高ラグビー部の監督になることでしょう!

今年の目玉!横高生なら誰でもできるはず??あの音楽に合わせてみんなで大日本青年体操!!

ウェイトルームにあった過去のパネル。

この3年間のメディアコピー。ラグマガや新聞など。

現役全員による気合の「ハカ・カパオパンゴ」

青森から夜行で来てくれた長島徹治。実は韓国から直行してくれたOBも!

中学時代の塾の先生・浅井宣人を倒してるコタロウ。


今年も最年長記録更新です!!

チームドクター・高澤先生。いい表情です!

OB保護者も参戦。中野大輝父。来年は大輝も来なさい!


丸山対稲垣、後ろは井ノ口。3代のエースジャンパー対決!

WTBも土橋弘貴、中村啓人、田中凌一の3代トライゲッター対決!

ゲームの最後は美味しく締めくくらせていただきました!


パスコントロール大会。優勝は長島徹治。

ゴールキック大会&ロングキック大会。優勝は中村啓人。

癒しの時間。ファミリーラグビー!


高橋父の知的でしなやかなラン。プリンスタカハシ!!


高らかに坂東武者斉唱。

素敵な時間をありがとうございました!また来年会いましょう!!

 

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