神奈川県立横須賀高校ラグビー部
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市大会優勝 『高く跳ぶために』
2015/02/16
より高く跳ぶためには、より深くしゃがんで力を蓄えることも必要だ。新しい戦術へのチャレンジ。一時的に成果やパワーが落ちるのは覚悟のうえだ。いつか飛躍するために、今はミスと反省が必要なのだ。
新人戦から息つく間もなく横須賀市大会が始まった。2月は年間でもっとも体作りに専念できる時期。筋肥大こそが最大のターゲットだが、この市大会から新しいメンバー構成と戦術で戦うことにした。準備は全く不十分だが、春に自信を持って使いこなせる戦術にするためには、実験と検証を繰り返しながら経験を積む必要があると判断したからだ。
1月31日、初戦の相手は追浜高校。想定通りに相手を崩したかに思えたが、まさかのインターセプトで失トライ。出ばなを挫かれた。負の連鎖は始まった。スタイルからちょっと外れただけで、新しいメンバー構成のBKラインが麻痺した。チームの全員が不安なままの軸が通らない配球と攻める方向。単発と行き当たりばったりな選択で、攻めているのに苦しいだけのアタック。
DFではコウヘイが得意のビッグタックルを繰り返したが、チーム全体に反則を我慢するディシプリンが欠如して流れを掴めない。フラストレーションばかりの溜まり、「29-7」でノーサイド。まるで敗れたかのような暗い空気に包まれた。
もちろん、苦しんだのは新しい戦術と新しいメンバー構成だからというだけでは決してない。追浜高校が気迫に満ち溢れ、基本プレーも確かな堂々たるチームだからだろう(キャプテンシーも素晴らしい!)。そのおかげで山ほどの課題を与えてもらった。
追浜戦から2回の実戦経験を積んで迎えた2月14日。横須賀市大会決勝の相手はいつものあの相手だ。横須賀総合高校。「公立で横高はナンバー1でなければならない」「三浦半島内で負けることは許されない」総合戦は、そんな掟との闘いになる。ちょうど1年前のこの日、津田組は「13対13」の引き分け後に大津公園でシボリにあっていた(秋は「36-14」で快勝)。
http://yrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=240
http://yrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=257
ノーホイッスルトライで始まったように、追浜戦より数段経験値の上がったアタックだったが、横須賀総合のDFも最後まで諦めない。理想の型ではなかったが、何とか得点を重ねた前半のラストプレー。タッチに切れば終わりだったが、もう一本奪って相手の息の根を止めようと無理に攻めたアタックが逆襲に遭って失トライ。「26-7」で折り返した。
後半もある程度意図通りに相手を崩したが、最後の仕留めでミスを連発。この試合、ハンドリングエラーは実に「12個」を数え、弾けるようなゲームにすることはできなかった。それでも最終スコアは「47-7」。追浜戦で出せなかったリザーブメンバーも全員出場させることができ、「ミス」という貴重な経験をたくさん積むことができた。
市大会と合同練習、2週間で合計4度の実戦経験を積み、やりたいラグビーのイメージを掴むことができた。春の関東予選に向けて、ここから1ヶ月は再び個の強化だ。フィジカルと基礎プレー、時間はかかるが身につけば揺るぎない力となる。関東予選の勝負の前になって慌ててもどうにかなるものではない。シードとの対戦で一人ひとりに求められるレベルを考えると、時間は実は全くない。
入試に伴う1週間の登校禁止、その後は学年末1週間前と学年末試験の2週間。そんな3週間をいかなるものにするのか。自らの志を具現化し、己が立てた綿密な計画のもとに自律できるか。自分を裏切るも磨き上げるも、全ては一人ひとりの意地とプライドとロマンにかかっている。
ジュンキ
『勝ちはしたもののどちらの試合もミスが多く、失点もしてしまい、課題が残る試合になってしまいました。しかし、個人的には、自分の得意技を十分に出し、何度もラインブレイクすることができたので良かったです。関東予選まで時間がないので、今まで以上に練習に力を入れ、もっとレベルを高めていきたいです。』
ヤマト
『自分的にも大きな意味のある大会となりました。総合戦では、新人戦のときに届かなかったゴールラインにFWの力でトライをとれたことがとても大きなことです。しかし、まだまだ課題があるので次の試合までになおしていきます。』
シュウヘイ
『今回の市大会は、他校との合同練習などを通じて得た課題や新しい戦術を、公式戦というプレッシャーの中で試す貴重な機会でした。プレーヤーとして経験、ゲーム理解をさらに高めて、関東大会予選までに少しでも成長していきたいです。』
おまけ
大学ラグビーもOFFに入り、たくさんのOBが練習に来てくれています。
OBの岩田健太たちがサプライズで誕生日を祝ってくれました。本当にありがとう!
