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『初陣』 追浜高校戦

2014/12/08

 高鳴る鼓動。ベタな表現だがそんな感じだ。宇野組が始動して1ヶ月半、いったい我々の実力がいかなるものか。期待と不安が入りまじる中、宇野組初の公式戦である新人戦が開幕した。伊藤組同様、ノーシードなので総当りの予選プールからの戦いだ。

 同じプールに入ったのはお隣の追浜高校と、桐蔭を全国区に育てた名将が率いる桐蔭学園中等教育学校。接戦が予想される相手は桐蔭中等だが、何しろ自分たちの実力が分からないから、追浜戦も油断などできる訳もない。蘇る記憶は昨年の新人戦のあの鎌倉学園戦・・・。「まぁ大丈夫だろ」の戦前の甘い予想は木端微塵。ラストワンプレーでの逆転サヨナラトライという薄氷の勝利だった。

 直前の1週間、正直言って雰囲気は良くなかった。スタメン想定の選手のケガの再発以外にも諸々のネガティブな事情で、22名しかいないチームで追浜戦の登録は僅か18名。残念ながら、ファーストジャージを纏うにふさわしい人間が選ばれたわけではない。部員数が少ないだけだ。「このジャージに恥じないプレー、恥じない人間に」と、今後を期待してのジャージ授与となった。

 新チーム後の練習試合で川和や湘南を圧倒して、公立校にはどこにも負けることはないという自信は持っている。しかし何しろ経験のないメンバーが多数。公式戦経験のある者は半数程度だ。緊張による空回りは想定していた。
 試合内容は、苛立つことはなくとも心も躍らない。停滞感が漂い、盛り上がりどころのない展開となった。強制的にでもテンポを上げて攻め立てたかった。自分たちのエラーでゲームが途絶えることも多かったが、加えて相手の度重なる反則やスクラムの組み方に対するレフリー注意でゲームがブツ切れ。予選プールの前後半はただでさえ短い25分なのに、「ランニングタイム」ということらしく、注意でゲーム時間が減っていく。実質20分ハーフの試合となってしまった。
 最終スコアは「59-0」。0は悪くない結果だが、フラストレーションと課題のみが意識として残り、ノーサイド後も暗い雰囲気に包まれた。


アキヒコ
『まだまだ詰めが甘く、情けない試合でしたが宇野組の初戦を勝利で飾る事ができて素直に嬉しいです。課題も多く見つかりましたがその分成長できるということなので1人1人が意識高く練習していきたいです。』

マサヤ
『初戦を勝ちきれたことは素直に嬉しいですが、多くの課題が浮き彫りになった試合でした。次の桐蔭中等戦に向けて、アタックとディフェンス共に課題を修正して、チームを引っ張れるようにしたいと思います。』

コウダイ
宇野組の初戦を終えました。勝ったものの試合内容としてはとてもよかったと言えるものではありませんでした。

コミュニケーション不足からおこるパスやキャッチミスが多く目立ちフォワードのセットプレーもとりきれずに曖昧になってしまいました。また、それらを修正できずに試合が終わってしまいました。反省点が多くありますが、今から次の試合までになすべきことが明確になったとも言えます。中等戦へ万全の準備を整えていきたいと思います。


 次戦は宇野組にとって決戦となる。相手は昨シーズンからレギュラー8名が残る桐蔭中等。百戦錬磨の名称が率いる好チーム。先日の早明戦に早くもアカクロジャージを身に纏い出場した鶴川選手(昨年まで中等、現早稲田1年生)のように素晴らしい選手はきっと新チームにもいることだろう。タイトなゲームは自分たちの力を引き出してくれる。決して楽でない相手と対戦するくじ運に感謝。この2週間で宇野組の「最初の一皮」を剥きたい。




 

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