新人戦から息つく間もなく横須賀市大会が始まった。2月は年間でもっとも体作りに専念できる時期。筋肥大こそが最大のターゲットだが、この市大会から新しいメンバー構成と戦術で戦うことにした。準備は全く不十分だが、春に自信を持って使いこなせる戦術にするためには、実験と検証を繰り返しながら経験を積む必要があると判断したからだ。
1月31日、初戦の相手は追浜高校。想定通りに相手を崩したかに思えたが、まさかのインターセプトで失トライ。出ばなを挫かれた。負の連鎖は始まった。スタイルからちょっと外れただけで、新しいメンバー構成のBKラインが麻痺した。チームの全員が不安なままの軸が通らない配球と攻める方向。単発と行き当たりばったりな選択で、攻めているのに苦しいだけのアタック。
DFではコウヘイが得意のビッグタックルを繰り返したが、チーム全体に反則を我慢するディシプリンが欠如して流れを掴めない。フラストレーションばかりの溜まり、「29-7」でノーサイド。まるで敗れたかのような暗い空気に包まれた。
もちろん、苦しんだのは新しい戦術と新しいメンバー構成だからというだけでは決してない。追浜高校が気迫に満ち溢れ、基本プレーも確かな堂々たるチームだからだろう(キャプテンシーも素晴らしい!)。そのおかげで山ほどの課題を与えてもらった。
追浜戦から2回の実戦経験を積んで迎えた2月14日。横須賀市大会決勝の相手はいつものあの相手だ。横須賀総合高校。「公立で横高はナンバー1でなければならない」「三浦半島内で負けることは許されない」総合戦は、そんな掟との闘いになる。ちょうど1年前のこの日、津田組は「13対13」の引き分け後に大津公園でシボリにあっていた(秋は「36-14」で快勝)。
http://yrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=240
http://yrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=257
ノーホイッスルトライで始まったように、追浜戦より数段経験値の上がったアタックだったが、横須賀総合のDFも最後まで諦めない。理想の型ではなかったが、何とか得点を重ねた前半のラストプレー。タッチに切れば終わりだったが、もう一本奪って相手の息の根を止めようと無理に攻めたアタックが逆襲に遭って失トライ。「26-7」で折り返した。
後半もある程度意図通りに相手を崩したが、最後の仕留めでミスを連発。この試合、ハンドリングエラーは実に「12個」を数え、弾けるようなゲームにすることはできなかった。それでも最終スコアは「47-7」。追浜戦で出せなかったリザーブメンバーも全員出場させることができ、「ミス」という貴重な経験をたくさん積むことができた。
市大会と合同練習、2週間で合計4度の実戦経験を積み、やりたいラグビーのイメージを掴むことができた。春の関東予選に向けて、ここから1ヶ月は再び個の強化だ。フィジカルと基礎プレー、時間はかかるが身につけば揺るぎない力となる。関東予選の勝負の前になって慌ててもどうにかなるものではない。シードとの対戦で一人ひとりに求められるレベルを考えると、時間は実は全くない。
入試に伴う1週間の登校禁止、その後は学年末1週間前と学年末試験の2週間。そんな3週間をいかなるものにするのか。自らの志を具現化し、己が立てた綿密な計画のもとに自律できるか。自分を裏切るも磨き上げるも、全ては一人ひとりの意地とプライドとロマンにかかっている。
ジュンキ
『勝ちはしたもののどちらの試合もミスが多く、失点もしてしまい、課題が残る試合になってしまいました。しかし、個人的には、自分の得意技を十分に出し、何度もラインブレイクすることができたので良かったです。関東予選まで時間がないので、今まで以上に練習に力を入れ、もっとレベルを高めていきたいです。』
ヤマト
『自分的にも大きな意味のある大会となりました。総合戦では、新人戦のときに届かなかったゴールラインにFWの力でトライをとれたことがとても大きなことです。しかし、まだまだ課題があるので次の試合までになおしていきます。』
シュウヘイ
『今回の市大会は、他校との合同練習などを通じて得た課題や新しい戦術を、公式戦というプレッシャーの中で試す貴重な機会でした。プレーヤーとして経験、ゲーム理解をさらに高めて、関東大会予選までに少しでも成長していきたいです。』
おまけ
大学ラグビーもOFFに入り、たくさんのOBが練習に来てくれています。
OBの岩田健太たちがサプライズで誕生日を祝ってくれました。本当にありがとう!
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